ヘリカルCT
コードを引きずっていては連続回転はできない。そこでスリップリングといわれるパンタグラフの様な接触式の送電で連続回転を行うことを可能にしたのが次の世代のCTになる。このタイプのCTでは管球を連続して何周でも回転できる。そこで寝台を体軸方向に移動しながら、同時に何周も管球をまわし一定の範囲を一気に撮影できるようになった。
ヘリカルCTとか
らせんCTとかいわれる方法である。これにより肝臓全体とか肺全体とかを、なんとか一回の息度めで撮影できる様になった。しかし厚さ1-2mm程度の薄いスライスだと取れる範囲は限定され、頭部のCTアンギオ等はウィルス動脈輪のみとか限られた範囲の撮影しかできなかった。それでも一呼吸で肺全部とれるなら健診につかって見ようなどということが始まったのもこの頃である。
ここで念を押しておかなければいけないのはなんでもヘリカルモードで取った方がいいわけではないということである。ヘリカル撮影は上下方向にぼかしながら撮影しているわけだから、一断面に限れば画像は寝台を止めて取った方がきれいなのは当然である。動きの問題にならない脳のCTなどはヘリカル対応機でも従来の固定モードで撮るの基本である。
次回MDCTに続く