いつぞや、先々週くらいか。。
流川へ出た日、車を停めて繁華街へ歩いて向かう途中。
信号待ちをしていると、横にいた女が電話で話していた。
「ねえ。うちのこと好きなんでしょ?」
「わかってるんだから。」
「はっきり言ってよ。」
どうやら相手は男で、告白を促している感じだった。
女は気の強そうな感じだったが、表情はもう緩んでいた。
なんともいえない、心からうれしそうな顔。
どうなるんだ?
はっきり言えるのかこの男は?
なんて聞き耳を立てていたら信号が変わり、僕は仕方なく
渡っていった。。
一度だけ振りかえって見たが、女は渡らず話し込んでいる。
いよいよ、クライマックスだったのか?
いやー懐かしいような、甘酸っぱい場面を見た。。。
あの女もたぶん相手の男が好きなのだろう。
そうでなければ、好きとか言わせようとしないだろうし。
やっぱり、言いたくても言えない、というところに言葉、
そして恋愛の価値があるんだよなあ。。
考えてみれば最近の僕は、ちょっとかわいいなと思ったら
とりあえず中途半端な口説き文句を並べ、少ししたら
忘れてしまっている、ということの繰り返しだった。
もう、誰にどんなことを言ったかほとんど憶えていない。
いかんな。。
純粋さ、ひたむきさという、若さの特権を失っている自分に
改めて気が付いた。
もうこれは、取り戻したくても取り戻せない。
39歳の地図。(意味不明)

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