ネタばれがありますので、自己判断でお読みください。○ウォーマシン 1号サントマルコの地では、センチネルのパーツを流用した兵器による大量殺戮が平然と行われていた。市民が殺戮兵器の犠牲になろうとしていた瞬間、一瞬にして兵器をスクラップにし、その場を鎮圧した男がいた。男の名はジム・ローディス。だが人は彼を「ウォーマシン」と呼んだ。その名の如く、戦う機械と化したローディスは一人の男を拠点である衛星基地に拉致する。それは彼の旧友であった。愛する者を救う為、ローディはその男の協力が必要だったのだ……。その頃コロラドでは。ノーマン・オズボーンはある研究施設を制圧した。その施設内のカプセルには、ローディスの完全なる肉体が保管されていたが……。「ダーク・レイン」展開を受けた、怒涛の新タイトル!人体破壊描写がビシバシと凄く、ローディの目からはターゲットのプロファイルまで検索可能だったりと、後味悪い事この上ない。ローディスがサイボーグになった経緯も回想的に挿入されています。○アベンジャーズ・イニシアチブ 20号「ダークレイン」展開というよりは、「シークレット・インベージョン」の後始末期といった印象。スクラル人と入れ替わっていたメンバーを抱えていた為に世間の信用を失う“キャンプ・ハモンド”のメンバー。その新体制。スクラル人にとって替わられていたダムダム達の、ドク・サムソンによるカウンセリング。タスクマスターと互角の腕前を持つミュータント・ゼロの正体、チームを去ったハードボールの行方、使命を全うした「スクラル・キル・クルー」の今後、実はスクラル人だったイエロー・ジャケットと関係を持っていたティグラ、そしてピム博士とディナーを楽しむワスプの正体は何者なのか?更にイエロー・ジャケットに化けていたスクラル人は万が一に備えて、あるトラップを仕掛けておいた。“キャンプ・ハモンド”の研究施設に保管されていたソーのクローン(「シヴィルウォー」事件で使用されたもの)は自己再生を開始していたが……。モザイク模様のように、戦いの後で身も心も傷だらけになった各人が、新しい時勢の中に身の置き場を求める様が、ビターな味わいを醸し出している。○キャプテン・アメリカ 45号移送中の機密物を狙うバトロックと謎のコートの怪人。強敵に敢然と立ち向かう新キャプテン・アメリカ。しかしコートの怪人は全ての攻撃を透り抜けさせてしまう為、ダメージを与える事が出来ない。1968年に、ウィンター・ソルジャーとしてこの怪人と対決した事がある新キャップは、その際に記憶を呼び起こし、左腕の義手から放電攻撃を食らわせる。そこへブラックウィドウが加勢に現れた。彼女は国連本部内に侵入し、移送されていた機密事項を探っていたのだ。その機密物とは死んだはずのオリジナル・ヒューマントーチであったが……。小出しにされる秘密と過去の亡霊を散りばめながらも、アクロバットなアクションを前面に出しているのが小気味よい。まだ新キャプテン・アメリカで引っ張りそうです。○アベンジャーズ/インベーダーズ 7号LMDの反乱に応戦する「シールド」と「マイティ・アベンジャーズ」のところへ、新キャップとスパイダーウーマンが現れる。彼らは囚われの“過去の世界から来たキャプテン・アメリカとサブ・マリナー”を救出する為に赴いたのだ。一方「ニュー・アベンジャーズ」は自体を収拾する為、バッキーとトロを引き連れてコズミック・キューブを探索するが、コズミック・キューブは悪魔デスペイルが手中に収めていた。その頃ヘリキャリアーでは「マイティ・アベンジャーズ」が捕虜となっていたトニー・スタークを救出するが、LMDの一体とアクセスしたトニーは、LMDの反乱を画策した黒幕を知る。そして瀕死の重傷を負ったオリジナル・ヒューマントーチは、夢の中でキャップとサブ・マリナーに覚醒を促すが、目を覚ましたキャップの眼前にいたのは、新キャプテン・アメリカであった。彼の義手をロボットと思い違いをしたキャップは攻撃を仕掛けるが……。既に半分を消化しているはずだが、全然新旧ヒーローの共演になっていない上に、12パートという長さを活かしきっておらず、しかも現行ユニバースの展開からも遅れをとっている。ここで登場するスパイダーウーマンはスクラル人の女王だった事が判明しているし、新キャップと「ニューアベンジャーズ」の共闘は時系列的には一番先のはずなのだが、現行の『ニューアベンジャーズ』誌で行われている。新キャップとブラックウィドウのやり取りもキャップ誌での間柄は無視されているし、今回の黒幕は『マイティ・アベンジャーズ』誌の、初期の展開を踏まえているのか疑問が過ぎる。悪魔デスペイルがクリント・バートンに冥府にいる妻の話をしているが、本当か嘘か別としても、「シークレット・インベージョン」での結末とは食い違いが生じるし、仮にデスペイルの言った事を本当だとすると、現在のモッキンバードは偽者という事になる。これであと5回もあるのかというと、気が遠くなる程の展開の遅さだ。○ジ・インクレディブル・ハーキュリーズ 124号「ニューアマゾニア」に拉致されたアマデウス・チョーを救出する為、ハーキュリーズ、ネイモラ、アテナは力を合わせるが、アーツメはアトラスを召喚してハーキュリーズに対抗する。つか最近の展開はDCの『ワンダーウーマン』の「アマゾン・アタック!」の向こうを張った展開に思えるな。ジョージ・ワシントンが建国の儀の際にアトラスのヴィジョンを見てしまうイントロは圧巻。しかし次回はパラレルワールド発生すか?このテの展開は飽きてるんですけど……。○Xフォース 10号日本の北九州にあるMr.シニスターの秘密施設では、防衛用にクローン生産された「マーロダーズ」と「Xフォース」がレガシーウィルスを巡って死闘を繰り広げていたが、そこへホッジの軍隊が現れ、三つ巴の激しい戦闘となった。X-23はレガシーウィルスを抹消しようとするが深手を負い、自らもウィルスに感染してしまう。自身の肉体ごとウィルスを抹消しようと、溶鉱炉に飛び込もうとする彼女を引き止める手があった。それはエリクサーの手であった。その頃ネバダ砂漠では、ウォーパスがゴーストライダーの手を借りて、デモンベアに戦いを挑んでいた。果してウォーパスに勝機はあるのか?再び彼はチームに復帰する事は出来るのだろうか?エリクサーとX-23の繋がりは、「アカデミーX」の頃を知っているとナカナカ熱い展開で、この辺りはティーン・ヒーローの流れを感じる。ゴーストライダーは人間体になる事もなく活躍自体もらしくない。オカルトヒーローであれば誰でも良かったとも思う。しかし荒野を背景にした、ウォーパスとのワイルドな共闘ぶりは画的に映えるものでカッコ良い。エピローグではロッキー山脈でのウルフスベーンの現状も描写されており、中々多彩な印象です。○ヤングXメン 9号刺青を彫る事によって、彫った相手に超能力を付与できるミュータントの男がいた。「ヤングXメン」の一人インクもミュータントではなく、その能力によってメタヒューマンとなったのだ。その男レオンが作り出してしまったメタヒューマンのギャングは意外に手強く、「ヤングXメン」も苦戦を強いられる。しかし、インクはレオンに新たな刺青を彫らせ、ギャング達を一掃する。その力はなんとフェニックス・フォースであったが……。インクがミュータントでなかった!との事だが、今までも異星人や人造人間がメンバーだった事もあったじゃないか。まぁ、フツーの兄ちゃんっぽいインクが「Xメン」フリークという設定はどうだろうと思うが、いきなりフェニックス・フォースなんて最強クラスの力を持たせて、どうオチをつけるんだろうね。あと表紙にセイバートゥースみたいな人が描かれてますが、実際にはそんなキャラは出てませんのであしからず(苦笑)。○ウルヴァリン:マニフィスト・デスティニィ 3号50年前の記憶を取り戻し、師であったマスター・ポや恋人だったリンの消息を求めてチャイナタウンに赴いたローガンは、そこで「ブラックドラゴン」と呼ばれる秘密結社との戦いに巻き込まれていく……。『燃えよドラゴン』のパロディ風表紙につられて購入。ローガン過去編 in 「チャイナタウンの決闘」てな展開だけど、いきなり3号目から読んだのでよくワカラン箇所も多い。「ソン・オブ・タイガー」の皆さんが登場してるのはポイント高いね。○マーヴルス・アイ・オブ・ザ・カメラ 2号緊急入院したフィル・シェルダンであったが、治療に数年間を要する事を知った彼は病院を退院し、仕事に復帰する。しかし彼が仕事を休んでいる間に、出版社の方でフィルの撮った写真を集めた「マーヴルス」の第2弾として、スーパーヴィランの写真を集めた「メナス」を出版していた。フィルはそこで、自分の“負の遺産”と向き合う事になる。そして時代は新たなるヒーローを要望していた。それは後に“パニッシャー”として知られる人物であったが……。1号目を読んだ際は『マーヴルス』と同じ年代を別の切り口で描くのかと思ってたが、やっぱり『マーヴルス』の続きらしく、次号ではグリム&グリッティの時代の幕開けを暗示させるかのようにパニッシャーが登場する。今回、こういう混乱が生じるのは、モブで描かれるシーンに入念なリサーチがされていないからだろう。今回の場合だとキャップ&ファルコンと共闘している「Xメン」はオリジナル・コスチュームだったりする。ジム・ステランコが『キャプテン・アメリカ』誌と『Xメン』誌の両方に描いていた事実を知っていれば間違いないように思うのだが。しかしフィルは相変わらずピーター・パーカーをJJJの腰巾着のように罵っているのだけど、その直後にスパイダーマンに助けらたりと、本当にピーターってイイ奴だな(笑)。
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