※この記事は昨年2月のことを書いています。
手術が終わって1時間もしたら麻酔が切れて手術部が痛くなってきた。
看護師が痛み止めを置いて行ったけれど我慢できないほどのこともなし。
大きく腫れると聞いていたけどそれほどでもない。
まあ、骨折したときに腫れなかったぐらいだから(笑)
「動かさないように」と言われていたけど、手術着のままだったから
病院で貸してくれているパジャマに着替えたら絆創膏に血がにじんできた。
看護師がきて絆創膏を変えてくれるのかと思ったら、
血がにじんでいる部分をマジックで輪郭をとり、「広がりを見ますから」とのこと。
明日は変えてくれるのかナ?
手術部は痛みのほかに、ジンジンとした感じ。
心臓の鼓動がそのまま手首部分で感じられる。
まあ、動脈と静脈をくっつけちゃったんだから・・・
看護師がやたらに聴診器で手術部の音を聞きに来る。
部屋は4人部屋。
隣のベッドは若い男性。事故か何かで歩けないらしい。
若い奥さんが1日中付き添っている。
バカップルがそのまんま夫婦になった感じ?
斜め向かいは多少ボケが入ったおじいさん。
1日中なにかわめいている。ウルサイ。
私の向かいは空きベッドだったので気兼ねはなかった。
夜になると岡山市内のネオンがよく見える11階の窓際。
もちろん病院内は禁煙なのでタバコは吸えない。
持ってきていた本とTVで時間をつぶす。
自分のことより家のことが気になっていた。
手術から2日目。
担当のT先生がやってきてシャントの音を聞き
「いいですね!いいですね!めずらしい、めずらしい」
と連発する。
このときは何のことかわからなかったが、透析を始めてから意味がわかった。恐ぇ。
手首は腫れてはいないが、動かすと痛い。
指先がすごく冷えて冷たい感じがする。
やっぱり動脈の血液をシャントに取られ、
手のひらの方に流れる血が少なくなっているせいだろうか?
3日目は日曜日。
ニョーボが子供たちを連れてやってきた。
子供たちも私の顔さえ見れば安心したのか、あまり何も話そうとしない。
私の左手を見ても絆創膏があるだけなので
怪我をした程度にしか思っていないのだろう。
ニョーボは着替えを置き、洗濯物を持って帰った。
月曜日からはときおり検査が入り始めた。CT、血液検査、など。
11階病棟の看護師長がやってきた。
少し年配のメガネをかけた痩せ型。
「透析の導入はどこでされるんですか?」
という質問に、「N先生のお世話になるんです」と答えたら
「スタッフを何人か連れて出られるんでしょう?」
「そんなことは なかなか無いことなんですよ」
と、いろいろ話してくれたけど、私はなんにも知らない。
それどころか、自分の透析導入がいつになるのか、どこでするのかさえ知らないモン。
しかし、それから師長さんが何かと私のところにやってくるようになった。
N先生の御威光か(笑)
師長さんが私のシャントの音を聞き、そばにいた看護師に何か言ったと思ったら
その日は 若い看護師がとっかえひっかえ私の音を聴きにきた。
この意味もずいぶん後になって理解できた。