数えてみたら、去年観たのは153本。
映画だけでなく、ドキュメンタリー、オペラ、バレエ、DVD化されたテレビ番組なんかも含む。
やはり5%の原則で、7本選択。
「ハリーの災難」1955年 アルフレッド・ヒッチコック監督
「子供の情景」2007年 ハナ・マフマルバフ監督
「音のない世界で」1992年 ニコラ・フィリベール監督
「リトルショップ・オブ・ホラーズ」1986年 フランク・オズ監督
「ヴェニスの商人」1980年 BBC
「ロメオとジュリエット」2010年 ロイヤル・バレエ
「花言葉」2001年 新国立劇場
「ハリーの災難」はストレートにツボにはまった。サイコやフレンジーなど、他にもヒッチコックを6本くらい見たけど、これが一番面白かった。
これまでに見たヒッチコックで一番好きかもしれない。
「子供の情景」は、学校に行きたくてたまらないアフガンの女の子の話。
阻まれても阻まれても諦めない健気さに、胸が痛くなる。
「音のない世界で」は、フランスのろう者の生活を丁寧にとらえた佳品。
同じ監督の「ぼくの好きな先生」もとてもよかった。
「リトルショップ・オブ・ホラーズ」はちょっと昔のミュージカル映画。
不気味なオードリー2が、怖いのになんか笑っちゃう。
映画はハッピーエンドだけど、元となった舞台版はアンハッピーエンド。
映画の終わり方はややあっけなさすぎるような。そんなにやわじゃないだろう。
舞台版の方が、メッセージは伝わってきた。
「ヴェニスの商人」は、BBC制作のシェイクスピアシリーズの1作。
シェイクスピアの全作品を映像化する試みで、15本を観た。
ウォーレン・ミッチェルのシャイロックが終幕で見せた、絶望的な表情が忘れられない。
「ロメオとジュリエット」は、映画館で見たバレエ。
吉田都さんがロイヤルバレエ団を退団する前の、最後の演目として踊ったジュリエットの映像。
視線が追わなくても、全身でロミオの気配を追っているのがわかる。
テレビがないから映画館で見るしかなかったわけだけど、結果として、大画面で見られたのはよかったかもしれない。
「花言葉」は新国立劇場の情報センターで見た映像。
新国立劇場で上演された演目のいくつかは、この情報センターでは見ることが出来る。
市販されていないので、ここでしか見られない。
「花言葉」は、1963年初演で、作曲家はレンツォ・ロッセリーニ。
私もはじめて聞く作曲家だった。
待って、待って、待ち続けて、花の盛りを棒に振ってしまう、哀れな女の物語。
きちんと掃除されていて居心地も悪くないのに、部屋のどこかにほこりがうっすらとつもっているような、そういう音楽が全編に流れ、女の指の隙間からきらきらしたものだとか透明なものだとかが次々にすり抜けていく。

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