「たらいまわし本のTB企画・第46回「つい、うっかり」」
踏跡
毎回、たらいまわしで主催者が変わり、主催者の出したお題に合致する本を挙げる「たらいまわし本のトラックバック企画」。
(たら本の歴史についてはこちらを参照してください。→
AZ::Blog)
前回、私が主催者を務め、
時々、読書感想文の菊花さまにたらいをぶん投げ・・・いえ、ごろごろと転がして次回主催者をお願いいたしました。
そこで出されましたお題がこちら。
第46回「つい、うっかり」
本にまつわる貴方の「つい、うっかり」なエピソード
または、
「つい、うっかり」が描かれている本を教えてください。
例えば、
本を読んでいたら電車を乗り過ごした。表紙だけ見て本を大人買いした。アマゾンを見ているだけのつもりが購入ボタンをクリックしていた…。そんな「つい、うっかり」エピソード。
あるいは、
「裸足でかけてく、陽気な♪」彼女など、「つい、うっかり」なトボケた登場人物は、小説やマンガの物語を転がす重要なキャラクターとして人気者。そういった人物や事件が登場する本の紹介でもOKです。
うーん、難しい。あっちこっち見回して、とりあえず3冊。
『殺意の集う夜』(西澤保彦 講談社)
悪天候に吹き寄せられるようにして、一組、また一組と山荘に人がやってくる。その数8人。
その中の一人である主人公は、「つい、うっかり」6人をドミノ殺人してしまう。
呆然として、連れの友人がいる部屋に戻ると、友人は殺されていた。
自分は殺していないから、自分が殺した誰かが殺したのだろう。
そうだ、犯人を見つけて、その人に残り全員の殺人容疑も押し付けよう。
どうせ死んでるんだからいいよね。
そんな発想の元に、友人を殺した犯人を見つけるべく、主人公の推理が始まった。
最後に明かされる、8人が山荘に集まった理由に脱力する。
『六つのルンペルシュティルツキン物語』(ヴィヴィアン・ヴァンデ・ヴェルデ 東京創元社)
「うちの娘は藁から黄金をつむぐことが出来ます」
粉屋が王様に「つい、うっかり」自慢したことから話が転がり始める、グリム童話の「ルンペルシュティルツキン」。
でも、どうして粉屋と王様が面識を得たのかとか、どうしてそんなありえない自慢をしたのかとか、ルンペルシュティルツキンはどうして不利な交換条件に応じたのかとか、話のそこかしこに謎が転がっている。
そこいらに合理的な理由をもたせるべく紡がれた、6つの「ルンペルシュティルツキン」の物語。
ルンペルシュティルツキンはもちろん、娘も王様も父親も、一話ごとに違う性格を与えられている。
さっきは娘に王様が困らされていたと思うと、今度は誇大広告気味のパパをしっかり者の娘がフォローする。
からりとした展開が楽しい。
『逆引き広辞苑』(岩波書店)
あれは10年程前の今ごろ。
神保町の古本屋でこの本が安く出ていて、紙の広辞苑は持っていないのにも関わらず、「つい、うっかり」買ってしまった。
辞書好きだし、逆引きの国語辞典でまともなのってこれしかなかったから、うっかりでもなかったのかもしれない。
現在も紙の広辞苑は持っていなくて、当時使っていた大辞林は実家に置いてきた。
今は小型の国語辞典のほかに、CDブックの広辞苑をパソコンに取り込んで使っている。
後方一致検索もできてしまうので、逆引き広辞苑も自宅で長めの眠りについている。

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