「『バンブーブレード』第18話『大会とその後の室江高』感想」
アニメ
ちょっと体調を崩してました。またガンダムが2話まとめてになっちゃうなぁ、これじゃあ。
東城高戦の決着、テーマソング、賞状のお話と盛りだくさんの回でした。一時期のペースの遅さにくらべると凄まじいスピードで話が進んでいきますねえ。詰め込み過ぎのような気もしますが、次回以降のオリジナル回をうまく展開させていくには、余った枠が多ければ多いほどいいのでしょう。
つか、青木さんはやっぱり必殺の朧蜜蜂を使ったのか…。しかしキリノはなんで技名を知っているのだろう。もしかして試合時に青木さんが叫んだのかな?
「朧!蜜!蜂ぃぃぃっ!!!」といった感じで。だとしたら、相変わらず楽しい人だな青木さんは。
『MY TRACK』の演出には死ぬほど笑った。しっかしどう考えても楽譜多すぎだろアレ…。少なくとも一晩であれだけの曲を作れるのはひとつの才能だよね。ついでに言うと、曲そのものはいかにも「素人が作ったような感じの」メロディ。こういうのを作るのは逆に難しいと思うんだけど、こちらも見事でした。そういやハルヒ第1話も凄かったなぁ、そういう演出が。
ま、そこは良かったんですけど…今回の演出では、2か所気になった点がありました。
試合後の小西の描写と、ラストのタマキ父。前者は正直モノローグなしではちょっとわかりにくかったんじゃないかなぁと思います。なので補足として原作のこのシーンのモノローグを書いておきます。
小さい頃の私は自分を抑えられなかった
よくイラついてよく物に当たり壊していた
両親が離婚したせいだろう
手を焼いたおばあちゃんが私を近所の剣道教室に通わせた
少しは落ち着いた子になるようにと
たしかに少しは落ち着くようになったと思う
何より多少才能があったらしくそれなりに強くなった
自信が私を安定させた
しかし強くなればなるほど周りから期待され
されればされるほど重くのしかかるものもある
負けられない試合の時はよくこうやってこもった
逃げたい もうやめたい
勝つ為に色々な手も使った
全て自分を保つ為…
――でも
でももうやめよう
あんな怖い思いをするくらいなら…
すんなり負けた方がよっぽどマシだったよ
強くなろう
剣道をやめるわけにはいかない
だったらもっと強くなろう
強くなれば私も安定する
(みんなに囲まれるタマキのカット)
あのコみたいに――
顔を洗って、疲れきった、でも憑き物のとれたような顔になった小西は、探しにきた三人組と共に戻っていくのですね。さて、先述したようにこのモノローグはアニメでは使われず、小西の回想は映像のみで構成されていました。ただ、あの映像から複雑な小西の背景を一発で読み取れるか?というと、ちょっと疑問符がつくと思います。まあ、モノローグなしでも「これ以上、私を追い詰めないで頂戴」という三人組へのセリフから、自分に対する純粋な思慕の情(その表現のしかたはちょっとアレですが)すらもプレッシャーになっていた小西の精神状態が読み取れなくもないですが。
それと、小西が改心してないように見えます。多かれ少なかれ室江高との戦いで彼女に心の変化はあったでしょうが、このままだと彼女にはまたプレッシャーと戦う日々が待っているのでは。「勝利だけがすべてではない」ということを言いたかったのだと(それはコジローの言葉にも表れている)思いますが、しかしここはわざわざ原作から変更するほどの意味があったのかな?という感じ。尺的にも同じだろうし、変えても変えなくても。ただ、アニメの描写もこれはこれで決して悪くはないです。小西と室江高の対照性がわかりやすく強調されている、という点では(Aパートラストの小西のセリフとか。
この映像そのものとか)。でもそこはわざわざ強調しなくても充分にわかりやすいんですよね、少なくともモノローグをなくした小西の回想よりは。ただ、今後のオリジナル展開で小西と再戦するようなことがあるのであれば、この展開はその試合での小西改心へのフラグとして機能するのではないかな、と思いますね。
んで後者、タマキ父。ここは逆で、セリフなしの方が余韻が出たんじゃないかなぁと思います。そんだけです。
さて次回からはいよいよ完全オリジナル展開。オリジナル話だった合宿回はそつのないデキでしたが、それがずっと続くとなると果たしてどうなるか。正直不安の方が大きいですが、見守ります。

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