2018/8/22

冨二(2」  川柳

今月、77歳になった。
何の感慨もない。
川柳に書いてやろうと思ったが、感慨の無いことを川柳にするのは存外、難題だ。
感慨が無いのだからと、さっさとやめた。

で、爺さんになって居る自分を575で如何様に書くかを冨二に求めたのだが、たしか68歳で逝かれたと―――。
数少ない資料から訊ね出した佳吟

  爺が通り 変てこな黒い影ゆき  中村冨二

1975(昭和50)年の「対流」誌に載っており、50歳代後半の作らしい。
らしいというのは「対流」誌の冨二の作品は旧作をどかどかと新作に混ぜて発表していたので、個々の句の作句が何時であったかが定めがたいのだ。
そしてこの一句は、一般的な老いと、やがて老いが來る自身を混交した書き方てあり、新旧混合の発表の仕方が在ることを持って「爺」の句語の定着が得られた―――と思われる。
冨二のおっさん、なかなかやってくれるなあ―――と、当方などボケはじめになって感心。 



4



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ