今更ながら、1月に小山に行ったときの話の続き。
1月9日付「栃木廃線散歩’12」(
http://gray.ap.teacup.com/unknown/417.html)で、水戸線と東北本線を結ぶ短絡線跡について取り上げました。短絡線跡は駅の南にありますが、それとは反対側、貨物ターミナル跡から北東に向けて延びる引き込み線がある。宇都宮への帰省のさいに見かけて、気にしていたその線路をたどってみたのでした。

小山駅は貨物ターミナルとして機能していましたが、それも今は昔。レールははがされ、再開発の時を待っています。画像右手奥が駅。

陸橋から北側を見る。

屋根の一部が残され、コンテナがまるで壁のように並べられていますが用途は不明。

引き込み線を南向きに撮影。画像奥に小山駅があります。
「駅があんな調子だから、どうせ引き込み線も廃止線だろう、すぐにレールが途切れておしまいさ」とたどり始めたのが間違いだった。

遮断機付きの第一種踏切。

一部の踏切には、線路側に門が設置されている。画像奥は筑波山、だよね? ♪ひーっがしにかすむつーっくばねをードンドンドン
と、なかなか面白い引き込み線なのだが、これが長い長い長い。いつまでたっても終点までたどりつかない。
スマホで地図を確認すると、それなりの距離のところに工場がある。そこが終点だろうと歩き続ける。

途中、雑草に覆われているところもあるが、バラストはまだ新しく、どうやら現役路線らしい。

途中の一部だけ複線になっている。列車交換施設かと思ったが、そのそれほどの頻度で運転している様子もなく……。

終点と目星を付けたあたりにゼロキロポストがあった。となると複線部分は機回し線だろう。
やはり終点か、こちら側を起点としているのだな……と思いたいところだったが。

レールはまだまだ先まで続いている。
再び地図を確認……。
……。
……。
……長ぇ!! 既にかなりの距離を歩いたつもりだったが、まだ全体の半分ほどに過ぎないのだった。この先にはレールに沿う道が無い区間もあり、終点まで辿るのは相当に面倒臭く思えてきた。
とはいえ、ここから駅まで戻るにも適当なバス停は見あたらず、どうせ歩くなら先まで行こうと終点を目指す。

田んぼの中の築堤が大きく弧を描いて川を渡る。こうなると引き込み線ではなく、ちょっとしたローカル線の風情だ。

曲がったレールがまっすぐ伸びる。

またしても機回し線。辿るのは一苦労だがそれ相応に面白い路線だ。
これだけの長大引き込み線なのに、車両を全く見かけなかったり、駅に相当する設備が見あたらないのがちょっと不思議。ゼロキロポストが立つ当たりが本来は駅だったのだろうと思うが。

そしてたどり着いた終点で待っていたのは……。

長物車! そして、

「お願い ※シキ車等を撮影される方の駐車は」云々という看板(笑)。どうやらここは、マニアには有名な場所らしい。
昔、小山駅構内に留置中の長物車はよく見かけたけれど、こちらが本来の巣なんですねぇ。

所有者は「株式会社 高岳製作所」。先刻のゼロキロポストからこっちは同社の専用線なのでしょう。この終点の先で道路を渡り、レールは工場内まで伸びています。
後日、「高岳製作所 専用線」などで検索すると、この引込線についてのきちんとしたレポートが複数ヒットしました。
近くにはバス停があり、1時間に1本間隔ながらタイミング良く駅東口行きのバスがあったので、それに乗って戻りました。

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