多田富雄・石牟礼道子/往復書簡集
「言魂」
免疫学者として世界的に著名な多田富雄と水俣を一貫して書き続けている作家の石牟礼道子との手紙のやり取り。免疫学者にして能楽の作者でもある多田富雄は脳梗塞かつ癌を患いながら書き続け、石牟礼道子もことし81歳でこちらも病をかかえている。それでも二人とも社会の理不尽さに憤りを感じ、訴え続けている。そのなかのことば「
直接手を汚さなかったにしても無関心を装った加害者は多かったでしょう。」
無関心な故に罪無き人達を犠牲者にしてしまうことが繰り返されてきたのだ。
「そんなのカンケーねー」といっては真摯に物事を考えてる人達にたいして冒涜である。知識人としてきっちりその役目を果たされている人に出会うことは一種の救いである。
無関心・無知は罪に匹敵することもあろう。
極限状態で発信し続ける人達には頭が下がるとともに勇気をもらう。

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