2016/2/4

「没落する文明」  
 封殺コンテ終了、21ページになりました。やあさくさく進んでよかった。
 これから気合いれて下書きにはいります。今回、描くのに比較的難儀していた弓生がちみっこになっているので怖いものなし。ってそういうネタです、すみません。

 しかし明るいバトルものを描いていたら、並行してスペの暗いネタがでてきてしまった。ちいさい子供とおとうさんの話。
 足して2で割るようにできているのかもしれない。こっちは18ページ。

                  

 しばらく前に読んだ「没落する文明」(萱野稔人・神里達博著・集英社新書刊)感想をメモメモ。
 畑の違う学者さん2人の対談ものだけど、おおざっぱに自然環境や自然災害が日本人のメンタルに及ぼした影響についての話。

 日本は位置的に地震津波噴火など、それまでの生活を大きくリセットするような大災害が多い国だけど、同時に放っておいても簡単には死なないだけの農耕環境にものすごく恵まれている、

…という話から始まって、地震の少ない時期に発展したいろいろな文化や、■災害によって文化がリセットして他地域にもってかれてしまった経験則、■日本人の政治に対する見方(リスク管理を政権より当事者で行おうとする・中央集権への期待が薄い)などなど。
 これは歴史とか地理とか政治・経済などの社会畑の勉強をする上で、とても興味深い条件づけなんじゃないかと思うのYO。

 前に和辻哲郎の「風土」を読んだとき、ガーデナーとして「そうそう海外旅行に行って一番気になるのは植生!」という興味に答えてくれる本があったんだ!と感激したものだけど、今回のはもっと歴史的・政治的な影響も組み込んだ上で調べてあって更に面白かった。

 個人的に眼を引いたのが、弱者救済に対する日本人の考え方。
 生活がたちゆかない人に対して、公が助けることへの意見を調べると、欧米もアジアもひっくるめた国の比較の中で、日本がダントツに低いというの。
 それは日本人が冷血というより、日本の環境だったら簡単には死なないでしょう、みたいな感覚があるかららしい。
 種を蒔けば当然芽が出るし川や海に行けば絶対食べ物が手に入る、そもそも淡水を手に入れるのに命を懸けなくてもいい。

 だから政治の場で自己責任なんていうとんでもねえ言葉がでてきてもスルーされてたし(これ、対等の立場の人以外が使ったら普通に暴力だと思う)、政治をする側もたとえばヒトラーのように確固たる(よくない)意思を持って進めていくのではなく、特に責任をとらずにずるずる好きなほうに行ってしまった結果が大惨事、というケースが多いという話や、「判らないから参加したくない」という基本スタンスを崩さないなど、思うことはいっぱい。

 一応この本は震災後の指針を考える上でどうするべしか、というテーマでまとめられた本で、巻末のほうにはすごくいい提案も載っているんだけど。
 震災から5年たった今、明らかにまずい方向にずり落ちていっているなと、なんというかとてもやきもきする読後感でした。

 でも今からでも是非!読んで欲しいオススメ本だと思います。(読む気の失せるだらだらトークでごめん。)
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