2017/1/7

100分DE手塚治虫  
 お正月に録画しておいたEテレ番組「100分DE名著・手塚治虫」を見ました。
 ジェンダーの問題、エロスの扱い、ピカレスクっちいストーリーなど、いわゆる清く正しい感動漫画家としてじゃない黒手塚の作品もいろいろ扱ってくれて面白かった。

 コメンテーター数人の中で、本気で手塚ファンだなと感じた人は「このへんは詳しくないけれどこっちは語りたいネタ多い」って話してくれていい感じだったけど、ちょっとマニア度高い人や文化的な比較の為に呼ばれたっぽい「その道のプロ」はすぐ話をまとめようとしちゃうのが残念だな。しかし進行役の伊集院さんは押しかた引き方が上手くて流石でした。

 黒い部分の手塚作品を押しなべて見て、個人的にテーマが90年代っぽいな、と感じたんだ。いや、90年代の漫画・小説・映画が70年代の黒手塚風なのかもな。小学校の高学年から中学生に至るあたりの年代に、ああいう黒い手塚作品に触れた人達が90年代にそれを消化して自分の言葉に再編して作品に昇華させたのかもな。とか勝手な想像をしてました。

 あと、石子順氏の取材された本で手塚先生が語っていた「キャラクターよりストーリーを優先させてしまうから、大きいキャラが物語の屋台を支える「あしたのジョー」みたいな話は自分には描けない」って話。
 昔サークルにいた頃、「ストーりーが先かキャラが先か」って話になった時に、私はストーリーが先で、メインのキャラが話を担ぎきれない時は、式を組み替えたりサブキャラ増やしてがんばってもらうしかないって話したら、会長さんは「自分はまずキャラありきだなあ」と語っていたのを思い出しました。
 キャラ中心だと、話がぐっと印象的になっていいと思うんだ。読み手としてハマる作品もキャラメインの方が断然多いしね!
 でも自分は先に風呂敷が広がってしまってるから、キャラは後からその上に乗っていただくしかなかったのね。キャラのインパクトが弱いっていうのは、だからずっと言われてました。もやっといいお話だったよ!って褒めてはもらえたんだけど(自己弁護てへ。)

 手塚先生は長編だったら断然ストーリーが秀逸だと思うけれど、だけど1話読みきりのブラックジャックなんかはキャラの魅力で毎話引っ張っていっていたんだから、本人が思っていたより引き出しは多いと思うけどな!

 日本の商業アニメーションの先駆けっていうのもよく言われてるし、番組見て先生のアニメに対する愛が大きいのはよく伝わってきたけど、思うに育ちの良すぎた手塚先生が理想を振り回して下手を打ったせいで、今のアニメーターさんたちの貧困の土台が作られてしまったのもまあ事実だよね…。

 もう一人の人の考察にしては引き出し多すぎて100分じゃムリやん〜というオチになるんジャマイカと思いましたYO!やっぱり面白いなあ。

 話は変わって、自分でも誕生日祝いを買ってきました!

クリックすると元のサイズで表示します

 おうし座とおとめ座と山羊座の土性星座時計だYO!ハデな時計欲しかったんだ〜。
4


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ