2017/4/4

寡黙を描く  
 おばあちゃんに誘われたちびちびのおまけで池袋行き。お天気もよくて東京はもう桜まるけでした。

 ポケセンに行ってちっこいアクア団ごっこピカチュウをゲット。
 
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 小説書きの指南の中で、文章や説明を削っていくことの大切さが話題に上っていました。
 漫画でも同じだけど、エピソードの状況が読み手に伝わるように説明するのは出来る限り余計な部分をそぎ落とすべしって話。

 このところ見ているイギリスのドラマ「刑事フォイル」のセリフまわしがとても秀逸で、多分主人公のセリフが極力抑えられているからなのかと納得したんだ。
 戦時中という特殊な時代の中で起こる事件の調査なんだけど、調査のための会話も主人公はほとんど聞き役に徹していて、だんだん喋る側が質問の返答の他に腹の中まで洩れてきて、人間関係が見えてくる。
 謎解きの時も淡々と状況を語るだけなんだけど、怒りも反発も混ぜずに語るので非情な現状が余計に際立つ。
 理不尽に殺されたり容疑を掛けられた人に対しても、語る言葉はごくわずかで、その割にシーンの描写をとても丁寧に映している。
 判り合うために最低限必要な言葉の、研ぎ澄まされた輝きがとても印象強くて、たぶん、だから一言の重みにぐっと感動してしまうんだな。

 正直、説明部分が言葉で書ける小説だったら、こういう寡黙な主人公も描きやすいかもしれない。でも映像で語る部分の大きいドラマで、こういうキャラクターとセリフを使って描くっていうのは、ほんとうに伝える力量がすごいんだなあと思ったんです。
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