2018/3/7

自立漫画  
 ちょっと前に藤田和日郎先生のインタビュー記事読んだんだけど、やっぱり先生好きだーと思ったのが物語の展開手法についての話。
 今描いてる連載作品、いきなり大物エピソードの跡にキャラの話を並行して出しすぎて、話の冒頭としてはどうよって心配になったので全く別の形でプロット書き直したのを用意したけど、編集側はこのままで行きましょうって言ってくれたから出せたそうな。

 編集さんは今まで描いてきた作品の実績があるんだから読者はついてきてくれますよ!って言ってくれたんだけど、それが逆に不安の素みたいらしくて、要は作者が全然無名の人で同じ作品を描いたとしたら、読者はついてきてくれるかな?むしろ作品を作者から切り離して、まったく藤田って漫画家を知らない人が読んだ時に納得してくれるかどうかが、本来の読み方じゃね?

 ってくだりを読んだとき、故やなせたかし先生が西原先生の本かどっかの対談でしてた話を思い出したんだ。

 アンパンマンは最初出版されたとき、出版社からさんざんもうこれだけですよ!って言われながら世に出たけど、読者の子どもたちからはものすごく愛され受け入れられたってのは有名だけど、やなせ先生曰くアンパンマンの読者は常に更新されてるのね。絶対小学校にあがるころには卒業する。
 それでも新しい読者が常に読んでくれるかどうかは、もう作品の力で対応するしかないっていうの。

 どんなに有名な作家だって2つ3つの幼児にとってはネームバリューなんて関係ない、大人が読ませようとしたって、気に入らなければ幼児は読んだりしない。

 でもそもそもまんがってそんなもんじゃないか、っていうの。読んで一番楽しい時期ってのがあって、時間がたてば卒業する。作品によっては大人になってもう一度もどってくるのもよし、子どもが出来たら読んでね!と差し出すもよし。そういう付き合い方が一番やりやすい媒体だなーと思ったんだ。

 そういえば、雑誌が売れない時代にがんばってるっていうコロコロコミックもそのタイプだってしばらく前の新聞記事であったな。うんちうんち言わなくなった年がコロコロ卒業の目安とかなんとか。なるほど判り易い。

 うちでは私が若い頃に読んではまった漫画本、ちびちびは読むかな?と出してみたらがっつりはまったよ!チョイスは「動物のお医者さん」「アタゴオルシリーズ」あと遠藤淑子先生の漫画本。このへん時代を問わない系だとおもーのよ。(他にもオススメしたい作品いっぱいあったけど、嫁入りだ引越しだってやってるうちに減ってしまって残念なり)
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