2019/4/20

創作ガイドライン  
 しばらく前にネットで話題になってた漫画家の楠本まき先生の「漫画作品の性差表現」についての話 を読んで、確かに漫画には記号化されたお母さん像とか女子中高生とか働く女性像がたくさん描かれていたなあ、その刷り込み効果は多大だなって思ったんです。
 でも先生の言う「だからジェンダーバイアス禁止のガイドラインを作るべき」という結論にだけは賛成しかねるんですわ。
 それは女性って性を型に当てはめることで、読み手の女の子(まだ性差の自覚が薄い世代)に思い込みを植えつけることを嫌っての提案だと思うんだけど

 実際の性に対する強い差別感ってのはもっと暴力的なものだと思うのね。

 やっぱり漫画の例になるけど
以前本宮ひろし先生の作品で、地上げをしたいヤクザが目的の土地で店をやってる女の子、あんまりかわいくなくて兄妹を養っている善良な子を追い出すために、部下にその子を暴行させようとする話があったのだ。
 部下はブスだからイヤだとか言うんだけど、ヤクザは暴行すれば女の子は世間がたたき出してくれると嘯くのよ。
 そのシーンに細かい説明はなく、世間が被害者をたたき出すという理不尽が当然のように想定されているのね。

 それはまさに差別を利用した攻撃に他ならないんだけど、決して女の子が女らしいから魅力的だから清純でそそるから危機に晒される訳ではなく、単純に悪意や利権を目的にした暴力な訳よ。

 そしてヘタに「創作作品に対する外部からのガイドライン」を作成しようなどという話になった場合、おそらくお母さんの割烹着などよりこういった暴力装置の方を隠して「現実の予備知識をフィクションから学ぶ」機会の方が隠されるのではないのかなと心配に思うんだよ…

 大体せんだっての違法ダウンロード法の件だって、作ってるほうは自信たっぷりにザルナベ出してきてるんだよ…更にデリケートな性差の表現規制なんてどこの神が作れるつもりだい。
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