2016/12/25

オタクティブノススメ  
 今日の新聞の書評で円城塔氏が書いてた文章。

「1冊の本を読み終えた後で覚えていることは、意外に少ないものだ。そのお話が語られた時制や、語り手の人称などはふつう、思い出せない。
 人間は話の筋や細部の描写を覚えることは得意だが、それ以外は意識にのぼっていなかったりする。作家が工夫するのは、いかにそうした、意識できない、記憶しにくい部分になにかを仕掛けて、どんな効果を引き起こせるかである。」

 読んだ後の考察が楽しいのは、読んで納得・感動している最中には見えなかった、描き手のこの意識にのぼらない工夫の部分を、探し出すことなのかもしれないなと思いました。
 物語を読む楽しみとはまた別の、描かれ方を楽しむ、一粒で2度目の楽しみだと思うのよ。
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