今日のタイトルは、ボブ・ディランの曲名です。
とは言っても、やはりディランの事は関係有りません。
最近再び弾き始めた、ベースの話題を、もう数回〜。
すみません。
そう言えば、以前も「コーヒーもう一杯」という記事を書きましたが、
これもディランの曲名にかけました。
何か、ディランに縁があるなぁ(笑)。
ベースは、あれから少しではありますが、弾き続けています。
ようやく、指がもつれなくなりました(笑)。
しかし、ミストーンが昔より増えてしまい、弾き方押さえ方に問題があります。
うむむ・・・。
さて、楽器店に行き、ようやくベース弦を買いました。
本当なら、少し良いのが欲しかったのですが、何せ久々に弾くのです。
まずは、慣らしと言うことで、格安の物を買いました。
本当に、格安です(笑)。
そして、家で練習するなら、この格安で充分と思いました。
ずっとベースを弾いている人や、こだわりを持つ人には不満大でしょうけれど、
現状、慣らし弾き程度の私には、これで充分です。
そして、久々に行った楽器店。
正直、驚きます。
私が最初にベースを買ったのは、年齢がばれますが1982年。
そして少しブランクの後、2本目を買ったのが、確か1994年くらい。
この2本目が、
5/18の記事で紹介した、今慣らし弾きしているベースです。
1994年でも、楽器店の変容振りは驚きました。
しかし、最近行った楽器店の変わり振りには、もっと驚きました。
正直、1982年の頃とは、全く違います。
何が違うのかと言えば、
ベースに関する物が本当に増えました。
ただ、一方で無くなった物もあります。
最近は、本当に色々なメーカーのベースがあります。
昔は、手が出る範囲の会社の物は、ヤマハ、グレコ、トーカイ、アリアプロ等々。
それが最近は、本当に沢山あります。
その一方で、大昔に全盛だった会社の物は、減りました。
縮小や倒産とかは会社によって聞きましたが、
例えばそうではないはずのヤマハの物は、本当に減ったと思います。
考えてみれば、最近買った弦も、昔とは違って色んな会社の物があります。
そして昔なら、高くて手が出なかった海外製の物も、以外に安価です。
更に、ここでもヤマハの物は、あまり見ませんでした。
昔、私はヤマハの弦を使っていたのですが・・・。
そして、エフェクターが増えました。
エフェクターとは、電気的に音を変える機器です。
例えば歪ませたり、エコーを掛けたり等々。
そして、エフェクターの相場と言えば、ギター用が殆どでした。
ベースで一般的な物は、イコライザーとコンプレッサーくらい。
そしてベース弾きとしては「ベースには、そんなものいらん!!」と言う
考えがありました。
しかし最近は、
以前では考えられなかったような数や種類のベース用のエフェクターが、
用意されています。
驚きました。
多くが、デジタル技術を導入しているようです。
私は「いいなぁ・・・」と一瞬思いましたが、
次の瞬間「何を考えてんねん、そんなん邪道じゃ!」と思い直しました(笑)。
60〜70年代のロック好きな私が、
最新のデジタル技術に浮気してどうするのか!と言う感じです。
・・・でも、いいなぁ(笑)。
また、私が使っているチューナー(チューニングメーター)は、こんな物です。
ちなみに、チューナーとは、楽器の音程を合わせる器具です。
昔は、正直これで充分でした。
しかし最近は、このようなモデルは殆どありません。
液晶やLEDを使ったモデルが、殆ど。
追針式オンリーの物は、ありません。
中には、メトロノームを内蔵した物まであります。
しかも、安いのです。
これは・・・本当にいいなぁ・・・と思います。
エフェクターはともかく、チューナーは最新式の物を買うかもしれません。
また、私が昔から使っている、ピックがあります。
基本は指弾きですが、曲によってはピック弾きの方が良い場合があるので、
持っているわけです。
これは、大型三角ピックなどと呼ばれ、主にベース用です。
もちろん、この手でも柔らかい物は、ギター用に使っても良いとは思います。
しかし、最近の楽器店には、もうこのようなピックは置いていないようです。
少し、寂しかったです。
他にも、色々変わっていた事は、多かったです。
そして楽器店以外にも、昔とは変わっている点があります。
この写真は、バンドスコアです。
そして、タブ譜と呼ばれる物も付いています。
青枠は、通常の楽譜で、低音部を表すヘ音記号が付されています。
緑枠が、TAB(タブ)譜です。
TAB譜とは、
すなわち「どの弦の何フレットを押さえれば、原曲と同じ音が出る」
を表しています。
このTAB譜の場合、最初の音は、3弦の5フレットを押さえれば良い、
と言うことになります。
すなわち、コピーをするには、至極簡単明瞭で便利な物です。
昔は、TAB譜付きのバンドスコアを買ってきたりしました。
決して安くはありませんでした。
しかも、そのTAB譜が、必ずしも正しいとは限りません。
特に、ポール・マッカートニーのベースラインは、
とにかくパターンが良く変わるので、まず正しいことはありませんでした。
そこで、修正するのです。
そして、やりたい曲のバンドスコアが必ず有るとは限りません。
その場合、高校時代なら、レコードからその曲をカセットテープに録音。
それを何本も作って、バンドのメンバーに渡していました。
そして、スタジオに入る日までに、音を拾っておくのです。
しかし、昔のテープデッキ、ラジカセ等の再生装置は、
機器毎に微妙に回転速度がずれている場合がありました。
従って音を拾っても、いざスタジオで合わせると少し違うのです。
そこでモメるわけです。
「お前の耳は、おかしい」とか
「お前の家のカセットデッキは、つぶれかけ」とか(笑)。
最初にキーを決めておけば問題ないのですが、
往々にして上記のようなモメ事がありました(笑)。
しかし今は、音を拾うにしても、デジタル時代。
CDはもちろん、MP3等があります。
それらを配布すればよいのです。
その気になれば、ネット上でも可能です。
或いは、圧縮して送付することも出来ます。
当然、昔のように再生速度が変わるなど、考えられません。
拾った音も、まず違うことはないでしょう。
それだけでも便利なのに、実は上記のTAB譜。
海外のサイトなどでは、簡単に入手できます(もちろん、殆ど無料)。
細かい符割等は明記されていない場合がありますが、
もの凄く便利です。
この状況を見ると、海外は、著作権がそんなにうるさくないのかもしれません。
その裏返しで、日本は著作権が厳しいのでしょうか、
邦楽の場合は、TAB譜はあまり公開されていないようです。
更に、昔は教則本を買っていましたが、
今は簡単なものなら、そのようなサイトがあります。
もちろん、無料です。
これも、羨ましい限りです。
今、ベースや楽器をやる人は、本当に便利だと思います。
ベース本体の選択肢も、弦の種類も、エフェクターも増えました。
チューナーも、凄く合わせやすそう。
TAB譜も、ロックの場合は海外のサイトなら簡単に手に入ります。
教則本を買わなくても、サイトで基礎知識はそこそこ判ります。
しかし、いつか書きましたが、あまりにも情報がネットで簡単に入手できるのは、
逆に身に付かない可能性もあります。
苦労して身につけた情報の方が、身に付くかもしれません。
確かに、高校時代や2本目のベースを買って、
苦労して音を拾ったいくつかの曲。
サスガに全てとは言いませんが、
一部ならまだフレーズやノートを覚えています。
もちろん、かなり練習した事もあるのでしょうけれど、
簡単には入手できなかった分、体が覚えているのかもしれません。

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