いよいよ、今年も残り僅か。
実は今まで、
私は「その年の撮影を振り返る」と言った事をやっていませんでした。
しかし今年は、私にとって撮影面で中々動きがあった年だと思います。
スナップ撮影が基本なのは変わらないですが、
コンパクトデジカメから
「標榜していた」フィルムカメラに大いに戻った1年です。
そこで、記録の意味も含め、撮影回顧を行います。
1回アップした写真や、新たに貼る写真を大量に交えます。
長い記事ですが、私にしては文の量は多くないですよ(笑)。
今年も、元日から春くらいの間は、
コンパクトデジカメのクールピクスP5000による写真が多かったです。
1月撮影・近所・
今年はニャンコ教授には、あまり会いませんでした。
元気に暮らしているかなぁ・・・。
一方、少し前から考えていたのが、
ヤシカフレックスによるモノクロ撮影です。
ヤシカフレックス
久々にこのカメラで撮ってみると、
確かに面倒臭く(笑)露出決定が難しいのですが、本当に面白かったです。
P5000と一緒にヤシカフレックスを持って出ることもありましたが、
時にはヤシカフレックスのみ持ち出す事もありました。
1月撮影・近所
2月撮影・近所
本当に、ヤシカフレックスでのモノクロ撮影も面白く、
例年以上に写真を楽しんでいました。
しかし。
3月11日以降、とても写真を撮る気にはなれませんでした。
このブログも、何とか更新はしていましたが、
過去に撮った花の写真を中心に載せていました。
その後、少しずつ写真撮影を再開しました。
3月撮影・梅田
そう言えば、ギャレ大阪の閉館も、今年でした・・・。
4月撮影・梅田
4月撮影・ファームエキスポ・
このお馬さんたち、元気に過ごしているかなぁ・・・。
5月撮影・津雲配水場
一方、何となく中古のフィルムカメラ屋さんに入り、
ジャンクカメラ探しに夢中になりました。
その先鞭を付けたのは、コニカZ−up115eと言うカメラです。
コニカZ−up115e
確かに、何の変哲も無いカメラですが、全く綺麗な外観・完動品で315円。
これで一気に、ジャンクフィルムカメラの世界に、引き込まれました。
6月撮影・近所・ネガプリントからスキャン
この頃は、中古屋さん通いが凄まじく、その過程で見つけたのが、
ヤシカT AF−D DXです。
ヤシカT AF−D DX
何せ、露出はオーバー気味、ピントは盛大に外す「ジャジャ馬」(笑)。
でも、何と言ってもカールツァイス・テッサーです。
血のにじむような努力を重ね(笑)、必死に付き合いました(笑)。
これが人間の女性なら、御免蒙りますが・・・(爆)。
勿論ポジでも撮りました。
・・・しかし、何回テスト撮影した事でしょう(苦笑)。
7月撮影・梅田・ポジ
(確か)7月撮影・近所・ポジ
中古屋さんで見つけたジャンクカメラは他にもありますが、
勿論「当たり」ばかりではありません。
記事にしなかったカメラもあります。
そして・・・家には実は「壊れている」と思っていたカメラが1台ありました。
正にこの時期、そのカメラを箪笥から引っ張り出してきました。
それは、父の形見のキヤノネットです。
キヤノネット(初代)
壊れているとばかり思っていた、キヤノネット。
しかし、ジャンク熱の高まりから、久々に出してきました。
レンズには少しばかりカビがあり、二重像は縦ズレが・・・。
もう「ダメ元」でネガで試写しました。
すると。
6月撮影・近所、茨木市・ネガプリントからスキャン
・・・写るとか写らないではありません。
無茶苦茶良く写ります。
特に、シャープさに関しては、ビックリしました。
それ以来、このカメラは凄く大事な物になりました。
・・・長らく箪笥の奥に放っておき、カビを生やしてしまったくせに(笑)。
ただ同時に、このカメラを、いやこのレンズをポジで試したくなりました。
しかし、夏は暑く、そんな大事なカメラを簡単に持ち出せません。
そこで秋、意を決してポジで撮りました。
凄く難しかったですし、酷な撮影条件でも試しました。
当然、外してしまった写真もありますが、嵌ると実に見事です。
10月撮影・近所、万博記念公園・ポジ
確かにオーバーホールに出した方が良いですが、使えます。
ただ、簡単には持ち出せない大事なカメラ。
一方、ヤシカT AF−D DXは、ジャジャ馬ですが使いがいがあります。
しかし、35mmの焦点距離からもう一歩引いた広角がほしかったのです。
そこで、中古屋さんのジャンク箱から見つけたのが、
28mmと45mmの「複式焦点」、
フジのカルディア トラベルミニデュアルPです。
フジ カルディアトラベルミニ デュアルP
ネット等では、中々良く写ると評判でしたが、315円。
期待半分諦め半分で試写すると・・・。
9月撮影・梅田・ポジ
素晴らしいです。
アンダー気味の露出も、個人的には好み。
多少独自機能が多く、使い勝手に戸惑いも感じますが、
写りっぷりはそれを打ち消します。
寄れるのも魅力でした。
しかし、初期モデルは内面反射の問題があるらしく、
加えて恐らくは個体にもよるのでしょう。
カットによっては、光線漏れが大発生。
簡単に修理できるレベルではなく思い、泣く泣く使用をやめました。
従って、更にコンパクトカメラを探しますが、
見つけたのが、同じフジのカルディアミニティアラズームです。
ジャンク箱ではなく、ショーケースにあった、きちんとした中古です。
フジ カルディアミニ ティアラズーム
試写すると、これまた良く写ります。
10月撮影・梅田・ポジ
確かに、レンズは明るくないですし、寄れませんが、実に良いカメラです。
そして、相当長い間使っていなかった、
我が第1号カメラ・オリンパスOM10。
小型軽量ですから、一眼ではありますがスナップには持って来いと考え、
久々に使用してみました。
オリンパスOM10 ズイコー50mmF1.8
使ってみると、欠点はあるものの意外に優秀に感じるボディと、
よく写るズイコーレンズ。
見直して、以降は積極的に使い始めました。
カラーだけではなく、モノクロも楽しみました。
10〜11月撮影・近所・1枚目はポジ
そして、中古で広角28mmも入手し、
何とここに来てOMシステムを増やしてしまいました。
12月撮影・近所・ポジ
しかしながら、我がメインカメラは、あくまでもニコンF100です。
ニコン F100
Ai AF-S ズームニッコール 17-35mm f/2.8D IF-ED
今年はあまり使いませんでしたが、最後に来て使用。
「小型軽量でスナップ使い」とは程遠いですが(笑)、
抜群の信頼を置けるボディと、
一張羅の17−35/F2.8は素晴らしい写りを披露。
やはり、私の持つカメラの中では、明らかに別格です。
12月撮影・近所・ポジ
こうやって1年を振り返りました。
標榜する「フィルム派」への回帰が、一気に進んだ1年でした。
また、所持カメラも、使用目的によって以下のように性格付けできます。
真剣撮影=ニコンF100
気軽なスナップ=オリンパスOM10、
フジカルディアミニティアラズーム
カメラに気を遣う(笑)スナップ=ヤシカT AF−D DX
完全マニュアル撮影に没頭(基本モノクロ)=ヤシカフレックス
時々スナップに使う、大事なカメラ=キヤノン キヤノネット
確かに、まだまだ使ってみたいカメラ、レンズはあります。
いや、当ブログでは殆ど紹介していないのですが、
家にはスクリューマウントアダプターをつけたペンタックスZ−1があります。
ヤシノンの50mmもあります。
しかし、最近はもう、中古屋さん廻りはそんなに行っていません。
基本的に、今後はこれらカメラを中心に使っていこうと思います。
長い記事になりましたが、こうやって1年を振り返ると、
「こんなこともあった」「こんな所に行ってこんな写真を撮った」等々、
思い出すことが出来ました。
なかなか、有意義でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。

1