今日から、5月です。
5月ともなると、初夏の雰囲気が漂います。
正に、昨日、今日の大阪は暑かったです。
ただ当然、空気はカラッといしていて、日陰では充分心地よいです。
春〜初夏によく見る、可哀想なお花があります。
それはレンゲソウ。
ゲンゲ、レンゲとも言います。
この時季、田んぼなんかに生えてきて、その紫色が広がる姿は実に見事。
忘れてはいけない、春の風物詩です。
ところが、この美しいレンゲソウ。
すぐにお花ごと掘り返されて、田んぼの肥料にされていまします。
従って、紫色の絨毯を見ることが出来るのは、ほんの数日。
否、見られなくなるのは仕方ないにせよ、折角咲いたお花が気の毒でなりません。
また、そのお花の周囲をハチやチョウが蜜を求めて舞っていますから、そういった虫達にも気の毒です。
従って毎春、レンゲソウをせめて写真に収めたい。
こう思い、咲いている短い時季に何とか撮ろうと思います。
しかし、このお花がなかなか難しい(笑)。
いや、お花の撮影は例外なく難しく感じていますが、このお花は特にそう思います。
アップで撮れば意外に不器用(笑)な姿ですし、引いて撮れば何か散漫にになります。
中々難しいです。
しかしもう、今年は「エエイッ!」と引いて撮りました。
ゴチャゴチャ考えずに、「紫の絨毯、綺麗だなぁ」という第一印象をそのまま素直に収めました。
すると、そんなにヒドくない写真になりました(笑)。
やはり・・・綺麗なもの、或いはきれいと感じたものは、素直にそのまま撮るに限ります。
何故なら、被写体自体が雄弁にその魅力を語ってくれるからです。
撮る側は、一切余計なことをしない(笑)。
そんなことすると、最初に観た感動から、かけ離れていってしまう・・・。
こう学んだ、レンゲソウの撮影でした。

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