本題の前に。
今日は、8月15日です。
第二次世界大戦でお亡くなりになった、
全ての皆様のご冥福を心からお祈り申し上げます。
戦争なんて、絶対に絶対にいけません。
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さて、7月のことですが、オリンパスOM用に交換レンズを買いました。
以前の記事にも少し書きましたが、欲しいなぁと思っていた中望遠レンズを入手したのです。
タムロンSP90mm/F2.5マクロ(52B)
別名「茶筒」と称され「格好は悪いがよく写る」とも言われる、
「初代」タムロンの90mmマクロです。
中望遠のマクロですから、ビヨ〜ンと伸びます(笑)。
そして、この鏡胴の表示がいいですよね。
オリンパス純正で中望遠となると・・・。
90/2マクロがまず挙げられます。
しかし、この銘玉中の銘玉、中古であまり見ませんし、あっても高価。
とても買えません。
ならば100/2もありますが、これも極めて高評価。
中古価格が・・・と言うよりも、90/2マクロ以上に見かけません。
では、85/2や100/2.8になるのですが、これらも中々見ないのです。
本当、オリンパスOMズイコーの中望遠は、傑作揃いですね。
一方、このタムロン。
これも中々見ませんが、時々あります(笑)。
大概、この52Bか次代の52BBを見かけます。
そして、評価の高いこのレンズが、オリンパス純正に比べれば格安。
高くて20,000円くらい、平均で15,000円弱程度です。
因みにこの個体は、外観はスレスレ。
付属品は前後キャップとOM用アダプトール2。
フードは付属していません。
但し、OM用のアダプトール2が付いているのは非常にお得です。
これを別に買えば、2〜3,000円しますから・・・。
そして、光学系は大丈夫ですし、
ヘリコイドや絞りリングのトルク、クリック感も申し分なし。
散々チェックした上で、格安にて購入しました。
この52Bこそ、現行モデルに至るまで高評価を得ている、
タムロン90mmマクロの礎になります。
※タムロン公式サイト内「90mmマクロ伝説」はこちら
http://www.tamron.co.jp/lineup/272e/legend.html
実際、私はニコンFマウント用に52Bの「子孫」たる172Eを所有していますが、
これが本当に見事に写ってくれます。
その「経験」があるから、今回もタムロンは選択肢になったのです。
・・・いや「費用対効果」では、これしか無かったとも言えるでしょう(笑)。
白文字の抜けがありますが、外観は私は全く気にしません。
因みにフィルター径は49mm。
私の持つOMレンズと同じですから、共用出来ます。
なお、次代の52BBから55mmになったそうです。
OM用のアダプトール2付き。
左:52B、右:172E。
当たり前ですが、大きさが違います。
因みに、52Bの開放が2.5に対し、172Eは2.8。
但し、172Eは等倍マクロですが、52Bはハーフマクロになります。
ピントリングと絞りリングにはゴムを貼ってますが、
他のパーツは総金属製。
レンズは勿論ガラスの塊(笑)ですから、
ズッシリと重いです。
なお、中間絞りが使えるのも、非常に良いと思います。
返品不可の現状渡しですから、慌てて試写する必要もありません。
しかし、やはり気ははやります。
そこで、7月中旬〜下旬に撮ってみました。
何枚か貼ります。
ボディはOM−1、フィルムは富士プロビア100Fです。
さすが、タムロンの90mmマクロの初代にして、その評価を高めたレンズです。
色は現代のレンズに比べれば少しあっさりしているかもしれませんが、充分。
シャープさや立体感も申し分なし。
そして何より、ボケ味がさすが・・・。
最高といっても良いでしょう。
しかし、このレンズにも、昔から言われる欠点があります。
ちょっと意地悪な状況ですが(笑)、世評通り逆光には弱いです。
この状況、光源が画面内にありますから、フード未装着は関係ありません。
また、この個体にカビやくもりはないので、その影響も当てはまらないです。
ひとえに、設計やコーティングによるもの・・・。
しかし、発売が1979年です。
つまり設計が古いのです。
当然、経年劣化もあります。
従って、これは仕方でしょう。
逆光好きな私ですから、今後は注意して使わないといけませんね。
それでもこの写真の、赤い台の発色や質感、立体感は素晴らしいと思います。
あとは、ずっしり重い中望遠マクロですから、手ブレへの注意が一層必要です。
更に、上記のような逆光時の使い方。
それに関連しますが、フードの入手も早く行いたいです。
本当に、良いレンズを「格安」で入手出来ました。
これで、離れた被写体を寄せることができます。
多少の圧縮効果も期待できるでしょう。
勿論、マクロとしても使えます。
別名「ポートレートマクロ」ですから、その撮影にも実力を発揮しますが、
ポートレートを撮る機会なんて、二度とないでしょう(笑)。
とにかく、使いこなせるようにしたいです。
では、最後にもう1枚貼ります。
機材は上と同じです。

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