ここまで来てスルーするのも何だから、ということで、
べナック城のお膝下の美しい村、べナック=エ=カズヤックに立ち寄った。

<美しい村、べナック=エ=カズヤック>
村名の間の「エ」、仏語のetは、要するに英語のandに当たる。元々は、べナック村とカズヤック村があったものが、1827年に統合された際に、両村の名前がetで結ばれた、というお話。存外安直である。

<またもや城を目指しての登り坂>
昨年ここを訪れた際は、べナック城の入り口前の駐車場まで車で行ったのだが、今回はこれを歩いてみた。
チュレンヌもたいがい辛かったが、ここは輪をかけてキツい。考えてみれば、切り立った崖にこそなっていないものの、基本的な地形は
ラ=ロック=ガジャックと同じなのだから、なまじ無理をすれば住居を構えられるだけの“緩やかさ”がある分だけ、こちらの方がタチが悪い。