当初の予定では、
ラウバーさんちを引き払った後はレマン湖畔に一泊してからジュネーブへ戻ることになっていたのだが、グシュタードが思ったよりも良かったね、ということになって(まぁ、微妙に
ボクの思惑と
妻の思惑は噛み合っていないのであるが)予定を変更して再びザーネンに戻ったのである。
ここは最初に歩いたレラーリとは、MOBのシェーンリート駅を挟んで丁度反対側になる。標高1,949mのホルンフルーを、チェアリフトでホルネックリ山上駅(1,770m)まで登り、山頂を右手に眺めながら一周する。このチェアリフトの今年の営業開始日が、奇しくも当地を訪れた現地時間6月28日であり、また、他所のそれと比して一癖あって面白そうだ、というのも、このコースを選んだ理由のひとつだ。

<ゼッセルバーン=ホルネックリ>
実態としては3人掛けのチェアリフトなのだが、上掲写真を見ての通りアクリル製の風防に覆われているのが独特である。思うに、これは冬季用(ここはスキー場でもある)の設備なのであって、有り体に言えば夏期は蓋をされて蒸し暑いだけだったのだが。