<<前回のお話
今日は石清水八幡宮、その他諸々を訪ね歩いてきたのであるが、これについては
後日に送る。で、ちょっと趣向を変えて、続日本紀の行間をボクの妄想で埋め何を以って
前稿のようにボクが考えたかを示すショートストーリーで以ってお茶を濁したい。
* * *
孝謙帝「父上(聖武帝)は仏様が治める国を作りたかったのよね。はて、今更子ども産む気にもなれないし、いっそのこと道鏡が天皇になってくれないかしら。でも、そんなの誰も賛同してくれないわよね。」
阿曾麻呂「ここはひとつ、お父上のなさり方に倣うのがよろしいかと。わたくしめにお任せあれ。」
阿「……と言うワケで、帝は道鏡殿への譲位をお望みじゃ。」
八幡宮司「……いや、そりゃいくらなんでも空気読まなさ過ぎでしょ。」
阿「聖武帝の大仏建立もそう言われたものよのう(チラッ)」
八「(えっ?)」
阿「どこぞの神が帝の思し召しをお察しくだされば(チラッチラッ)」
八「……あー、はいはい託宣くだりました『令道鏡即皇位。天下太平。』と八幡様が仰せです。」
阿「おぉ、八幡様の仰せであれば仕方がない。」
阿「……と八幡様が仰せです。」
孝「やったー!!そういうワケだから道鏡、よろしくね。」
道鏡「……ちょwww(ただでさえ出世妬まれてんのに、んなことまでしたらオレ、確実に殺されるwww)」
道「……と言うワケだからさ、法均(孝謙帝側近の尼僧で清麻呂の姉)。頭の切れる弟君に帝を諌めてもらえない?」
法均「……と言うワケなんだけども、清麻呂。よろしくね。」
清麻呂「承知。」