ところが、結局Noと言えない日本人と化してIMANOKの説得に応じてみれば、直球勝負の無印MSXベースの超絶技術作、すなわちTales of Popolonに鼻っ柱を叩き折られたワケで、回りからどう見えているかは知らないが、ボク個人の主観としては、穴があったら入りたいどころの騒ぎではなかったのである、というか、死にたいくらいだ。いや、こんなことでは死なないけど。
それはともかくとして、あまりこういうことは誰も言わないので、みんなまったく考えていないのか、あるいは当たり前過ぎて誰も口にしないのかも知れないが、たとえばTales of Popolonの凄さは、2017年にもなってMSXでこれをやった、ということもさることながら、MSXが登場した1983年時点において、やろうと思えば誰でもこれが作れた、ということを証明して見せたことの方だ、と個人的には思っている。突き詰めればビンテージPC趣味の面白さはそこに行き着くと思うのだが、MRCでのコミュニケーションを見ていると、やっている本人たちにはあまりその自覚がないように思われるのは気のせいだろうか。