2017/9/23 | 投稿者: ghost

前作ゼビモドキが誤解の余地のないわかりやすいものであった……まぁ、名作模写なんだから当然の結果ではあるのだが……のに対し、ドラコニックスロウンは、作った本人はそこまでオリジナリティのあるものだとは思ってはいないのだが、見る側からすればシステム・プロット共に過去に類例を思い浮かべにくいものであったことは事実で、ゆえに、これが海外のビンテージPCマニアにどのように理解され受容されるか、というのは、開発中から興味津々なことではあった。

リリースから二週間を経て、いろいろとレビューが上がってきているので自身の備忘のために取り上げておこうと思う(順不同)。

[イタリア語]RETROGAMING HISTORY
[ポルトガル語(多分ブラジル)] RETROBASED

端的に事実だけが書かれているパターン。つまり、プレイヤーが操作するのはドラゴンで人間を焼くゲームだ、とのみ紹介されている。興味深いのは、それぞれ文中の“ドラゴン”に対し“恐ろしい”であるとか“邪悪な”といった、作者がまったく主張していないことが勝手に補われている点。

まぁ、文化文脈から考えれば当然ではあるのだが、西洋人にとって“dragon”とは何はさておき第一義的には悪の象徴なのであり、それが主人公であるからにはこのゲームは基本的にインモラルなものであるということが前提されている。先に紹介したファンフィクも、基本的には同じ枠組みで本作を理解しているようだ。このへんの感覚は、“龍”という語に対して、まずは自然崇拝に由来する中立・超越的な力を前提する日本人、ひいては東洋人全般にはピンと来ないものなのかも知れない。


<AGE13〜16デモプレイ>

上掲動画は、ちょこちょこアップロードされるようになったプレイヤーによる動画が、どうにもお粗末なプレイに終始しているので、本作本来のポテンシャルであるところのドラゴンの美しい舞を披露すべく作ったもの。

逆に言うと、ドラコニックスロウンのプロットやシステムは、上掲動画のようなプレイ、すなわち、飛び交う槍・矢の中を踊るようにドラゴンが舞い飛び、しなる炎で軍勢が焼き払われる、そういうヴィジュアルを必然にすべく選択された……少なくとも作者にとっては、という話なのだが、閑話休題。

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タグ: MSX Z80




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