開発中の新作の続き。
先だってグダグダ書いていたPCGによるボスキャラクタをテストしたのでその動画をば。
結論から言うと先に自慢気に……いや、本人にそういうつもりはないのだが……掲げていたコードには画面端での見切れ処理に考慮漏れがあって修正を余儀なくされたのではあるが、それ以外は概ね思惑通りの結果で、小気味良くPCGならではの非矩形・大型のキャラクタが動き回っているし、背景のピクセル単位で流れる星空の透過も、少なくともやっている本人は想像以上の見栄えに満足している。
本作の主人公が設定上は夢を食う(食ってスピードアップする)妖精である、ということは
既に書いた。で、相対するところのボスキャラクタは、登場と同時に画面下に表示されるライフゲージに“NIGHTMARE”と題されていることにも表れているように、コイツらは“悪夢”だということになっている。
上掲動画に登場しているのは1面(本作ではNIGHT 1と表記される)のボスとなるジャッコランタンと、2面のボスとなる使い魔カラスを伴ったウィッチ=魔女だ。後者は説明不要かと思うが、前者は馴染みのない人もいるかも知れない。我が国ではぶら下げたカボチャの提灯ばかりがハロウィンで有名だが、提灯を下げている男の方がジャッコランタンなのであって、その提灯も元来はカボチャではなかった(本作ではわかりやすさを優先してカボチャデザインを採用している)。
ゲーム自体とは直接は関係しないが、作っている本人としては、本作の主人公たちは泡のような儚い夢を燃料に子どもたちの悪夢を払うべく夜の街を飛び回るヒーロー&ヒロイン、という設定である。まぁ、まだヒーローしか出てないんだけども。それはともかくとして、そういう設定であるから、ボスキャラクタはもっとオドロオドロしいビジュアルを企図していたのだが、ピクセル数の絶対的な不足と、それにも増してデザイナー=ボクちゃんのセンスの悲劇的な欠乏により、全然怖くない絵になってしまった。というか、コミカル……にすらなってない、と言ってしまえばそれまでだが……過ぎてどこが悪夢やねん、的な何か。
動画中でも示しているが、対ナイトメア戦闘中、スピードを3レベル以上(この値は後日調整されるかも)に維持しないとナイトメアが右方向に離れていく。画面右端に見切れてしまうと、これはボスを倒せなかった、取り逃がしたこととなり、これが本作におけるゲームオーバー条件の1つとなる。つまり、ナイトメアと戦いつつプレイヤーはスピードを維持するために夢(ときどき飛び出してくる泡みたいなヤツ)を捕らえ続けなければならない。
とまれ、ボスキャラクタとしてやりたいことはいい感じに実現できたので、あと4体分用意済み(残容量の推移によっては追加または削除するかも)のボスどもの動作ロジックの実装は後回しにして、いよいよ本作開発の本丸に取り組むことにする。