今日は全世界的にクリスマスということなので、クリスマスっぽいネタをば。
どこがクリスマスやねん!?と。
いや待てしばし。
本作には普通にプレイしていると登場しない、いわゆる隠れキャラが仕込まれているのだが、その一方がクリスマスに馬小屋で生まれたと伝えられる……まぁ厳密に言えばそんなワケないのだが……御仁なのである。ほら、クリスマスっぽいでしょ。え、違う?
冗談はさておき(いや、以下も全部冗談なのだが)。
登場順に触れていくことにしよう。開巻3分30秒あたりから登場するのが本作における永久パターン防止キャラクタ(に全然なってないんだけども)となる提婆達多
(だいばだった)である。その人となり(?)については拙
法華経転読(うたたよみ、と読んでね)の
彼について触れた回を参照いただきたい。そこでは触れていないが、彼の出自については
多聞第一の阿難の兄とする説や、
釈迦の出家前の妻であった耶輸陀羅の兄とする説などがある。まぁ、そんなことはどーでもいい。
アッチの世界からゲームの方へ帰還しようと思うが、本作の提婆達多は、四苦……四種顔型の雑魚キャラクタ……が編隊を組むREALM1〜3において、編隊を全滅させないまま一定時間が経過すると後方から登場する。プレイヤーには提婆達多を倒す手段がなく、一旦登場するとそのREALMのボスを倒すまで執拗に後ろから象を飛ばしてくる。
象?
そう、アレは象なのである。ちゃんと「ぱおぉ〜ん」ていいながら出てくるでしょ。なんで象やねん?と思われる方もおいでかとは思うが、これとて故なきことではないのだ。伝承上、提婆達多は釈迦の殺害を試みるに際し、酒を飲ませて酔わせた象をけしかけたとされているからで、これに倣ってのことなのである。勉強になるでしょ?何の役にも立たんけど。
上掲動画のプレイでは無理繰り提婆達多の攻撃をかわして突破しているが、ご承知の通り、本作ではボス撃破に必要となる佛陀の飛び道具、神通力を放つ際のプレアクションが無駄に大きいことが祟って、後方から波打つ軌道で迫る酔象を回避しつつ戦い続けることはほぼ不可能といっていい。つまり、彼が登場したらゲームオーバーは必至、ということで、であるがゆえに、四苦編隊を放置したまま得点稼ぎするというプレイスタイルは、仏様的にあるべきことでは御座いませんよ、というのが実装上のメッセージである。
続いては、本稿の本題(?)となる耶蘇、すなわちキリスト教におけるイエスの登場となる。上掲動画では5分20秒あたりから。

<コイツ(ぉぃ)>
まず作中におけるイエスの登場条件に触れておくことにしよう。上掲動画だけ見てもわからない人にはわからないと思うので。以下ネタバレ注意。