彼が最も愛する村

2013/5/31 | 投稿者: ghost

これまでヨーロッパのいろんな村々を旅してきたが、初見での「何じゃこりゃ?」度は当地が過去最高で、かつ、当面その記録は更新されないだろうと確信している。

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<美しい村、チヴィータ=ディ=バニョレッジョ>

驚くべきことに、2500年前に古代エトルリア人が既にここに住み着いていたらしい。オマエら、どんだけ見晴らしのいい孤立した丘が好きなんだ?と問い詰めたい、小一時間問い詰めたい。


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<橋を渡りきって振り返る、素で怖い>

この橋が、村への唯一のアクセス路で、もちろん車は麓に乗り捨てることになる。かなり急な傾斜で、水平方向約300mでもって標高差50mを一気に詰める。村の住人(驚くべきことに、僅かながら定住者がいる)は、もっぱら原付バイクでこの橋を行き来しているようだ。雨風の強い日はどうしてるんだろう?

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<チヴィータの広場>

外見の印象とは異なり、中に入ってみると意外に広く、かつ、内部は平らだ。今でこそ、当地は隣接するコムーネであるバニョレッジョのフラツィオーネ扱いだが、ここが当初は独立したコムーネであったことを示す村の広場がちゃんとある。

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<村の風景>

定住者がいるとは言え、基本的には観光客相手のレストランと土産物屋の経営者たちであって、生活観はほとんどないに等しい。余談ながら、上掲最後の写真で、食事をしている観光客の足元に猫が集まっているが、この村、やたらと猫が多かった。ひょっとすると、人口よりニャン口の方が多いかも知れない。

さて、本稿表題を「彼が最も愛する村」としたのだが、じゃ、その彼って誰やねん?というと、実はコイツである。

クリックすると元のサイズで表示します以前にも紹介したことがあるので酔狂な人はご記憶かも知れないが、ボクら夫婦が欧州行脚のリファレンスの1つとして利用しているアメリカの超実用的旅行ガイド『リック=スティーブの最高のヨーロッパの旅』のパーソナリティ、リック=スティーブその人である。

彼が、このDVDのイタリア編で「ボクが最も愛する村は…」とこの村を紹介していたので、この機会に訪れることにしたワケだ。つまり、ボクらはそのDVDでこの村の光景を見た上で行ったのであるが、モニタ上でみるそれと実物は、やはり違った。いや、大抵の場合、各種旅行ガイドで写真とかを見ていると初見の驚きがどうしても薄れてしまうので、ボクはなるべくそういうガイドは読まずに、おおまかな計画だけを立てて現地へ乗り込む主義なのだが、当地だけは、ビジュアルを知っていて、なお、現物を見て驚かされた稀有な例である。

なので、本稿をご覧の諸兄にも、冒頭に掲げた遠景写真如きでは当地の真の魅力は伝わってはいまい、とも思うのである。我こそは、と思う方は、是非訪問してみていただきたい。特に何にもなくて、せいぜい昼飯食って帰るだけ(ボクらはそうだった)の場所だが、それでも己の足で以って行って良かった、と思える村である。

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<カメラ好きのシェフが撮ってくれた一枚>

ところで、先ほど「雨風の強い日はどうしてるんだろう?」と書いたのだが、実は昼飯食ってる間に天候が急変して、あの歩道橋を斜め振りの雨の中戻る羽目になったのもいい思い出だ。いや、それって強がりです、めっさ怖かったです。

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<振り返って見れば、こんな感じ>

う〜ん、あの気さくなシェフも含めて、何が悲しくてあんなとこに住み続けてんだろう。いや、愛郷心っつーのは、そういうもんかも知れんな。

タグ: 旅行 イタリア



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