2010/6/20

ヤン・ウェンリー、死す  原作と映像


何をいまさら唐突に『銀河英雄伝説』?

実はこのところオリジナルビデオアニメの銀英伝見てるんです。
原作が大好きでね。 何度も読み返してるんですが
アニメは途中まで(バーミリオン会戦まで)しか見てなかったんですよね。

で、もう十数年ぶりに、アニメを終わりまで観よう!と、思い立ったわけです。

作者の田中芳樹は中国の歴史を舞台とした小説も数多く書いていて
そのドラマ性は『十八史略』よりもずっとずっと面白い。
『銀英伝』はその歴史ドラマの面白さを広大な宇宙に持っていって
『三国志』の壮大さと『水滸伝』の英雄たちをあわせ持った物語に仕立てている。

その中でのメインの主人公であるヤン・ウェンリーが死んじゃった。

政治と戦争と宗教によるテロ
いつの時代にも陰謀は渦巻いていて 統合と離反は繰り返され・・・

ああ、言ってる事が支離滅裂(^^;)

内容はわかりきっているアニメの中での話とはいえ、ヤンの死にショックを受けてます。

合掌。。。
0

2010/3/15

レ・ミゼラブル  原作と映像


私がバイブルとしている本は『レ・ミゼラブル』であります。

有名なのはジャン・バルジャンがミリエル司教に助けられ
銀の食器を盗んでしまうという下りなのだが、実はもっと長い長い物語なのだ。

まあ、自己犠牲の精神といえばそうでしかないのだが
私自身が自己犠牲しようという気持ちはカケラもない。

とにかく、自分に恥じない行動を心がけようと思うようになったきっかけなのだな。

はっきり言って原作はとても読みにくい。
岩波文庫ではミリエル司教の話で1巻がほとんど終わってしまうんだもん。
ジャベール刑事の生涯の話も長かったな(^^;)

それでもやっぱり原作の持つ重みは大きい。
司教だとか刑事だとか、宿屋の主人だとか
『なぜそういう生き方になったのか』を想像していくだけで
大きく考えさせられるものがある。

ダイジェスト版の本ではストーリーだけしか追っていないものが多いのである。

読みにくくても 直訳版の本を探して読んでみるべきだと思う。

私が原作を読もうと思ったきっかけは
「みなもと太郎」が世界名作劇場として漫画にした
『レ・ミゼラブル』が最初だったかな。
この漫画はとても読みやすくて、原作の味を殺さないギャグ漫画なのでお勧め・・・

アマゾンで買うことは出来ますが、2,730円とちょっと高価。
でもそれだけの価値はあると思います。

私の実家を知る人ならば、家に上下巻ともに2冊ずつ置いてあります。

クリックすると元のサイズで表示します
0

2009/12/17

『容疑者Xの献身』  原作と映像


原作を読んだのはもう2年以上も前になるなァ・・・

映画はDVDを借りてきて、娘と一緒に観たばかりです。
映画も原作も古いので、内容をすっ飛ばし ネタバレ有りの言いたい放題です。
原作も映画も知らない人には なんの意味やらわからない記事になるでしょう。

クリックすると元のサイズで表示しますTVシリーズ「ガリレオ」の映画版であり、原作も『探偵ガリレオ』から独立した一つの作品として書き下ろされている。
理数系小説家と言われる東野圭吾としては、かなり力の入った作品といえるかもしれない。

天才数学者である石神は無償の愛によって、隣人の花岡親子が犯してしまった殺人を助けようとする。
そうして鉄壁のアリバイを花岡親子に与えることは、数学者の石神にとっては数学の問題を解くことよりも簡単なことだった。

図形の問題に見えて実は関数の問題。
警察は花岡親子のアリバイ崩しに躍起になるが、どうやっても花岡のアリバイは崩せない。
なぜなら親子は事実しか話していないのだから。
実は アリバイ崩しのの問題ではなくて死体すり替えの問題だった。

つまり石神は花岡親子でさえも知らない死体をもう一つ用意したから。
石神は自分の利益の為に殺人などするような男ではなかった。
隣人の親子を守るための殺人。
それが石神の献身であったわけだ。

しかし、無償の愛は時として自己満足でしかなくなることもある。
ガリレオ(湯川)によって真実を知らされた花岡は、
石神だけに罪を被せるわけにいかず警察に自首する。
「ごめんなさい」と泣き崩れる花岡を見て 石神もまた
「どうして・・・」と号泣する。

この瞬間に石神の無償の愛=献身は崩れ、
ただの犯罪者に成り下がってしまった。

ガリレオの暴いた真実は、石神の献身を否定するものであったのか。
献身であるという以前に、やはり殺人は罪であり、罰を受けるべきものであったのだろう。

0

2009/11/22

クローズド・ノート  原作と映像

雫井修介 「クローズド・ノート」
一昨年、小説を読み、映画を楽しみにしていたんです。

レンタルショップでやっと借りることができ、映画を見ることができました。
映画はほぼ、原作どおりで、質のよい映画になっていました。

あらすじ
 教育大学に通う香恵は古い部屋を借りて引っ越してきた。
 その部屋の小さなクローゼットに忘れられた日記帳は、元の住人、伊吹のものだった。
 バイト先の文房具店に万年筆を買いに来たリュウに恋をする香恵。
 いけないと思いつつ、伊吹の日記を読み始める。
 伊吹は小学校の先生をしていて、初めて受け持ったクラスの生徒たちの様子や
 伊吹の恋人、への思いを綴ったものだった。
 そうして織り成していく二つの恋物語の行方は?
 香恵は伊吹に会うために、小学校を訪ねていくが・・・



原作の小説では 香恵の気持ちや、伊吹の受け持つクラスの子供たちを描き
退屈させないのもでした。
映画ではそういった部分が平凡になりすぎて ちょっと退屈させる。
しかし、沢尻エリカ、竹内結子の女優たちが可愛く美しくファンを楽しませてくれた。

原作を読んでぽろぽろ涙を流した部分は 映画でもやっぱり泣けてしまった。
部屋にいた娘が、私が涙を流しているのに気がつき
「お父さん、泣いとん?」 
「うん・・、泣ける」
「ふーん?」
ちょっと恥ずかしかったけど、私が泣いてても笑ったりしない娘である(笑)

原作者の雫井修介は『犯人に告ぐ』『火の粉』などミステリーの傑作が多いが
こういったラブストーリーを書いたことにも驚き
その質の良さにも驚かされた作品でした。

クリックすると元のサイズで表示します
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ