2010/7/10

『砂漠』伊坂幸太郎  読書


大学に入学したてで出会った5人の男女。
合コンやボウリングや麻雀、泥棒や超能力や通り魔。
そして恋愛。

高校生から大学生になり、まだ自分が何者なのか理解できず
そのくせいっぱしの大人であり、自分の可能性を信じて何かを求め
存在意義を見つけ出そうと右往左往する日々。

こんな時代、あったなぁ・・・

誰かに自分を認めてもらいたくて、一生懸命背伸びしていた。
未熟でありながら過剰でもあった。
そういう青春時代を軽く、軽妙に、ビートを利かせて読ませてくれる1冊。


私の場合は高校の美術クラブの仲間であり、
大学の寮生活の仲間であり、
一緒に同人誌を作った仲間であり、
岡山でコミケを立ち上げた仲間たちだった。

将来の幸福を約束してくれる呪文なんて、ない。
必死に生きていても、何が正しいかなんて誰も教えてくれない。
何かをやろうともがいているだけなんだ。

もがきながら、あがきながら、這い上がろうとして
そして今、私がここにいる。


  重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ
  重き荷も坂も 他人には何一つ見えはしない
  まだ空は見えないか 
  まだ星は見えないか
  這いあがれ這いあがれと
  自分を呼びながら 呼びながら
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2010/7/8

文庫本  読書


本屋で娘が『告白』(湊かなえ)を手に取りパラパラとめくっている。
値段を見てから元の場所に戻す。

私「読みたいのか?」
娘「ウン、映画にもなってるし」
私「じゃあ、うちに帰ったら読むといい、お父さんがもう買ってるからw」

娘、笑いながら
「そうかー、買ってましたかーw さすがだねーww」

娘と私の好みの本は似ているのである。

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文庫本は新潮社が好き。
新潮文庫だけが、本にヒモをつけてしおりにしてくれているからだ。
文字の大きさも行間も読みやすい。
老眼がかかってきた私にとって、「読みやすい本」というのは大きなアドバンテージなんだ。
だから文庫本を探すときは、まず新潮文庫から探す癖がついた。

伊坂幸太郎や乙一が新潮文庫から多く出版されているのも、うれしい。

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伊坂幸太郎の『砂漠』を読み始めたらとまらなくなった。
そのことを娘に言ったら
「その気持ち、わかるw」
「わたしも『告白』読み始めたら一気に読んでしまった」
「結局、寝たのが午前2時だったよ」
「学校で眠くて眠くて・・・w」

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息子も本を読んでいる時間が多くなった。
時には3人でクーラーのきいた部屋で本を読みふけっていることも。
ニョーボは仲間はずれか?
いや、実はニョーボも読書家で 本はたくさん持っているのである。
最近は読書をする時間も無いだけで・・・
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2009/1/8

SF (その1)  読書


SFを意識したのは、まだ小学生の頃、
NHKで放映していたドラマ「タイムトラベラー」だった。
原作・筒井康隆「時をかける少女」
そして、原作を読んでみたいと思ったのがきっかけ。

何年か後、長兄が『SFマガジン』という雑誌を持ってきて
『トラブル』という筒井康隆の短編を読ませてくれた。
なんだか、めちゃくちゃな人間破壊小説だったけど・・笑えた!!

それからいろいろ、長兄が持っていたSFを読みあさり始めたかな。
まず、『火星シリーズ』ジョン・カーターとデジャー・ソリス。
『レンズマン』『宇宙のスカイラーク』『宇宙船ビーグル号の冒険』
当時はSFといえば、まずスペースオペラだった(^^;)

HG・ウェルズの『タイムマシン』はTVで映画を見たのが先だったかもしれない。
フレドリック・ブラウン、レイブラッド・ベリ、なども読んだ。

でも、なぜか当時はハインラインと出会わなかったのが不思議(笑)
ハインラインは数年前にまとめ読みしたけど、
『夏への扉』『輪廻の蛇』『時の門』が秀作だったと思う。

筒井康隆、小松左京、星新一、など 日本人SF作家が台頭してきた。
『日本沈没』は大陸プレートによる地震説が一般的になり始めた頃で
映画化されてからプレート理論が定着したきっかけだったような気がする。

『復活の日』は症状が風邪に似た細菌兵器で人類が一度滅亡するSF。
ネビル・シュートの『渚にて』が下敷きになっていると思われた。
近く、封切になる映画『感染都市』の予告を見て
『復活の日』を連想したのは私だけではないだろう(^^;)

日本SF作家の書く小説にはスペースオペラが少なく、
日常的な世界でおこるパニック的なものだったり
少し不思議な物語だったり、心温まるようなほのぼのとしたものが多かった。
筒井康隆『お紺昇天』はいまでも忘れられない名作。

筒井康隆といえば『家族八景』から『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』
の七瀬シリーズが好きだったな。

歴史に切り込んだ『戦国自衛隊』『産霊山秘録』『折り紙飛行船の謎』
なども印象的だった。

そして出てきた、田中芳樹『銀河英雄伝説』!

書き始めるときりがないので、今日はここまで。

思いっきり趣味に走りました(^^;)
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2008/7/22

時間旅行  読書


先日、TVを見ながら寝ちゃった番組はアニメ『時をかける少女』でした。
もともとの原作は筒井康隆ですが、TVドラマになったり、漫画になったり
映画になったり、アニメになったりしているうちに
内容がずいぶん変わっちゃいましたね(笑)

今回のアニメは原作とは似ても似つかない作品になっていましたが
青春ドラマとしては面白かったです(途中で寝たケド)

こういうタイムトラベルものって、好きなんですよねェ・・・

タイムトラベルものに最初に出会ったのがこの『時をかける少女』でした。
NHKドラマ『タイムトラベラー』って知ってる人、います?
相当昔のドラマだったから 知らないだろうな。
この『タイムトラベラー』に原作があることを知り、読んだ本が『時をかける少女』
子供ながらに「すごい!面白い!」と思ったSFでした。

それからSFにのめりこむようになるきっかけ。

広瀬正の『マイナス・ゼロ』
過去から来た少女と恋におち、自分はうっかり過去に跳ばされてしまう。
そこから起こる数々の不思議。
ぜったいオススメな1冊。(最近再版されています)
こういうネタはハインラインの『輪廻の蛇』と同じなんだけれど
そこは広瀬正の味付け。天下一品ですね。
ハインラインでは『夏への扉』と『時の門』も面白いです。

『いま、会いにゆきます』もタイムトラベルでしたね。
時を越える愛情。感動物でした。
これもまた『夏への扉』と似たところがあるけれど別作品。

最近のTVCMで、少女が歩くたびに成長するというCG。
コレは『ジェニーの肖像』を思い出させます。
青年が石蹴りをしている少女に出会う。
しかし、会うたびに少女は成長していてやがて恋におちる・・・

北村薫の『スキップ』『ターン』『リセット』
これも時間を越えるということの不思議。
外国の小説で『リプレイ』も面白かった。

『家族八景』の七瀬はテレパスでしたが、『七瀬ふたたび』では時間も越える。

時間を扱ったSFって楽しい♪

過去に戻って やり直したいって思ったこと、ありませんか?


※ほとんど古〜い小説ばかりでスミマセン(^^;)
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