先日、映画「怪談」試写会の応募葉書を書いていて思い出したのが、中学の英語の授業で小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の「KUWAIDAN(かいだん)」もしくは「MUJINA(むじな)」という怪談話を習った人もいるかと思います。 この怪談話では、のっぺらぼうに化けた貉(むじな)が人を驚かせるというものでした。( ̄-  ̄ ;)
でも、貉(むじな)とは狸の別称だと言うことは御存知でしたか? 大正時代頃までは、共にアナグマと認識されていて、東日本では「むじな」、西日本では「たぬき」と呼ばれていたそうで、狸、貉(むじな)の名称は併存していたようです。d(*⌒▽⌒*)b
現に当時、施行されたばかりの狩猟法に違反したとして狸を捕獲した猟師が、自分は貉を捕ったのであって狸を捕ったのではないという理由から無罪になった判例がありますが、現代では貉という呼び名は聞かなくなりました。( ̄∇ ̄*)ゞ
貉というと、今では鵼(ぬえ)のような妖怪の類だという意味合いに感じられるような気がします。 「同じ穴の貉」とは決して良い意味の言葉ではありませんが、むしろ貉のほうが古来よりタヌキを指していて、狸のほうが得体の知れないものだったようです。(`m´〃)
http://www.kumagaya.or.jp/~sizensi/print/dayori/20/20_6.html

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