いよいよ建長寺専門道場越後大遠鉢も最終日。
午前9時に出立茶礼。
(出発に先だって一同で挨拶をかわしお茶を飲む、禅門で非常に大切にされているケジメの儀式)
「慣れないところでのご修行ご苦労様でした。無事円成できたこと誠に法幸に存じます」
閑栖和尚の挨拶が済んで・・・
記念写真
清玄和尚・・・ちょっと近寄りすぎ!
みなさんに変に思われたら大変です。
下 山
まだこんなに雪が・・・
雲洞庵赤門前にて
せっかくの機会なので、雲水さんたちの希望にお応えして「土踏んだか」で有名な越後の名刹・雲洞庵に参拝させていただきました。
重要文化財方丈を背景に
事前に連絡をしてお願いしておき
方丈にてご本尊・釈迦牟尼如来とご開山・傑堂能勝禅師に回向。
荘厳極まる雰囲気のなか、お唱えするお経にも力がこもります・・・。
根津誠家「ペンション・あぷりこっと」にて
坐禅会のみなさんと記念撮影。
どことなく一回り大きくなったような逞しさが感じられませんか?
僧堂生活とはかけ離れたとても和やかな雰囲気の中、みなさんの真心のこもった、また僧堂では口にすることの凡そできない西洋料理と、ご主人が丹精こめてお作りになった「南魚沼産コシヒカリ」をたらふくご馳走になりました。
「みなさん、関興寺さまにいるときとは違って、ホッとした表情で和やかにお過ごししていただけたようでとても嬉しかったです」と坐禅会のみなさん。
本当に楽しい時間が過ぎるのはアッという間です・・・
午後3時8分越後湯沢駅発の新幹線にて雲水さんたち一向は一路鎌倉建長寺へ。
慣れない土地のうえ厳しい自然環境の中で、諷経や坐禅、托鉢や雪堀りなど一生懸命に励んでいただいた1週間におよぶ関興寺での修行。
準備不足などで至らぬ点が多々あったことと思いますが
雲水さんの心に残る良い思い出となることを切に願っております。
越後から鎌倉に行けば、また気候の違いに体調を崩す恐れがありますので、健康には十分留意されて「竿頭においてさらに一歩をすすむ」底のご精進をご祈念申し上げます。
建長寺専門道場越後大遠鉢・・・無事円成。

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