
Soldier Storyの“AUTOMATIC RIFLEMAN 3rd Brigade 101st Airborne Div.”。
「中国人民解放軍輸送隊“雷鋒”」や「中国国民革命軍 第八路軍 衛生兵」等、
ある意味マニアック(中国以外では)なフィギュアを製作していた
同社が発売した現用米軍フィギュアです。
今までの製品は、かなり「人形」的なイメージが強い、独特な雰囲気でしたが、
こちらはかなりスタンダードな「今時の12インチフィギュア」に仕上がってます。
・・・もしかしたら「中国軍」製品とはデザイナーが違うのかな?

画像はすべて製品のまま、全く手を加えていない状態です。
全体の雰囲気はBBI社の製品に近いでしょうか?
内容的には、特に大きな問題はないと思います。
強いて言うなら無線機関係が一切付いてないのが不満と言えば不満・・・かな?

ヘルメットカバーは、ゴーグルのストラップ留めや、
IRリフレクターのフラップ開閉等、かなり頑張っていると思います。
NVG(PVS-14)とマウントも付属。
樹脂成型品は全体にモールドがやや甘いのと、
使用している樹脂が若干柔らかめなのがちょっと気になる部分。
NVGのマウントプレート程度なら問題ないんですが、
アーム部分等の繊細なパーツは若干、取り扱いに注意した方が良いかも知れません。
バックル類も同様で、特にヘルメットのチンストラップを取り付けるHバーバックルは
ストラップを強く引くと千切れそうで少々怖いです。

ショルダーカバー付きのインターセプター・ボディアーマー。
出来れば(プレートキャリア部分だけでも良いので)SIDE SAPIを付けて欲しかった・・・

形状/サイズはBBIの第10山岳師団“ルーカス”のに近いかな。
G3系のボディに着せるなら現状では最良の選択肢、かと思います。

ハイドレーション・バックパック。
モデルは“Motherload”でしょうか?

ACUの色味は、地の色が白っぽく、迷彩はややブルーが強い感じ・・・
と言っても、もちろんACU以外には見えないわけで(^^;
実物の方もかなりバラついてるみたいですし、これはこれでアリかと思います。
ディテールの再現性は、BBI以上TS未満、という感じかな(^^;
サイズは、ジャケットはかなりゆったり目で、トラウザースはやや細め。
個人的には、トラウザースはもうちょっと太い方が、
シルエットが作りやすくて好きなんですが・・・
ブーツもかなりイイカンジ、既存のメーカー品だと
DiDの現用ブーツ(ACUセットに付属)に近い雰囲気かな?

パラストックのMINIMI。こちらもモールドがやや甘め。
出来自体はかなり頑張ってると思いますが・・・
樹脂が柔らかいのもあって、ちょっと剛性感に欠ける感じです。
シルバーのブラシもちょっとやりすぎ、かな?

バレルやバイポッド等は分解可能。
PEQ2、ELCAN、SUREFIRE、バーチカルグリップ等の他、
200rdのボックスマガジンも付属してます。

フィードカバーは(当然)開閉可能。コッキングレバーも可動します。
ベルト給弾口下のM16/M4マガジン用給弾口がちゃんと開口していたので
試しにBBIのマガジンを付けてみたら・・・なんの問題もなく使えました(^^;

ボディ。
各パーツの形状は異なりますが、基本設計はBBI/G3準拠、ですね、どう見ても。
ベンダブル手首(通常の銃持ち素手も付属)や、つま先可動等、“G3.5mod.”な感じです(^^;
やはり胸削り&腰〜腿スポンジ補正必須、かな?
というわけで、取り立てて「ココが凄い」という部分は無いんですが(^^;
(試作画像ではM249が「凄い」ように見えたんですが・・・)
大きな問題も無いですし、十分価格に見合った内容になっていると思いますので、
現用ミリタリー系ユーザーは押さえて置いても良いんじゃないでしょうか。