『ガンダム』のモビルスーツに工業機械的ディテールを加味してアレンジした
バンダイ・キャンディ事業部の新シリーズ(?)“GUNDAM ADAPT”。
ガム1ヶ付き630円(税込み)のいわゆる“食玩”ですが、
なんと言ったらよいか・・・いろんな意味で大変なことになってますよ、コレ。
RX-78-2 ガンダム
アイテムによってアレンジの振り幅にかなり差がありますが、
コレは比較的無難な線でまとめてある感じかな?
各所にオリジナルのディテールを配してあるものの、
ガンダム自体のデザインは設定にほぼ忠実・・・というか、
既にアレンジされ尽くされた感のある「ガンダム」だけに
こちらもちょっとやそっとのコトでは驚かなくなってる、
ってのもあるとは思いますが(^^;
アレンジの方向性はとりあえず置いておいて、
ビックリしたのがパーツ数の多さ。
各アイテム共に、この手の製品でありがちな、
腕部、胸部、的に関節部でパーツを分割するのではなくて
内部フレームに外装パーツを装着する構造になってるんですが、
ちゃんとパネルラインで分割されている外装パーツを取り外して行くと
フレームのみの状態に出来ちゃいます。
サスガに外装の厚みの分、フレームが妙に細かったりはするんですが、
ある部分ではMIAやHCM Proを凌駕しちゃってるんじゃなかろうか、と・・・
MS-05 ザクI
いわゆる“旧ザク”ですが・・・シルエット以外はほぼ別物ですね(^^;
内部フレームの光沢シルバーと外装のつや消しカーキのコントラストがイイカンジ。
丁寧さやカラーリングのアレンジも含めて、塗装のレベルはかなり高いと思います。
オリジナルデザイン(ですよね?)のガトリングガンもインパクトありますし、
コレで全高10センチ程度なんですから・・・もう「スゴイ」としか言いようが無いです。
MSA-005 メタス
・・・格好良すぎ! でしょこれは(^^;
頭部とか肩とか、アクチュエーターだけの腹部とか、
デザイン的特徴は一応、押さえてありますが・・・
MA形態時にカウリングになる背面のパーツがコンテナになっちゃってますし、
黄色くなかったら多分、なんだか判らないのでは? と言うくらいアレンジされてます。
製品はすべて、基本的に固定ポーズなんですが、
このメタスのみ、サブアームが若干可動します。
MSN-08 エルメス(製品名の表記は“ララァ専用モビルアーマー”です(^^;)
コレは・・・絶対判らないでしょ!
(私的にはカッコイイからOK、ですが(^^;)
カウリング、クリアだし! ビットコンテナ背負ってるし!
ビーム砲、機体側面に露出しちゃってるし!
いやもう、気持ちのいいくらい思いっきりなアレンジっぷりですね。
コレにGOを出したキャンディ事業部も凄いけど
OKを出したサンライズもエライぞ! と(^^;
(そう言えば、パッケージにコンテナ背負った写真が載ってないですね(^^;)
RX-78-3 G3ガンダム
塗装以外はRX-78-2 ガンダムと同じ。
一応、シークレット、というかレアカラー扱いなんですが・・・
正直、あんまり嬉しくないです(^^;
せめて武器くらい変えてあれば・・と思うんですけどねぇ〜
他が凄かった分、ちょっと意外性が足りなかった、という感じかとm(_ _)m
コレまでにもコストパフォーマンス過剰気味の製品を
度々リリースしているキャンディ事業部ですが・・・
それにしても今回のは飛び抜けてとんでも無いことになってる気がしますね(^^;
コストの高騰を反映して、総じて値上がり気味のミニフィギュアですが
「この内容の製品をこの値段で出しちゃったら、後々困ったことになったりしないの?」
とか、こちらが心配になっちゃいますよ、ホント。
バンダイ・キャンディトイHP
http://www.bandai.co.jp/candy/