短波放送「しおかぜ」をご存知でしょうか?
日本の民間団体 特定失踪者問題調査会が北朝鮮に拉致された日本人向けに行っている
短波放送なのですが、北朝鮮からの妨害電波で聴き取りにくい状況が続いているので
茨城県古河市のKDDI八俣送信所まで行って聴いてきました。

写真右側は広帯域受信機アイコムIC-R20
ハンディ受信機としては最高級の部類に入る機種なのですが、「しおかぜ」の周波数6045KHzに
合わせると他の短波放送の音声が聞こえたり、混変調を起こして鮮明に聞こえません。
一方、写真左の短波ラジオSONY ICF-SW55は混変調を起こすことなく、電波が強いためか
いつもより良い音で、FMラジオに近い音質をたたき出しています。短波ラジオの底力を見せつけてくれました。
ラジオの性能試験はどうでも良いですよね。
短波放送「しおかぜ」は北朝鮮に拉致された被害者に対して名前や家族の声
必ず助け出す旨の呼びかけを行っており
毎日、日本時間05:30〜06:00 (第一放送6045kHz、茨城県八俣送信所より送信)
同じく日本時間22:00〜22:30(第二放送、9485kHz、ロシアからの海外送信)
のスケージュールで放送していますが、受信には短波ラジオが必要なのと、
北朝鮮からの妨害電波の影響で特にロシアからの第二放送の受信は困難を極めます。
また、短波ラジオが1台あると北朝鮮からの対日放送も聴く事が出来ます。
北朝鮮からの対日放送は大出力で複数の周波数で放送されており、木造の室内では付属の
ロッドアンテナで受信できます。
今年の7月から北朝鮮に対する短波放送がまた1つ増えるそうで、この機会にこれらの短波放送を聴いて、日本と北朝鮮の情勢に理解を深めてみてはいかがでしょうか。
最後に、北朝鮮拉致問題の一日も早い解決を願ってやみません。

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