OLYMPUS E-3を使い始めて約3ヶ月。基本的な取扱いに慣れてきたところで
E-1やE-300シリーズで定評のあった、オリンパスブルーがE-3でも出すことが
できるのか、東京お台場付近を撮影検証してみました。
パレットタウンから対岸のパルティレ東京ベイを望む。
画像の設定はVIVID シャープネスを1段上げて撮影しました。
おそらくE-1では青空が青一色になるところが、E-3では地平線近くが
白っぽく上にいくほど青味が深くなります。
見た目に近い色再現ができるようになりました。
階段の暖色との対比でさらに青空を引き立ててみました。
今回は [ZUIKO DIGITAL ED 12-60 SWD]で撮影しましたがこのレンズは
合焦速度が速く画像周辺部でも色滲みがなく、非常に優秀なレンズなのですが
残念な点が1つ。。。
広角端付近で撮影するとこの写真のように湾曲収差が盛大に出てしまうこと。
左側の街路灯が斜めに建ってしまっています。
これさえなければ常用レンズにすることが出来るだけに非常に惜しいレンズです。
高級マンション「THE TOWERS DAIBA」
屋上付近のアンテナのようなものが気になったので撮影しました。
美観を損ないかねない通信アンテナ類を、建築物のデザインの一部にしてしまうことで
景観と通信の確保を両立させるという素晴らしいアイデアに感動し、問い合わせたところ
「屋上付近の王冠状のものは通信アンテナ等の機能は内蔵していない」との事でした。
単なる「考え過ぎ」ということでした。。。
元旦の国会議事堂前。
国会議事堂には何故か、はとバスが良く似合います。
関東鉄道水海道車両基地
鶴見つばさ橋と横浜ベイブリッジ。鶴見線海芝浦駅より撮影。
海芝浦駅到着時、太陽がちょうど鶴見つばさ橋の真上に来ていて
完全な逆光となってしまいました。
今回の試写で感じたことは、E-3で青空を撮るとE-1のような青単一色ではなく
より自然な感じに青空が再現されるようになったことで、一般受けしやすい絵造りに
なっているなあ。という感じです。
確かに「オリンパスブルーはE-3にも残っている」表現することができると思いますが
E-1のような独特のDeepな青空とは別物のように感じました。
飛躍的に完成度が高まったE-3しかし、それと裏腹に個性が乏しくなって行くのではないか
?と、今後のE-Systemに懸念を感じます。
オリンパスは今まで通り、独自路線を貫き通してほしいと思うところです。

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