今回からは数回、長野県内の撮影紀行となります。
長野電鉄長野線は長野駅から湯田中駅までの延長33.2キロの路線で、主に関東地方で使用されていた旧型電車が多く走っており、たいへん興味深い路線です。
元-JR東日本253系成田エクスプレス
現-長野電鉄スノーモンキー号

長野電鉄長野駅地下構内で出発時間を待つスノーモンキー号
元-小田急電鉄ロマンスカー(HiSE)
現-長野電鉄ゆけむり号

同じく長野駅ホームでゆけむり号
ゆけむり号の先頭展望車輌。

元、小田急ロマンスカーということで全面展望が期待できるところで、先頭座席はすでに埋まっています。
しかし長野駅発車後、地下区間を走行するため眺望はしばらくおあずけです。

暇なので座席周辺の小物類を見て時間をつぶす。
操作にちょっとコツがいる折畳み式テーブル。

テーブルの下には、せんぬきが!

展望座席が空いたので移動してみる。
天気の良い日の眺望は最高に良いでしょうが、あいにく今日は大雨。。
展望席にもワイパーを付けて欲しいです。
途中随分端折っていますが、終点湯田中駅に到着。

運転士さんが天井から降りてきました。
そう、この電車は展望席の上部に運転席があるため、運転士はここから乗降します。
元-東急8500系

東急東横線の車両?
元-営団日比谷線3000系

自分が知っている限り茨城県内にも、もはや土に還ろうとしているこの車両がありますが、長野では未だに現役で走っているんですね。
山ノ内町有線放送電話

終点、湯田中駅で凄いものを見つけてしまいました。
一般の電話番号とは違い、独自の4~5桁の番号で内線電話のように使える有線放送電話!
内線電話モードのほか、役場からの放送を受信できる同報受信モードもあったかと?
現代の防災無線の有線版と言ったところでしょうか。
今となっては非常にローテクな通信手段ですが、防災の観点からも通信手段を複数確保しておくということは重要なことですね。
夜間瀬川を渡るゆけむり号

当日はあいにくの土砂降りの雨で日中でも薄暗い光線状態でした。
この写真のように半分近く輝度の高い部分(曇り空)があるとAUTOでは、全体が暗くなってしまうためマニュアルに切り替えて撮影しましたが、それでもどんよりとしてしまいました。
夜間瀬川を渡るスノーモンキー号

上記と同じくマニュアル露出で撮影。
これ以上露出を稼ごうとすると輝度の高い部分が白トビしてしまいます。
E-M1の撮像素子は中央付近の画素がAF測距画素として割り振られているためか、
充分な光量が確保できない状況では色再現性は地味な感じになる印象を受けました。
長電長野駅に到着したゆけむり号

近代的な地下駅に入線しているところを見ると、往年の小田急新宿駅のロマンスカーと何ら遜色ない偉容を感じます。
長電長野駅から終点湯田中駅まで特急で約30分。普通運賃のほか特急料金100円でロマンスカーに乗りながら長野の田舎風景を楽しむ。というのも面白いものです。
「リーガルハイ」がしつこいですが。

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