今回は2014年10月中旬のネタになります。
勤務調整で急きょ3連休になったのと、時を同じくして臨時収入があり(まあ、大した額ではないですが。)
これは「何処かへ行け。」ってことだと勝手に解釈し、前々から「○亀製麺や、はな○うどんなんか目じゃないくらいうどんが美味しい」ということを複数の知人から聞いていたので、四国に初上陸することにしました。
空席があれば前日でも格安なJetstarで成田〜高松空港までのチケットを入手し香川県高松市へ。

搭乗ターミナルから、沖留めしてあるJetstar機までバスで移動し、タラップを使用して搭乗するという、日本の代表的空港、成田空港でこのような疎外されている感が、たまりません。
JR高松駅まで移動し、ガラにもなく食べログで評価の良いうどん店を探し、喜び勇んで入店!
午前10時過ぎだと言うのに客は自分一人で少々面食らったが、席に座り早速うどんを注文。
透明なつゆに「これはいけるかも!」という期待感が込み上げてくる。
麺は、と言うと、柔らかめでコシも普通でまあまあ普通においしかったです。。
夜は高松市役所付近の食べログで3位のうどん店へ。
しっぽくうどんを注文するも、売り切れでカレーうどんを食しました。
普通のカレーうどんでまあまあ普通においしかったです。。
やはり自分には、天ぷらを追加して麺が見えなくなるくらいネギを乗せた○亀製麺や、野菜を1日分トッピングしたはな○うどんの方がどうしても美味しいと思えてしまう。。
気を取り直して翌日は、高松琴平電気鉄道(通称、琴電)で高松市内のケーブルカー跡へ。
高松市内を走る琴電志度線、琴電屋島駅

この駅を背に300メートルほど進むと「屋島」という独立峰を登る「屋島登山鉄道」が存在しました。
1929年(昭和4年)4月21日 開業
1944年から1950年の間、不要不急線として一時休止。
2004年(平成16年)10月16日 営業休止。
2005年(平成17年)8月31日 廃止となる。

駅を降り立つと目の前の山肌にはクッキリと廃線跡が。

屋島登山口駅まで緩やかな上り坂を進む。
何となく観光地の雰囲気がまだ残っているように感じます。
「これからケーブルカーで山頂へ!」とワクワクする気持ちで坂道を登って行ったことでしょう。

ほどなくして屋島登山口駅に到着。
駅舎もケーブルカーも残っていました。ちょっと感激!

木造の変電室。
窓越しに中を見るも良く見えませんでした。

手前側が1号車の義経(よしつね)号、山上側の車両が2号車の辨慶(べんけい)号。
辨慶号は近年まで屋島山上駅に留置されていたものが、災害時に滑落する危険性から、ここ屋島登山口駅まで引き下ろされ、2両が連結された状態となっている。

最終運航日は2004年10月15日。
廃線後10年程なので、設備は比較的良好のように見えます。

2号車辨慶号。
1号車と比べると赤ストライブもなく質素なカラーリング。

屋島登山口駅を出て、いよいよ登山開始です。
ケーブルは撤去されていますが、線路やプーリーは残っていて現役時代の雰囲気はまだまだ残っています。

少し登ったところで振り返ってみると、高松市の街並みがよく見えます。
そして、あのカワイイ琴電屋島駅の駅舎が。

中間地点のすれ違い区間。
全長0.8キロのケーブルカーなので、中間地点まですぐに到達しました。

すれ違い区間を過ぎると木製の階段に。。
恐らくコンクリート製階段が破損し、その補修で木製階段が作られたのでしょうけど、下が透けていて怖いので線路の路盤の上を歩く。

このトンネルを抜けると屋島山上駅に到着です。

トンネル内には損傷等もなく非常に歩きやすい。

屋島山上駅に到着。

今にもケーブルカーが到着しそうな雰囲気です。
静かな雰囲気にいつまでもここに留まりたい気分ですが、
もう1つの見どころが屋島山上駅の駅舎なので、出口に歩みを進めます。

残念ながら駅舎の中には入れないため、建物沿いに反対側まで進む。
駅舎正面入り口より屋内を見る。

ツートンカラーの円柱と「屋島ケーブル」の書体に時代を感じます。
屋島山上駅全景。

モダンなデザインとでも言えば良いのでしょうか。
丸窓や何枚も板を重ねたようなデザインの屋根。非常に意匠を凝らしているのが特徴的な駅舎です。

そして屋上には、時代的デザインの避雷針?アンテナタワー?
駅舎のデザインと相まって有機的に融合しています。
この建物を見るだけでも探訪する価値があると思います。
駅舎遠景。

左側に民宿跡。右側には土産物屋跡が現存しています。
10年少し前までこの参道を観光客で賑わっていたことを思うと、寂しい限りです。
屋島寺

屋島ケーブル屋島山上駅の近くには、四国八十八箇所霊場の第八十四番札所である屋島寺があり、お遍路さんに混じり下界へ降りるバス停へと移動し、琴電屋島駅まで戻りました。
うどんが心残りなので、四国またリベンジしようと思います。

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