2012年(平成24年)4月1日に廃止された長野電鉄屋代線を2日にわけて歩いてみました。
1日目は新宿西口高速バスターミナルから、京王高速バスで上信越自動車道屋代バス停を下車し、現しなの鉄道屋代駅から長野電鉄屋代線松代駅跡までの探索です。
@ 上信越道屋代バス停

このバス停から西方へ軽く一山を越え屋代線の発着駅であった、しなの鉄道屋代駅へ向かう。
A 千曲市科野の里歴史公園

千曲市科野の里歴史公園の外周路から、写真奥へと続く山道に入る。

アスファルトから砂利道へと変わり心細くなるが、地図を信じて進んで行く。

程なくして山上から屋代駅が見えてきた。
B しなの鉄道屋代駅

写真奥のホームがしなの鉄道で、手前側ホームが長野電鉄屋代線のホーム跡。
ここから長野電鉄屋代線の終点駅だった長野電鉄須坂駅に向けて探索してみます。

屋代駅を出たあと、しばらくは現役のしなの鉄道線と平行します。
C しなの鉄道との平行部分

少し進むとレールは撤去されていましたが、錆色のバラストが残っていてここに鉄道が走っていたことがはっきり分かります。

レールが埋め込まれたままの踏切。
D 東屋代駅跡

屋代中学校裏手の東屋代駅跡は既に更地に。。
E 東屋代〜雨宮駅間のガーター橋

レールなどは撤去されていてもこのような痕跡の存在が、廃線跡巡りを楽しいものにさせてくれる。
F 雨宮駅跡付近

駅を感じさせる痕跡は確認できず。
G 雨宮〜岩野駅間に現存するガーター橋

「歩いてください。」といわんばかりによく整備されている?
H 上信越自動車道との交差部分

ここから上信越自動車道の北側を平行して廃線跡は進む。

ガーター橋の先には短いトンネルが。

入り口付近からトンネル内を見る限り、保存状態は良いようです。
トンネル内を歩くのは危険なため、一般道へ迂回し岩野駅跡を目指す。

現役当時の遺構など特に見当たらず、歩きやすいバラストの上を松代駅方向へと歩く。
I 岩野駅跡付近

上信越自動車道と国道403号線に平行して屋代線跡は須坂市方面へと進む。

この辺りまで歩いて来ると湯河原温泉?方面の山々が近くに見えてくる。
J 像山口駅跡

こちらも駅舎その他全て撤去され、当時を想わせるものはなし。
冬の長野は夕方になると僅かな時間で急に暗くなり、撮影も難しくなる。
立ち止まると体温も奪われ、寒くて居られないので歩き続けることを強制させられる。。
K 像山口〜松代駅間の川に残るガーター橋。

この橋の向こうに見える市街地(松代駅跡付近)に今日の宿を予約していて既にゴールは見えているのだが、さすがにこの橋を渡るわけにもいかず一般道を歩き松代駅跡へ向かう。
L 松代駅跡

松代駅跡に到着した時はもうすっかり暗くなっていました。
それにしても長野の夜空は星がきれいですね。
市街地でもオリオン座がはっきり見えました。


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