神奈川県鎌倉市梶原地区の山中に野村総合研究所跡の建物が廃墟となって残っています。
「野村総合研究所」
民間のシンクタンク。社会 政治 経済 軍事 技術 文化などの研究と提言などを行う組織なのだそうです。
野村総合研究所が現在の場所に移転する際、この土地を鎌倉市に寄付したとの事。

「創業の地」記念碑

寄付された土地と、2000年初頭まで使われていた建物が現存しています。

公道から敷地内へのアプローチ。
3本の掲揚旗ポールが探索の気分を高揚させてくれます。
(何故だ?)

現在は鎌倉市の所有で、日中は一般開放されています。

研究所は高台にあるため、入り口から急峻な車道が繋がっています。

地形図の等高線を辿ると、高低差は100メートル位あるようです。

車道を中間付近まで来るとループ状になっています。
遠くに見えるのは「野村橋」

野村橋から今歩いてきた車道を見下ろす。
車道を登りきるとやっと見えてきました。野村総合研究所!!

さすがリサーチ研究所だけあって、近未来的なデザインです。
建設コスト相当かかっているのではないでしょうか?

しかし正面玄関を見ると華やかさはなく廃墟化してしまっています。

研究所の南側に回ると、広々とした草地になっていました。
グラウンドと言われている場所か?
現在は鎌倉市によって管理されており、日中は誰でも訪れることができます。
と言っても、散策できるのは駐車場とグラウンドくらいで正直、普通の人には何の面白みもない場所でしょう。
しかし豪華なアプローチ道路に始まり、近未来的なデザインの建物。
市に譲渡されたが、活用法が決定しておらず放置状態が続いている。
廃墟マニアにとってはたまらい物件です。
「鎌倉市公認の廃墟」と言っても過言ではないと思います。
興味のある方は是非探訪してみてください。


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