今回は一昨年7月の写真ですが、世田谷美術館「作品のない展示室」という企画展が気になり、長引くコロナ禍の中久々に都内まで出かけた時のネタです。
世田谷美術館は世田谷区砧公園内にあり、都心の割には交通アクセスは良いとは言えず、東急田園都市線用賀駅から炎天下のなかを20分くらい歩いて到着しました。
砧公園内も人出はほとんどなく静かなものでした。

世田谷美術館に到着。
美術館など普段まず訪れることないのですが、とりあえず涼みたい一心で館内へ。

美術館で展示物が何もないとは、どんなものか?

観客も数人程度で展示物のない部屋はガランとしていました。
エアコンがほどよく効いていて、適度に薄暗く、心が落ち着く空間でした。

窓の外には砧公園の景色が。
窓枠を額縁に見立てて外の風景が見られるような設計になっているのでしょうか?

屋内展示室へ。
訪れる客もまばらで美術館を独占したようにゆっくり観覧できました。

何も展示されていない壁も、これはこれで心動かされます。
ゆったりとした気持ちになりました。
(元々廃墟好きなので、静かな場所にいつまでも居たい気分に。)

上下にシンメトリーな空間も居心地が良いです。

無に浸っているお客さんが奥に一人。
美術館とは、そのものが創作物。ということを感じた一日でした。

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