2011/5/30  22:25 | 投稿者: 時鳥

携帯の画像は、動画にするとサイズが途端に大きくなる。
静止画像が16枚だか32枚だか積み重なって1秒になるから、それなりの容量を食う。
動画サイズを小さくする方法と言うと、画質を落とすほうに行きがちだけど、携帯電話の動画レベルだとむしろ、1秒間のコマ数を減らすほうに走ったほうがいいのではないかと思う。
そんなに本格的に撮りたいわけじゃないんだから、1秒4コマのパラパラアニメでも、1秒1コマの4コマ漫画みたいなのでも、場合によっては十分要件を満たしていると思う。
4秒に1コマなどにすると、また別の面白さが出ると思う。コマの間の飛躍が大きくて、空白の時間に何が起こったのか、読者が想像力で補完しなければならないのだ。
読みが要るから、視聴者じゃなくて読者。
3

2011/5/29  22:10 | 投稿者: 時鳥

「真の闇より無闇が怖い」
ことわざ辞典で見つけたことわざ。
うまいことを言うものだ。感心する。
おそらくこれは、「無鉄砲」で言い換えも可能。
闇と無闇、鉄砲と無鉄砲、どちらが怖いかは人と時と場合による。
3

2011/5/27  21:37 | 投稿者: 時鳥

かつらの髪の色は白が好まれた。
しかしながら、本物の白髪は希少であった。なぜなら、白髪になる前に禿げる者が多かったからである。
従って人々は、他の色のかつらを髪粉によって白く染めた。
安価な髪粉として小麦粉が大量に消費され、時としてそれは、パンの価格高騰の原因ともなり、社会問題となった。

『天辺のモード』にはそのように書かれていた。
要するに。
マリー・アントワネットたちの、あの非現実的なかつら。
あれがフランス革命の原因のひとつだったということか?
奥が深い。
脱力感にも襲われるが。
5

2011/5/26  20:45 | 投稿者: 時鳥

髪型の高さは決して90cmを超えてはいけない
マリア・テレジアは娘のマリー・アントワネット宛ての手紙でそう忠告した。

一理ある。
と、頷きかけて、そもそも髪の毛に高さ制限をかけなければならない状況が変だと気づく。
最盛期、言い換えれば、最も盛っていた時期は、普通の高さで60〜90cm、高いものでは180cmにも達していたと言う。
折りたたみバネを仕込んだ髪型もあって、「祖母風」という名前がついていたそうだ。
年寄りがいる間は小言を言われないよう、バネをたたんでおいて、いなくなったらバネで高くするのだ。
風刺画を見ていても、あまりにも常識を超えているものだから、どこまで本当でどこから誇張なのかがさっぱり分からない。
実は全部本当なのではないかと疑っている。
2

2011/5/25  21:43 | 投稿者: 時鳥

『天辺のモード』という、INAX BOOKLETの1冊を読んでいる。
INAXギャラリーの展示目録をかねたシリーズで、写真や図版がたっぷり。
めくってもめくっても変なかつらや髪形ばかりが出てくる。
禿頭の女性たちが手に手にかつらを振り回してる絵もおかしいが、添えられた文章の一節を読んで、通勤電車の中で吹く。
むしろその対立は深まるばかりで、聖職者がかつらをかぶることに対して、フランスでもイギリスでも論争が巻き起こった。教会の祭壇でかつら派と反かつら派がもみあいのけんかをするまでにエスカレートしたが、時代の趨勢には勝てず、やがて聖職者も競ってかつらをつけるようになっていく。

17世紀後半の話。
かつらをめぐって祭壇でつかみ合いをしている場面を考える。

反対派の重鎮の1人が実は付け毛をしていたことが、争いの最中にわかる。当人は「付け毛はかつらではない」と弁明し、タカ派は「いや、虚飾である。不実である」と追及する。
「付け毛は一部であるが、かつらは全てである。ワインに水を少々加えても、それがワインであることに変わりはない」
かように重鎮は反論する。
「しかし、ワインに水と果汁を加えればサンガリアになる。となれば、付け毛を足した頭髪はかつらではないが、地毛でもないのではないか?」
論争は次第にヒートアップし、終いには呑んで確かめようと言うことになり、最後には全員が「要するに、旨ければ何でもいいのだ」という結論にたどり着いて、なし崩しに和解する。
そして翌朝には、3分の1は昨夜の和解を忘れ、3分の1は昨日の記憶を丸ごと失くし、3分の1は覚えているが、そもそもの論点が間違っていたことに今更ながら気づき、なかったことにする。

・・・なんて面白いことはそうそう起きなかっただろう。
4

2011/5/23  22:03 | 投稿者: 時鳥

先ほどから妙に鼻が痒い。
何か細かい繊維がくっついているような痒さなのだが、いくら触れても、鏡をのぞいても、それらしきものが見つからない。
起きている間はいいとして、問題は寝る時だ。
濡れたティッシュペーパーをくっつけておけば寝られそうな気がするが、うっかり鼻の穴にかぶさって窒息したら洒落にならない。

野球の監督って、試合中に鼻が痒かったらどうするんだろう。
鼻に触れるのが何かのサインになっていたら、うっかり鼻も掻けない。
どこに触れているか分からないようにハンカチで隠せばOK、とか、逃げ道があるのかもしれない。
プロ野球シーズンだとスギ花粉は終わっているけど、イネ科花粉はもっと遅い。アレルギー持ちの監督は大変だろう。もっとも、そういう人はアレルギーに関わりのある動作はサインに選ばないのだろうけど。

と、書くうちにかゆみが収まった。
乾燥していたらしい。
0

2011/5/21  22:10 | 投稿者: 時鳥

「神の仕業」発言を聞いて、怒るより呆れるより先に笑う。
だって、正気の言葉と思えないし。まともに取り合う価値が見出せない。
で、800万柱のうちの誰に責任転嫁するつもりなのかしら、この大臣は。
大臣がそれを言って許されるんなら、前方不注意でうっかり人をひいても、セキュリティホールを放置したために顧客情報の大量流出を招いても「神の仕業」で済む。
「神の仕業」で済むなら、警察・・・は要るとしても、予防処置と損害保険は確実に要らなくなる。
最悪のタイミングでバグを出した場合に一度くらい使ってみたい気もする台詞だが、逆の立場で使われたら、思わず相手を寸刻みにしてしまうかもしれない。

ちなみに「柱」は、神様を数える助数詞。
4

2011/5/18  22:47 | 投稿者: 時鳥

渋谷区立松濤美術館に牛島憲之展を見に行く。
実は、これが2回目。
展示替えがあったわけではない。
すべて見たことのある作品なのだけど、それでも、会期が終わる前にもう一度見たくなったのだ。

生まれは1900年、亡くなったのは1997年。長寿の洋画家で、終生を日本で過ごした。
「昼の月」という作品の前にしゃがみこんで、にこにこと見上げる。
明るくて少し淋しくて、砂浜で拾う磨りガラスみたいに、透明じゃないのに光を通すもの。
季節なら春から初夏。空がかすんで、空気中に生き物由来の水分や、形にならない生気がいっぱいに満ちる時期。それがこの人の絵に共通する雰囲気だ。
岡鹿之助にも似た静かな雰囲気の絵だけど、岡鹿之助が粉雪だとしたら、こちらは春先の牡丹雪みたいな、水分をたくさん含んだ絵を描く。
水辺、木漏れ日、昼の月、遠くの霞んだ青い空。
それから、水門、ガスタンク、橋、コンビナート。
そんなものが彼のお気に入りだったらしい。
自然の風景を描くのと同じように、詩情豊かに産業施設を描いてしまうところも、両者はよく似ている。
終始笑みを浮かべつつ見入る。
私にとって、柔らかい部分に触れる絵なのだ、この人の絵は。
2

2011/5/16  22:46 | 投稿者: 時鳥

松涛美術館の牛島憲之展に行くため、Bunkamuraの傍らを通り過ぎる。
そういえば、ここで「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画」展をやっているはずなのだけど、全然行く気がなかった。
私にとっては、フェルメールより牛島憲之のほうがずっと価値が高い。
フェルメールはいつ見てもいい絵なんだと思う。
誰がいつ、どんな状況で見ても、必ず一定以上の評価が得られる絵、国籍性別年齢精神状態を問わず、理性で見ることができる絵。
フェルメールに限らず、オランダ・フランドル絵画はそういう特徴を持っている。
だからファンが多いし、展覧会ともなると観客が集まるのだろうけど、その特徴は今の私にはマイナスに働く。「あえて今、見る必要のない絵」になってしまっているのだ。おそらくは。
それで、「今日見るのと同じ感銘を、将来も受けるか保証できない」牛島憲之を見に行ってしまうわけだ。
0

2011/5/15  21:47 | 投稿者: 時鳥

たばこと塩の博物館に「華麗なる日本の輸出工芸」展を見に行く。
明治から昭和の初期にかけて、外国への輸出や外国人向けの土産物として作られた工芸品を約150点展示している。明治時代のものが7割、残りがそれ以前やそれ以後の作品。
展示物は小箱、花瓶から屏風、飾り棚まで幅広く、どれもこれも、細部まで凝りに凝っている。
でも何故か、見ていて楽しくない。
芝山細工の額を見つめて思った。
これ、作っている人が完全には納得してないんじゃないだろうか?自分の作っているものはいいものだと、作り手が本気で思ってはいないような気がする。
技術はつぎ込んでいるし、工夫もいろいろしていて新味はあるんだけど、落ち着きがない。自信がないのかもしれないし、浮き足立っているのかもしれない。
そう考え始めたら、寄木細工で隙間なく埋め尽くされた飾り棚が痛々しく見えてきた。豪華で凝っているのだけど、省略の美とかほどほどとかからはかけ離れている。「これでいい」と思えなくて、追い立てられるようにして詰め込める限り詰め込んでみたようにも見える。技術の高さは美しさを保証しないのだが。
安っぽい感じのするものも結構多い。成金趣味と言ってもいいかもしれない。けばけばしくけれんみが強く、「いや、あなたの美意識、こんなのじゃないでしょう?」とちょっと問い詰めたくなった。これだけ技術があるんだから、ちゃんと真っ当なものを作ってくれればいいのに。
私の目に美しく見えないのは、時代や感性の問題だから仕方がないにしても、作っている人がいいと思っていないものはいただけない。
会場には、大森の麦わら細工の小箱も数点あった。江戸時代から国内旅行者向けに作られてきたもので、それを見かけた外国人が気に入って買い集めたものだ。淡い色に染めた麦わらを編んだ素朴なもので、価格にしたら外国向けの土産品の数十分の一や数百分の一なのだろうけど、物としての格はこちらの方がずっと高い。何より、安定感と安心感がある。
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2011/5/14  22:17 | 投稿者: 時鳥

明治神宮宝物展示室で「十二単の世界」展を見る。
会場に足を踏み入れると、通路からケースの中まで、全体が異様に暗い。
何でも、当時の暗さを追体験させるのが目的だそうだ。
当時の宮中では、行事は夜に行われることが多く、昼間も女性たちは御簾に仕切られた空間の奥にいた。
これまで、明るい照明の下で隅々までくっきりと見るのが当たり前だと思って、疑いもしていなかったが、そう言われれば一理ある。本来の十二単が存在した場所は、これくらいの明るさしかなかったのだ。
薄暗い場所で見ると、十二単は随分落ち着いた色合いに見える。明るい場所で見たときと同じく、華やかに感じるけれど、色彩の華やかさと共に、絹地の光沢が目に付く。
発見があって面白いけど、明治神宮だからできることでもある。
常に大量の観客が訪れる東京国立博物館なんかでは出来ない芸当だろう。客からのクレーム続出になって。
一時に展示室内にいるのが多くても10人に届かず、かつ、観客収入をあてにしていないこの場所だから、こういう冒険と言うか実験と言うかマニアックな試みが出来るのだろう。

今回、十二単を凝視して生じた疑問。
すだれで仕切られているため、空気の流れが今ひとつ悪い空間に、女が数人、集まっているのが当時の貴族女性の日常生活だった。しかもそれぞれが身の丈より長い髪を下ろしたままにして、十二単とまでは行かなくても絹の単を何枚も重ね着している。
京都の夏って、そういう状態でも乗り切れるものなんだろうか。
運動不足で栄養状態も悪く、したがって体力不足な女性たちがそういう環境にいたら、どんなに運が良くても熱中症ぐらいにはかかると思うんだけど。

小特集:源氏物語
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2011/5/12  23:00 | 投稿者: 時鳥

催し物情報3件。いずれも最寄り駅は大岡山。

5/19 18:30〜20:00
東京工業大学蔵前会館くらまえホール
「光のアートと音のアート 自然 光 音」
出演:石井勢津子+佐野清彦+田中直子

5/23 19:00〜20:30
東京工業大学西9号館2F ディジタル多目的ホール
「ジャン・サスポータス+斎藤徹 宮沢賢治を踊る・奏でる」

6/24 19:00〜20:30
東京工業大学西9号館2F ディジタル多目的ホール
「穂村弘 短歌の読み方と詠み方」
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2011/5/10  21:46 | 投稿者: 時鳥

「色的にはメジロキナコの方が近いんじゃない?」
と、提案してみた。
無論、賛同は得られなかった。
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2011/5/10  7:18 | 投稿者: 時鳥

国立公文書館の2件が非常に気になるのだけど、平日日中しか開いていない上、会期が1ヶ月弱。
いつも意外な発見がある場所だから、できれば休みを取ってでも行きたいのだけど。

たばこと塩の博物館も行かなければならないところ。
明治から昭和初期にかけての輸出工芸品、200点を展示しているそうな。
かつての日本の職人が技術の限りを尽くして作った変なものが大集合しているはずだ。

岡本太郎美術館・・・じゃなくて、記念館だった。
美術館は生田緑地のほうか。そのうち直しておこう。
あの有名な「太陽の塔」の内部には当初、「生命の樹」という作品が設置されていたのだけど、大阪万博終了後に撤去されてしまった。今は亡きその作品を、海洋堂の協力により20分の1のスケールで再現した模型を展示しているのがこの展覧会だそうだ。
ずっとノーチェックだったが、岡本太郎と海洋堂という取り合わせが、何となく気を惹く。
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2011/5/9  9:10 | 投稿者: 時鳥

展覧会情報を7件追加しました。
右の「展覧会情報」リンクよりお入りください。
追加した情報は以下の通りです。


明治大学博物館(御茶ノ水)
「吾妻ひでお美少女実験室」
期:4/23〜5/23 10:00〜17:00(無休)

国立公文書館(竹橋)
「はたらく動物」
期:5/9〜6/3 9:15〜17:00(土日祝休み)

岡本太郎美術館(表参道)
「生命の樹」
期:〜6/26 10:00〜18:00(火休み)

たばこと塩の博物館(渋谷)
「華麗なる日本の輸出工芸」
期:4/29〜7/3 10:00〜18:00(月休み)

明治神宮宝物展示室
「十二単の世界 ―四季を飾る「かさね」の美―」
期:4/29〜7/3 9:00〜16:30(6/6休み)

国立公文書館(竹橋)
「百年前の教科書」
期:6/7〜7/8 9:15〜17:00(土日祝休み)

宮本三郎記念美術館(自由が丘)
「アフリカの貌」
期:4/1〜9/25 10:00〜18:00(月休み)

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