2011/6/30  23:13 | 投稿者: 時鳥

有名なのは、ワーグナーの「ローエングリン」のものと、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」のとあるが、「夏の夜の夢」がハッピーエンドなのに対し、「ローエングリン」は結婚の後、別れと死に向かう。

といった文章を読んだ。
そうだったっけ?「夏の夜の夢」ってハッピーエンドだったっけ?
喜劇なのは間違いないし、一応、関係者3組の結婚式で終わるけど、あれ、結局、何一つ解決してないと思う。
あなたたちの恋人は、実はロバかもしれない。あなたが恋と思っているのは、実は妖精のいたずらの結果かもしれない。
でもその辺りは無かったことにして、元のさやに納まる。
正体をしつこく尋ねて、真実を知る代わりに破局するのが「ローエングリン」なら、死ぬまであいまいなまま結婚生活続けちゃおうよ、というのが「夏の夜の夢」。
細かいことは気にしないのがコツなのか?
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2011/6/27  23:16 | 投稿者: 時鳥

売り場を離れて下りエスカレーターに乗りながら考えた。
長持ちするもののことを「丈夫」って言うんじゃないの?一般的には。
丈夫なものだから、長持ちするという意見もあるだろうが。
いずれにしても、物において、丈夫と長持ちはほぼ同じ意味だ。
一病息災はもっぱら生き物用の言い回しで、物にはほとんど適用例がない。
あえて言うなら、毎日、決まって3分ずつ遅れる古い柱時計になら使ってもいい。
あとは、留め金が壊れて、開けるにも閉めるにもコツの要るかばんとか。
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2011/6/24  22:53 | 投稿者: 時鳥

死してなお励めとばかりに墓前に供えられたる栄養ドリンク 両角博守

そんな短歌を目にして、ちょっと考え込む。
過労死で死んだ人があの世でも過労死したら、生き返ったりするのかしら。ひょっとして。
そんな願いがこもっているのかもしれない。
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2011/6/22  21:34 | 投稿者: 時鳥

テレビのリモコンがしばしば行方不明、という話を聞く。
携帯電話なら電話をかければいい。
同じように、テレビ側にボタンを装備して、押したらリモコンがピーピー鳴るような仕組みを作れたらいいのではないかと思う。
あとは、リモコンのリモコンとか。無論、それもなくすならリモコンのリモコンのリモコンが必要になるわけだ。
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2011/6/20  22:26 | 投稿者: 時鳥

傘袋の底が抜け、滴が垂れる。
傘袋の底が継ぎ目になっているから抜けやすく漏れやすいのであって、継ぎ目が底より何cmか上にあれば、それだけで物事はかなり改善されるのではないかと思う。
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2011/6/18  23:27 | 投稿者: 時鳥

書店で『子どもが体験するべき50の危険なこと』を見つける。
ぱらぱらとめくる。
ポリ袋爆弾とか、綱渡りとか、ゴミ箱あさりとか、予想以上にアンダーグラウンドな項目が並んでいる。
実行するなら、買って熟読しないと駄目だ。立ち読みで斜め読みしてやるには、あまりに危険すぎる。

階段近くに、「コンピュータ書籍 隔週間売行きベスト20」のリストが貼ってあった。
1位は『ユニコード戦記』、そして13位が『子どもが体験するべき50の危険なこと』だった。この微妙な順位がこの本らしいといえばらしい。
『実践DNS』とか『良いコードを書く技術』とか『超ウィンドウ7技集』とかの間にいきなり、『子どもが体験するべき50の危険なこと』。異彩を放っている。きっと、買った人の多くはこの本を買いに来たわけではなく、たまたま目に入ってつい買ってしまったのだろう。そういう本だ。
15位には『自宅に作る震災対処PCシステム』が入っている。時節を反映している。何か突っ込みたい気もするが、まあいい。
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2011/6/15  21:57 | 投稿者: 時鳥

5人にて8日かかる仕事を1人にてなせば幾日かかるか。又4人にてなせば幾日かかるか。

昔の小学校の算数の教科書で、こんな問題を目にした。
とっさに固まる。
4日とは限らない。6日になることも3日になることもありうる。
土木工事なら4日では終わらないだろうし、書類作成なら4日もかからないはずだ。
仕事をしたことがある人間としては、どういう仕事かも聞かないと、答えは出せない。
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2011/6/14  21:43 | 投稿者: 時鳥

「2011理工学図書新刊ニュース06」より。

『ユニコード戦記』

迫力のあるタイトルだ。副題は「文字符号の国際標準化バトル」。
東京電機大学出版局からの刊行。

ユニコードは、世界中の文字を表現できるようにした文字コードだと言われている。
すべての文字は2バイトで表現されているのだが、単純計算だと2バイトで表現できるのは、65536種類までだ。
漢字圏の人間としては、たったそれだけで本当に全部の文字がカバーできるとはとても思えない。
大漢和に載っている漢字だけで確か6万を超えていたはずだ。
日本の漢字と繁体字と簡体字ではまた違う字になってしまうし、東南アジアや南アジアではまた、多様な文字がありそうだ。
使用頻度の高い文字だけを採択したり、いろいろ細工をしているのだろうな、と、部外者にも想像できる。
そして、数十文字のアルファベットだけで生きていける欧米人に対して、数千文字の漢字がどうしても必要である理由を説明するのが大変な苦労であるだろうことも。
きっと、「似たような字なんだから、まとめてもいいじゃないか」くらいのことは言われているんだろう。
「人」と「入」の違いを半時間に渡って説明したり。

内容案内では、「文字符号、とくにユニコードがどのようにしてつくられてきたのかを、当事者自身が、当時の資料や議事録などをもとに振り返りながら、世界的なバトルの様子に焦点をあてて時間軸に沿って書きつづった読み物」とあるから、もしかしたら、そういうやり取りが本当に書かれているかもしれない。
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2011/6/12  20:30 | 投稿者: 時鳥

「専門書のタイトルには、門外漢には奇妙に見えるものがあるのではないか?」と言う話を前項でした。
書店のレジ脇などで配っている新刊案内をチェックしてみよう、と思い立って、今日、「2011理工学図書新刊ニュース06」なるものをもらってきた。
最初のページでいきなりのけぞる。

『子どもが体験するべき50の危険なこと』

洋書の和訳で、発行所はオライリー・ジャパン、発売元はオーム社。
知る人ぞ知る、ばりばりの技術書の出版社である。
内容案内を丸ごと引用する。
本書は、(適切な指導と安全管理化の下で)ちょっと危険な実験を行うことで、子どもたちが周囲の環境をコントロールする方法を身につけるための書籍。その内容は、「9ボルト電池を舐める」「電子レンジにヘンなものを入れる」「電気製品を分解する」「野宿をする」など。各項目はステップバイステップの解説、難易度、背景知識で構成されている。

すみません、もう子供じゃないはずなんですが、電池を舐めたことも野宿をしたこともありません。大人失格です。
っていうか、子供と言わずに私がやってみたいんですけど、これ。
「人生の経験値」みたい。
50すべてを体験したら、人としてずいぶん厚みが出そうだ。
ヘンなものってどれくらい?電子レンジに電子レンジを入れるとか?
本気で探してみようかな、この本。
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2011/6/11  20:23 | 投稿者: 時鳥

『人生が楽しくなる確率』という本を読んでいる。
確率・統計についての本である。くじや登山ルートなど、実生活で起こりそうな具体例をたくさん挙げながら、分かりやすく解説している。
そういう本だから、表紙にも扉にも、「確率」の文字が大きくレイアウトされていて、残りはサブタイトルのような扱いになっている。
だから何も思わなかったのだけど、こうして同じ大きさの文字で書いてみると、確率の本と言うより、人生を楽しくする方法について書かれた本のようである。

実用書のタイトルって、この手のサブタイトルが付いているものが多いから、探すとこういう例はたくさんあるように思う。
つまりは、タイトルの字面を普通に解釈すれば、実際とは違う内容になるはずの本。

「人生が楽しくなる確率がどれだけあるか」を記述した本について考える。
それはどちらかと言うと、楽しくならない確率と要素について詳細に書いた本で、それを避けるにはどうしたらいいかを書いた本になってしまうのではないかと想像する。
現に人生が楽しい人とか、今はどうあれ、とにかくこの先、楽しくするんだという意思のある人って、ちまちま確率なんて計算していないイメージがある。

・・・あ、『人生を楽しくする確率』ならまだましだったんだ、これ。
「楽しくなる」という他人任せの言葉がネガティブな感じを生み出している。
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2011/6/10  23:12 | 投稿者: 時鳥

勤務先のディスプレイの調子が悪い。
二重に見えるのは私の目がおかしいのかと思っていたら、誰に見せても二重に見えると言う。
あちこちいじって、結局、ケーブルを深く差し込みなおしたら一重に戻った。
私が老眼になったわけでも、ディスプレイが自発的に3Dディスプレイに進化したわけでもなかったらしい。
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2011/6/8  21:42 | 投稿者: 時鳥

廊下が暗い。
体が発光するか、目からビームが出れば楽なのにねえ、と嘆息する。
でも今にして思うんだけど、目からビームが出たら、その目は物を見ることができないんじゃなかろうか。
光線を発しつつ、かつ、外からの光を感知して物を見ることもできるって、矛盾している。
だとすると、目からビームを発する系のヒーローや怪獣は、目標を確認しないで攻撃していたことになる。
ソナーのような位置確認システムが他に備わっていれば別だけど。
目と思われるところが実は目ではなく、他に目があるなら別だけど。

とどのつまり、私は廊下の電気をつけるべきだ。
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2011/6/4  22:10 | 投稿者: 時鳥

前項を投稿した後、ふと気づいた。
ということは、江戸時代の天麩羅はうどん粉で揚げていたのだろうか。
随分重そうだ。
そもそも、江戸時代なんて揚げ物が少なかったから、天麩羅はかなり重い食べ物だっただろう。
今、天麩羅と言うと、ご飯と一緒に食べたり、蕎麦に載せたり、おかずとして扱われるのが普通だが、もしかしたら江戸時代には主食の一種にだってなりえたかもしれない。
お好み焼きやたこ焼きが食事になりえるのと同じ感覚で。
だとすると天麩羅蕎麦は、今で言う半チャンラーメンとか並みのボリュームメニューだったのかもしれない。

小特集:いにしえレシピ関連
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2011/6/4  9:18 | 投稿者: 時鳥

『食道楽』に「小麦の粉」という章があった。
メリケン粉とうどん粉の違いについて記述があったので、ご紹介。

・メリケン粉のうどんは色が白く、味が軽いが、切れやすい
・メリケン粉は西洋の小麦で細かい粉
・上等のメリケン粉はつながりが悪く、中位の方がかえってよくつながる。ただし産地による
・和製メリケン粉はよくつながる
・イタリアやフランス南部のメリケン粉は粘着力が強い

以上の記述からすると、うどん粉は全粒粉の中力粉、メリケン粉は、基本的には普通の薄力粉のようだ。
「普通の薄力粉」とは、胚芽やふすまを取り除いた小麦を細かく挽いたもののこと。
今、「小麦粉」と言われて、大半の日本人が真っ先にイメージする粉がこれにあたる。

元々の「メリケン粉」は、おそらく、アメリカで主流の軟質シロコムギから作った粉だったのだろう。
日本に元々あった粉とは、グルテン量(粘り気)と製粉方法の両方が違う。
見た目はうどん粉が茶色っぽいのに引き換え、メリケン粉は真っ白。
それが印象深かったために、「メリケン粉」はそのうち、製粉方法のことになり、日本産小麦で作った「和製メリケン粉」なるものができる。白い中力粉のことだから、うどんには適している。
イタリアやフランス南部のメリケン粉とは、デュラム小麦で作った強力粉のことなので、当然ながら粘着力が強い。
多分、製粉方法とは別に、外国から来た小麦粉もみんな「メリケン粉」と呼ばれたんじゃないだろうか。

小特集:いにしえレシピ関連
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2011/6/3  22:24 | 投稿者: 時鳥

閑猫様の苺の天麩羅の話を読んで、村井弦斎の『食道楽』を思い出す。
あらすじとしては一応、主人公の大原満という青年が友人の妹のお登和嬢に惚れて、結婚にこぎつけようと奮闘しているはずなのだが、読んでるとその辺りはどうでもよくて、料理に関する膨大な薀蓄にとにかく圧倒される。
このお登和嬢、料理が上手くて異様に博識で、何かと言うと料理を作ってその話をし、他の登場人物も以下同文、という小説なのだ。
岩波文庫から上下巻で出ているので、興味のある方はどうぞ。

実は、どんな話かは知っているのだが、まともに読んだことはない。図書館に行ったら下巻だけが見つかったので、借りてくる。
ぱらぱらとめくっていると、レモンゼリーの作り方が載っていた。
例によって、お登和嬢が講釈を担当している。

「その次はレモンのゼリーに致しましょう。上等にすると生レモンを絞り込まなければなりませんが、代価が高くなりますから簡便法にして

ふーん、この頃はレモンが高かったのか。
二十人前なら一升のお湯へクエン酸の結晶したのを大匙軽く一杯位入れて、

・・・ちょっと待て。
砂糖を半斤とゼラチンばかりなら四十枚要りますけれども代価が高いからゼラチン十枚に寒天三本位使いましょう。

待てと言うに。それ、レモンゼリーと断言していいのか?
この後、全部を混ぜて煮溶かして、ふきんで漉してから「レモン油」を小さじ1杯加え、型に流して冷やせとあった。レモン香料のことであろう。
今の感覚だとそれは、ゼラチンの混じったレモン風味の寒天に近いと思う。この材料だと、色も無色透明だろう。
材料費はおよそ70銭だそうだ。だから、そういうことがすらすら言えるお登和さん、何者なのよ。
ちなみにお登和嬢は弦斎夫人がモデルだそうだ。

挿絵は水野年方。鏑木清方のお師匠さん。楚々とした美少女や品の良い奥様を得意とした画風がこの小説の中身に合っているとは思えないけど、流石は当時の流行小説、売れっ子を使ったのだろう。

小特集:いにしえレシピ関連
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