2012/5/31  21:53 | 投稿者: 時鳥

梅雨入りが近い。
誰かの傘がひょっこり視界に入る。
蓮の葉の傘というのは、案外、合理的な形態をしているのかもしれない。
普通の傘は中央に軸があるので、差すと前方の空間が余って、背負った荷物が濡れる。
だったら、蓮の葉みたいに一番前に軸があった方が、空間を有効に使えるように思う。
2

2012/5/27  22:15 | 投稿者: 時鳥

「5月のお買い得」の札が手前に挿してあり、普段よりやや安い値段がついている。
劇的に安くはないし、今すぐ必要なわけではない。
しかし、買って困るものでもないし、何よりも5月はもう終わりである。
買わない理由は別にないけど、今、買わなければいけない理由もそんなにない。
たかだか378円の棚の前でだらだらと悩んでいると、札の部分がずれているのに気付いた。
指先を差し込んで、裏に回った札をのぞき見する。

・・・いいか。今日じゃなくても。

結論を出す。
「6月のお買い得品」という札に、今と同じ値段が書いてあった。
早めに作っておいたらしい。
1

2012/5/25  12:55 | 投稿者: 時鳥

今朝、たまたま聴いていたラジオでつかまえた情報。

NHK放送技術研究所
技研公開2012「わくわくが、あふれだす」
期:5/24〜5/27 10:00〜17:00
http://www.nhk.or.jp/strl/open2012/index.html
所在地:世田谷区砧1-10-11
交通:成城学園前駅、用賀駅、二子玉川駅、渋谷駅からバス


詳細を見れば見るほど面白そうで、この週末は両日とも予定が入っているのに、
見に行きたくて息が詰まる。
どうしてこういう情報が直前に飛び込んでくるのだか。
仕方がないから、無理しよう。
1

2012/5/25  6:53 | 投稿者: 時鳥

日食グラスの購入を検討したけど、10年に5分しか使わないことが確実な物体が自宅にあることにどうしても我慢がならなかった。
古い名刺の中央に穴を開けたものとを用意して、件の朝、白い下敷きと一緒にベランダに持ち出す。
日光を穴に通して影を観察すると、確かに、二重丸になっていた。
雲が濃くなって影ができなくなったので見上げると、雲の向こうに二重丸が見えた。
結構、なくても何とかなる。
2

2012/5/23  22:10 | 投稿者: 時鳥

問題をリストアップして、それぞれの重大性を量る。
秤皿にその問題を載せた時、当惑した。
重くはないが、小さくもない。
軽いけど大きな問題というのが、この世には存在する。
小さな穴がひとつ開けばすぐに潰れるはずで、穴の候補も複数ある。
重さの割りにかさばるから、邪険に扱いがちである。
それなのに、今はまだ潰せないし、無視もしきれない。
1

2012/5/23  7:43 | 投稿者: 時鳥

数年ぶりに東京国立博物館の常設展をまともに見る。
十数回、来ている館なので、どの辺りに何があるかはおおよそ覚えているが、念のため、入り口近くの平面図を凝視する。
「何ですって!」
二階の平面図に向かって、小声で叫んだ。
階段を上がりきった小部屋に、「高円宮コレクション室」なるものができている。
普通に、素直に、正直に、最短距離で脳内直訳すればそれは、現代根付の常設展示室を意味する。
はやる気持ちを抑えて、まずは1階を見る。
ここまで来たら、根付は逃げない。好物は慌てて食べるものではなく、適切な時期に丁寧に味わうものだ。まあ、それで横取りされたこともあるけどさ。

さて。
かくしてたどり着いた高円宮コレクション室は、約50点の現代根付を展示する部屋だった。
10年ほど前に亡くなった高円宮は現代根付のコレクターで、高円宮妃の志によって、コレクションから約150点が東京国立博物館に寄せられた。
それを常時展示するためにこの部屋が生まれたらしい。
収蔵品のカタログがあったので、目を通した。
高木喜峰の「一人旅」が載っている。ここに来ていたのか、あの子ペンギン。
東京国立博物館のホームページに、展示中の作品一覧が載っていたので、「一人旅」が展示された暁にはぜひとも見に行こう。
「一人旅」はなかったものの、展示されていた3点の高木喜峰作品は、どれも秀逸な出来栄え。可愛い上に、面白い。
スーザン・レイトによる真顔のチェシャ猫の根付と、笑いの緒締のペアとは、9年ぶりの再会。
グレッグ・ストラディオットによるカモノハシは、マンモスの牙の自然の縞をよく生かしている。

東洋館は現在、工事中か何かで閉館中。
表慶館は特別な時にしか開館しない。
法隆寺宝物館は今回、見送る。
従って、本館のほかは平成館の考古資料展示室と特集展示室を見ただけ、ミュージアムショップにすら行かなかったのに、気付いたら4時間経っていた。
これだから、特別展を見に行く気になかなかなれないのだ。
本館の見ごたえがありすぎて、特別展に行かなくてもお腹がいっぱいになってしまって。
3

2012/5/21  20:42 | 投稿者: 時鳥

「そうねー、楊貴妃は多分、アロエ好きね」

今朝食べたアロエヨーグルトを思い出して、頭の中で独り言を言う。
ライチと食感が似ているし、肌にも良さそうだし。
そのものの味があまり明確でないところも、似ていると言えば似ている。
割と理屈にかなっているとは思うけど、でも、
言葉にするとすごく寝言っぽいのは何故だろう。
ナタデココも好きそうだな。
1

2012/5/20  19:00 | 投稿者: 時鳥

ということは、この国には一日に死ぬ人の数だけ、葬儀場があるのか。

通夜のさなかにいきなり気付く。
ひとつの会場は、朝から午後早くまでは告別式、午後遅くから夜中までは通夜に使われるので、1日ひとりしか使えない。
葬式を挙げない人もいるし、丸1日は使わない人もいるけれど、少なくとも、2人ひと組でしかできない上、時間貸しで午前、午後、夕方と予約を入れられる結婚式場より、葬儀場の方が、ずっとたくさん必要なのは確かだろう。
普通に考えれば、世の中には結婚式場の数倍の葬儀場があるはずだ。
けれど、人目につくのは結婚式場ばかりで、葬儀場なんて、広告も実物もほとんど目に入らない。

乗り込んだ車内、広告写真に結婚式場が写りこんでいる。
もしかすると、華やかな結婚式場の広間の裏には、それと同じくらいの葬儀場のスペースが広がっているのかもしれない。
ほとんどの人が気付いていないだけで。
都会の大通りに、街の一隅に、ローカル線の駅からタクシーで10分かかる場所に。
目に入らず、目に入ったとしても見えない広大なスペースが、切れ切れに、あるいはどかんと、人の生活する空間の中に埋まっている。
0

2012/5/17  12:11 | 投稿者: 時鳥

数日来、試行錯誤していた問題が解決する。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
『雪国』の冒頭が頭の中に自然に呼び起こされ、清々しい解放感を味わう。

瞬き三つほどの時間が経過し、わずかに眉をひそめる。
次は雪中行軍、ってこと、ないかな。
2

2012/5/15  23:11 | 投稿者: 時鳥

薄墨の筆ペンがなかったそうだ。
滅多に使うものではないから、無理もない。
香典袋の鮮やかな墨痕を見ながら、のどかに考える。
普通の筆ペンで書いても薄い字にしかならない香典袋ってできないものだろうか。
シールの上から名前などを書いて、書き終わってからシールをはがすと表面が少しだけ連れて行かれて、ちょっと薄い字になるとか。
あとは、それでこすると字がちょっと薄くなるアイテムだとか。ひょっとしたら、砂消しゴムでできるかもしれない。
1

2012/5/9  22:22 | 投稿者: 時鳥

ゴミ捨て場に胡蝶蘭が鉢ごと捨てられていた。
花がしおれたから捨てたらしい。
水くらいはやっていたのかもしれないが、花殻を取った形跡すらない。
鉢はラッピングペーパーで包まれ、社名の入った札も側に捨てられていた。
軽く見回すと、目と鼻の先の自動ドアの中に同じような胡蝶蘭が二鉢並んでいた。
オープン祝いに贈られたものと思われる。

痛々しい風情に物の哀れを覚えて、あるいはただ単純にモッタイナクなって、
ゴミ捨て場から拾いそうになるが、手を伸ばしかけた時、頭が冷えた。

実家の窓辺には、胡蝶蘭が20鉢近く並んでいる。
様々な折に人から貰ったもので、10年以上前から居る鉢が過半数を占める。
胡蝶蘭と言うのは、普通にそれくらい生きる植物なのだ。
ただし、花は数年に一度しか咲かないし、贈られた時ほど豪勢に咲きそろうことは二度とない。

そのことから、ふたつのことを思った。
ひとつは、この先の数年または十数年間、この鉢を育て続ける甲斐性を私は持ち合わせていないということ。となると、この鉢は拾えない。
もうひとつは、胡蝶蘭を贈られている店や会社はよく見かけるのに、胡蝶蘭を育て続けているところはあんまり見ないということ。
新装開店のたびに並べられるあの鉢がその後もちゃんと育てられているのなら、世の大会社は胡蝶蘭専用温室のひとつやふたつ、持ち合わせていなければいけないはずだが、そんな話は聞いたことがない。
ということは、今回みたいに表立ってはいないにしても、胡蝶蘭の鉢植えはどこかで捨てられているのだろう。
そもそも胡蝶蘭を贈る側も、末永く育てて欲しいと望んではいないように思う。
豪華で、見栄えが良くて、いい値段で、お祝いのムードをまとっている。
今、そうやって咲いていることが贈る側にとっては重要で、花が枯れた後のことは考慮の範囲外にある。
枯れたら捨てればいいと、人によっては本気で思っているかもしれない。

「つまりこれは、鉢のついた切花扱いなのか」
目をそらしてその場を離れつつ、ぽつりと脳内でつぶやいた。
1

2012/5/7  22:13 | 投稿者: 時鳥

風呂場の鏡が湯気で曇り、淡い色彩とおぼろな輪郭だけを映しこんでいる。
あ、マリー・ローランサン。
今日、初めて気付いた。
気付いてみれば確かにあれは、曇り硝子だ。
雨の日の舗道から明るくて静かな部屋を覗き込んでいるような絵。
2

2012/5/6  21:56 | 投稿者: 時鳥

アルフレッド・ヒッチコックの「鳥」を観る。
そうか、畳まないのか。
こんなに広げて安直に畳まれても腹立たしいから、これはこれでいいけど。

連休最後の日差しが何となく惜しくなって、午前遅く、シーツをはがして敷きパッドをベランダに干す。クッションを重石に、端は洗濯バサミで物干し竿に留めつける。
それから「鳥」を再生し始めた。
位置関係の問題で、画面を凝視しても目の端にはベランダが映りこむ。
今日は風が強かった。
ベランダで洗濯物がくるくる回り、敷きパッドが波打つ。
画面では、カモメがヒロインを襲っている。
目の端で色彩がちらちらと動くたび、はらはらする。
ヒロインがブランデー片手に打ち明け話をされている。
風の塊が窓にぶつかり、注意の天秤が一気に傾く。
諦めた。
強風の中での布団干しと、ヒッチコックのサスペンス映画は両立しない。
早々に敷きパッドを取り込む。
2

2012/5/3  22:30 | 投稿者: 時鳥

展覧会情報を2つ。
右から開くほうは、気が向いたら更新するかも。

コニカミノルタプラザ
「地球の上に生きる2012」
期:5/4〜5/21 10:30〜19:00(無休)

国立科学博物館
「企画展 縄文人展」
期:4/24〜7/1 9:00〜17:00 金〜20:00(月休み)

前者はDAYS JAPANという、報道写真雑誌が毎年、行っている写真展。
前年に同誌に掲載された写真の中から選りすぐった作品をパネル展示している。
毎年夏に東京都写真美術館で世界報道写真展というのが開催されるのだけど、
ニュース部門の写真はこちらとそちらで結構な割合でかぶっている。
ただし、DAYS JAPANは日本の雑誌なので、今年は震災系の写真が
多めに含まれていると予想される。

後者は、佐藤卓氏の監修で、上田義彦氏の写真を展示しているという企画展。
世間的にはほとんど注目はされないだろうが、個人的には要チェック。
そして、インカ帝国展は個人的にはチェック対象外なのであった。
1

2012/5/2  22:02 | 投稿者: 時鳥

わさびの火災報知器を作った人の講演会を聴きに行く。
煙を探知すると普通の火災報知器が鳴り、それと連動した臭気発生装置がわさびの臭いの臭気ガスを噴射するそうだ。
臨床試験では、耳の聞こえにくい人と正常聴覚者の双方を眠らせて、ノンレム睡眠に突入したことを確認してから臭気発生装置を稼動させたが、それでもほぼ確実に目を覚ましたそうだ。
なお、耳の聞こえにくい人は、そうでない人の半分くらいの時間で目を覚ましたと言う。
コップの中にわさびスプレーを吹き付けたものが回ってきたので、臭いをかぐ。
職場のトイレに1本欲しい。
眠い午後、トイレに行ったくらいじゃ目が覚めない場合に、これがあれば生産性が回復するはずだ。もしくは、会議前にハンカチに吹き付けておくか。
1




AutoPage最新お知らせ