2018/7/24  22:22 | 投稿者: 時鳥

手の届く位置に扇風機を置いている。
ずいぶん長い時間あたってから、扇風機を止める。
止めた途端、全開にした窓からわずかに風が入った。
扇風機の安定した風量よりもよほど涼しく感じる不思議。
涼しさって、きっと、瞬間の感覚なのだろう。
寒いと暑いは持続する感覚。熱いは瞬間、冷たいも瞬間。
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2018/7/16  21:24 | 投稿者: 時鳥

図書館の行事カレンダーをもらった。
A4、両面印刷。右端に以下の注意が書いてある。
「裏面もご覧ください」
裏返す。
右下の隅に以下の注意が書いてある。
「裏面もご覧ください」
一体全体、どちらがおもて面なのか。
首をかしげる。

理解する。
今見ている側が常におもて面なのか。
一理、ある。
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2018/7/14  8:41 | 投稿者: 時鳥

LIXILブックギャラリーが今月20日で営業を終了する。
あ。ついにここまで来たか。
ニュースを聞いてまず思った。

LIXILブックギャラリーは銀座のLIXILビルの1階にある小さな本屋だ。
LIXIL出版の書籍がそろっているのはもちろん、デザインや建築、工芸、動植物の本も面白い品揃えで、本を選ぶセンスがとても気に入っていた。
LIXILの直営店なのでつぶれる心配はほとんどしていなくて、それだけに今回の閉店はかなりショックだった。
紙の本の時代が終わりに近づいていることを、あらためて実感する。

紙の本が電子書籍やWEBの何かに置き換わりつつある。
ロードマップはカーナビに、時刻表も電話帳もWEBサービスに、語学書は音声、図鑑には動画もつくようになった。
20年前は紙に印刷して出版する以外、選択肢がなかった情報がどんどん電子化されて、紙と印刷の領域から逃げ出している。
紙の本が印刷されなくなる日が来るとは思っていない。
紙であることに意味があるものは残り続けるだろう。
ただ、何でもかんでも紙に印刷して出版していた時代は終わろうとしている。
墨と筆が標準的な筆記用具でなくなった今も、筆で書く人はいるし、馬が標準的な輸送手段でなくなっても、競馬や乗馬や馬車は存在し続ける。
それと同じように、紙の印刷物は主流から外れて、縮小して残るんだと思う。
情報の新しさが求められるビジネス書や流行の実用書は紙より電子書籍に向いているし、売れるかどうかわからない本はまず電子書籍で出版してみて、売れるなら紙でも出版するという流れになっていくだろう。
紙の本の出版点数は減って、部数も減って。
おそらく20年後には、紙の本をたくさん置いた書店というのは、一種の専門店になっているだろう。
カード専門店やキッチンツール専門店、書道用品専門店と同じように。
紙の本は注文するもので、大量の本を手に取って選べる場所は贅沢な空間になる。

通りすがりにふらっと書店に入って、きのこの写真集をぱらぱらめくる。
それだけがどれだけ豊かなことだったか、後で気づいて、きっと愕然とするんだと思う。
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