2020/9/21  7:56 | 投稿者: 時鳥

国勢調査の時期になった。
ポストに入っていた調査用紙の封筒を開け、「調査票の記入のしかた」と題された冊子をじっくり読む。
「調査票の記入例」のページを見ていると、想像が止まらなくなった。
この一家に何があったのだ。

以下、調査票から読み取れることを箇条書きにしてみる。
年齢は2020年10月1日時点。

一家について
・統計さん一家は、現在4人家族
・世帯主は統計秋代さん(58歳)
・世帯構成員は息子の太郎さん(33歳)、
 息子の妻の花子さん(35歳)、
 孫の大介くん(1歳3か月)

秋代さんについて
・自宅は持ち家
・夫と死別している
・5年前には同じ市区町村内の別の場所に住んでいた
・自営業で、秋代美容院をひとりで切り盛りしている
・秋代美容院は同じ市区町村の徒歩圏内にあるが、自宅ではない
・「9月24日から30日までの1週間に仕事をしましたか」の問いに「仕事を休んでいた」と回答

太郎さんについて
・5年前には熊本県熊本市中央区に住んでいた
・ふたば自動車ネット損保に正規の従業員として勤務
・仕事内容は情報システム設計
・勤務地は東京都渋谷区で自転車と電車で出勤

花子さんについて
・5年前には熊本県人吉市に住んでいた
・ジェット家電横浜店に派遣社員として勤務
・仕事内容は伝票入力
・勤務地は横浜市港南区でバスと電車で出勤
・「9月24日から30日までの1週間に仕事をしましたか」の問いに「仕事を休んでいた」と回答

大介くんについて
・大介くんは生まれた時から秋代さんの家に住んでいる

以上の情報から想像するに、
・一家の居住地は東京都または神奈川県
・太郎さんが自転車で通勤しているので、駅からはまあまあ離れている
・花子さんは育児休業中
・太郎さんと花子さんは結婚して5年未満
・太郎さんと花子さんは熊本で出会い、結婚し、5年前〜1年3か月前のどこかの時点で
 現住所に引っ越してきたらしい

統計一家には謎がある。
・秋代さんの美容院は名前からして古くからある地域密着型の美容院。
 なのに、数年前に引っ越してきた自宅(持ち家)とは別の場所に美容院がある。
 どこかに小さなお店を借りているのか?
 自宅の方が小回りが利きそうなのに。
・太郎さんと花子さんが熊本から首都圏に引っ越してきたのは、
 2016年の熊本地震と何か関係があるのか?
・太郎さんは熊本で何の仕事をしていたのか?
 情報システム設計の仕事なら、熊本より東京の方が明らかに多い。
 現在と同じ会社の熊本支店にいたのかもしれないが、
 ネット損保って各地に拠点を持っていない気がする。
 とすると、首都圏に引っ越したと同時に転職したのか?
 職種も変えて?
 5年前には28歳、別の分野から情報システム設計に職種を変えるには
 やや遅い年齢ではないか。
 でもシステム開発なんて、未経験者歓迎の会社もたくさんあることだし、別にありか?
・秋代さんはなぜこの1週間、仕事をしていなかったのか?
 美容室の工事などの事前からわかっていた理由か、
 それとも怪我や事故などの不慮の理由か。
・秋代さんの夫はいつ亡くなったのか?この5年以内か?
 秋代さんの夫の死と持ち家への引っ越しには関係があるのか?
 もしや夫の交通事故死の保険金や賠償金で家を・・・
 いや、近所に住む両親が亡くなって実家を相続したのかも。

無駄な想像が止まらない。
止めるために吐き出しておく。
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