2006/6/29

おしゃれ♪使いやすさ抜群ワインオープナー  生活雑記

最近では少なくなったのですが、一時期、ティスティングの為に、一度に10本以上の
ボトルを開けなければならない・・・という事がしばしばありました。

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いちいちソムリエナイフで開けていたのでは、不器用な私達は、指を落としかねません。
見かねた友達が、あるクリスマスにハイテク・ワイン・オープナーをプレゼントしてくれました。

実際に手に取らないとわかりにくいと思うのですが、下のレバーでワインボトルの口を
挟み込み、上のレバーを上げて・下げて・上げるだけ。あっという間、超簡単にコルクが
開けられます。(トレーダー・ジョーズ等で、$30前後で売っていると思います♪)

クリックすると元のサイズで表示します 簡単にコルクがあけられます♪

少々場所ふさぎになることと、古くてヘロヘロになったコルクを抜くのには不向きですが、
使いやすさは抜群です。ワイン好きの方へのお土産や、プレゼントに如何でしょうか。
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2006/6/26

あまったコルク活用法 〜 箸置きに如何?  生活雑記

とっておきのワインを開けた時など、捨てがたくて、ついついとって置くコルク達。
あっという間に箱一杯に…なんて事があります。
レストランやワイナリーで発見した活用法を3つほど、ご紹介します。

箸置き:コルクの下をちょっと切って、ころころ転がらないようにしたら、あら簡単!
箸置きの完成です♪

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キーホルダー、又はクリスマス飾り:これは部品が必要ですが、100円ショップで
買ってきた金具部分をつなげれば、キーホルダーの出来上がり♪
この他、針金をつけて、モミの木に飾れば、クリスマスのオーナメントにもなります。
(Napaのワイナリーで、発見☆)
クリスマスの朝、コルクの模様を見ながらプレゼントを開けるのも乙なものです。

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植木の飾り:一番簡単なのは、植木の土の部分をコルクで覆ってしまうという利用法。
日本のとあるフレンチレストランで、目にしました。雰囲気がおしゃれになるし、
小さな羽虫などの予防にもなります♪

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2006/6/23

若いうちに楽しもう♪ピノ・ノアール  ワインの雑学

輸送システムの向上により、過度なタンニンを必要としなくなったワイン。
そのため、昨今では、市場に出たら「すぐ飲み頃」のワインがメジャーとなりました。

でも、貯蔵しておいて、10年後、20年後に飲みたいとお考えの方もいらっしゃいますよね。
残念ながら、これら「すぐ飲み頃」ワインは、最近になって出来た物なので、セラーで何年くらい
貯蔵出来るのか、その結果、美味しくなるのか…?その研究は、現在進行形。

あるワイナリーの60年代のワインが美味しかったからといって、当時と比べ、製造法が劇的に
変化した今、2000年のワインも美味しく熟成してくれるか否かは、定かではないのです。

また、エール大学のBartoshuck教授によると、人間は60歳ぐらいから、ジワジワと神経細胞を
失い始め、その結果、味覚も損なわれ始めるとの事。
ピノ・ノアール(Pinot Noir)のような、香りに富んだワインを楽しむのが難しくなるそうです。

でも、ご安心あれ♪幾つになっても、甘味に対する味覚を失うことは無いそうなので、
ピノ・ノアールとカベルネを、若いうちに楽しんで、ポートやマディラ酒(Madeiras)を、
将来の為にとっておきましょう♪

若いワイン、年取りすぎたワイン、どちらが良いかといいますと、若いワインはデキャンタ(decant)
して、グラスの中で展開してゆくのを楽しめますが、古すぎるワインは・・・
残念ながら、後戻りは難しいようです。

クリックすると元のサイズで表示します 若いうちに楽しみましょう♪繊細なピノ

もっと詳しい記事を読みたい方は、クロニクル紙のブレイクの記事をどうぞ♪
Are older wines better?
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2006/6/21

なぜ昔のワインは、すぐに飲んじゃダメだったの?  ワインの雑学

18世紀、今のような冷蔵システムが無かった時代のワインは、激しく「タンニン味」でした。
あの、渋〜い、ドライな味。考えただけで、口の中が乾いてきますよね・・・。
これは、ワインが長い間「持ちこたえる」ように造られた為なんです。

タンニン・糖分・アルコール
この3つの要素が、ワインを「熱」による荒廃から守り、質の劣化をスローダウンさせてくれます。

そのため、輸送に何ヶ月も要したその昔、人々の間で人気者だったワインは、
アルコール度や糖分の高い、ポートワインやマディラ酒でした。また、赤ワインを造る時は、
葡萄を早くから摘み取り、わざとタンニンが強くなるようにしていました。

クリックすると元のサイズで表示します 甘〜いポートワイン♪

ワインの輸送中に、温度をコントロール出来るようになったのは、けっこう最近の事。
フランスからアメリカへの輸送事情を見ると、このシステムが使われ始めたのは、
何と!1970年代になってから。

温度コントロール輸送システムが確立した事によって、1980年代、ワインの製造法が
大きく変化し始めました。タンニン味が、まろやかになったんです。

昔のワインは質の劣化を避けるために、あえてタンニン味でした。しかし、このタンニン、
唾液中のたんぱく質と結合する性質を持つので、タンニンの強いワインを飲むと、口が渇きます。
ドライなだけで、フルーツ味もへったくれもないワインなんて、あまり食指が動きませんよね。
・・・なんとか、これを解決出来ないのか?答えは「時間」でした。

タンニンは、時間が経つと共に、ボトルの中で、お互い同士や、葡萄のプロテインと結びついて
くれます。そうすると、あのラフな味が、まろやかなコクに変身〜。このために、昔のワインは
長期に渡って貯蔵し、タンニンをまろやかにする必要があったんです♪

過度なタンニンが不要となった今、葡萄の味を最大に引き出すために、収穫が遅くなりました。
また、機械の発達に伴い、葡萄をやさしく圧搾出来る様になりました。
こうしてワインは、この20年程で、「すぐ飲んでも美味しい♪まろやかタンニン・ワイン」へと、
移行してきたのです。チャンチャン♪
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2006/6/20

ホワイト・リバー・ラフティング@CA州アメリカン・リバー  旅行

い・・・痛い。筋肉痛で、腕が上がらない・・・デス。
この日・月曜日、ホワイト・リバー・ラフティングに行って来ました。
もちろんブレイクのリクエスト。(私は家でゴロゴロしている方が好きなのに・・・)

ガイドのアレックス君曰く、「カリフォルニア州は、ホワイト・リバー・ラフティングの
メッカ」だそうで、色々な川で、様々なクラスのラフティングが楽しめます。
今回私たちが訪れたのは、カリフォルニア州都サクラメントから東へ45分ほどいった所にある、
アメリカン・リバー。キャンプ場に一泊して、2日間に渡り、クラス3と4の川下りをしました。

クリックすると元のサイズで表示します こんな感じ☆

ラフティングにはクラスがあって、多分(?)、素人が参加できる最高クラスは「クラス5」。
激流に継ぐ、激流で、一旦ボートから落ちると、結構大変な事に。
何しろ自然相手なので、何が起こるかわかりません。ひどい時は骨折とかするし、先日
某ワイナリーの方が、ラフティング中に亡くなるという事故が起きたのは記憶に新しい事。

私達も、数年前、チェリー・クリークでクラス5に挑戦しましたが、一番怖かったのは
ラフティング前のスイミング・テストでした。(テストがあるのは、アメリカ国内の一部のクラス5だけだと思います☆)
これは、クラス2〜3ぐらいのミニ激流を、ライフジャケットをつけて、泳いで渡るというもの。


その時参加していたのは、がっしりした男性達が中心。私と、やや太目のおじさんが、
ちょっと主流から外れた参加者だったのですが、泳ぎ始めた途端、みごと、2人とも川に、
ダ〜〜〜ッと流され、100メートルぐらい下流で、漸く拾ってもらいました。
(私ひとりでなくて、よかった〜。ありがとうおじさん♪と、心の中で感謝してました)

流された時は、テストに受からなかった、もう連れて行ってもらえない・・・と嘆いていたのですが
このテストは、激流に放り出された時、いかに最後まであきらめずに、自分の力で安全な所まで
サバイバルできるか、というのを見る為・・・という事で、最後まで一生懸命に泳いだ私も
どうにか一緒に連れて行ってもらえる事になりました♪

その時は一番後ろで、ボートから落ちないようにしているので精一杯でしたが、いい経験でした。
しかし、もう2度と、この「激流川渡りスイミング・テスト」は受けたくない〜〜〜(TT)

クリックすると元のサイズで表示します今回の川下りはそれに比べれば、全然へのかっぱ君(平気)でした

ラフティングは、日本でもあちこちで楽しめるようですし、オーストラリアやNZでも盛んですよね。
CA州では「ワインを楽しむ、2泊3日のラフティング」なんていうツアーもあるのですが、
こちらは優雅☆ 星空の下、ワイワイBBQを囲んで飲むワイン、中々楽しいですよ〜♪
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2006/6/16

古いワイン vs 新しいワイン〜どちらが美味しいの?  目にとまったワイン話

その昔、洗練された人は、長期熟成させたワインを飲み、若いワインを好むのは、愚かな
世間知らずだけ・・・とされていました。しかし、それはもう、過去の話!
近年、製造法が変わり、ワインはもっと若いうちから楽しむものに変化しました。

新しいワインの持つ、パワフルな味が好みの人もいれば、古いワインを、洗練された味と
感じる人もいます。好みはそれぞれ。

古いワインが好きな人は、その複雑さに惹かれるようです。例えば、色の変化。
昔、ダーク・レッドだった色が、時間と共に、ブラウンやオレンジに変化したのを楽しみます。
味で言えば、フルーツ風味が身を潜めたその分、ミネラルや、フローラルな香りが出てきます。
何層にも重なった味が、古いワインの特有な世界を作り出しますが、その代わりに、
「激しさ」や「濃さ」はなくなってしまいます。

でも、彼らが必ずしもその古風な味を楽しんでいるかといえば、答えは???
古いワインを楽しむ会などで「このワイン、まだ若々しくて、フレッシュね♪」という
賛辞の言葉が聞かれません?これって、「若々しい」事と、「フレッシュ」な事を、
プラス評価しているってことですよね?
じゃぁ、何故若いうちに飲まないんだ〜?と突っ込みたくなるのは、私だけでしょうか(^^;)?

現在リリースされているワインのうち、全てがすぐ飲むために造られているのではありませんが
貯蔵のお勧め期間は、ドラマチックに短くなっています。例えば、昔だったら、あと5年は待ってた方が良いと言われたかも知れない、2000年のボルドーワイン。人々は、今飲んでいます。
これは葡萄の栽培学と、ワイン醸造研究が、過去20年間に大きく変わってきた結果です。

古いワインを楽しめないと、洗練されていないのか?なんて、古臭い固定概念は捨てましょう!
複雑さを愛するのか、凝縮した味を好むのか、どちらが自分の好みか判断して、
好きな方を楽しめば良いのです♪(昔のワインは理由があり、貯蔵時間を必要としていたのです)

次回は、昔のワインが、なぜ熟成期間を必要としたのか、その理由に迫ります〜。

待てない、今すぐ理由が知りたい!と思われる方は、ブレイクの記事(英語)をどうぞ♪
Time in a bottle
(記事の権利はクロニクル紙にありますので、記事を転用される方は、英文・訳文を問わず
クロニクル紙からの出自であることを御明記下さい。)
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2006/6/15

テキサス・チェインソー実演版 ジュースとゼリーが宙を舞う♪  生活雑記

この街には、エキセントリックな人が多い。芝居も然り。
昨夜観た、テキサス・チェインソー(映画)をベースにしたお芝居は、とにかく変わっている。

どう変わっているかというと、観客の体内では、血が沸き、肉が踊る。
そして、ステージの上では、血が飛び、肉が宙を舞う・・・!?

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ドライブに繰り出した5人の若者達が、車の故障で、不気味な家に迷い込んだ。
しかし、そこに住んでいたのは、殺人マニアの家族だった・・・。
映画を見た方ならご存知のように、次から次へと死屍累々のダーク・コメディー。

犠牲者役の俳優達が、声の限りに悲鳴をあげ、舞台のあちこちにセットされた穴や、衣装の下に仕込んであるホースから、血の色をしたジュースが会場中に撒き散らされ、内臓の代わりに
イチゴゼリーが宙を飛んできて、観客の顔や頭にベットリ・・・という、何とも楽しい舞台なのです♪

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甘いジュースと、イチゴゼリーを避ける為に、ハラハラドキドキしながら神経を集中★
反射神経が鈍いと、無残な事に〜。(写真は前回のお芝居「リ・アニメーター」より)


スタッフは芝居でご飯を食べているプロではないので、荒削りではありますが、そこがまた
魅力的。6月29・30日、7月1・2・7日と、あと5公演あります。($20)
百聞は一見に如かず。ホラー&スプラッタが好きな方、是非体験してみて下さい♪
primitivescrewheads.com

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観劇後のシャツ。ビニールシートの下に隠れていたものの、避け切れませんでした〜
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2006/6/14

行列の出来るシュークリーム in SF  目にとまったレストラン

先日の覆面レストランに登場した、レストラン評論家のB氏。彼が過日「とっても美味しいよ!」と、お裾分けしてくれたのが、BEARD PAPA(ひげ親父?)のクリーム・パフ。
日本で言うところの、シュークリーム 

とろけるようなあの味が忘れられず、昨日ダウンタウンに出た時、大量に買い込んでしまいました。その後で立ち寄った、フェリープラザにある和風惣菜店・DELICArf−1のレジの方も、私が
抱えていた袋を見て「ひょっとして・・・」。
有名なんですね、思わぬところでシュークリーム談議に花が咲きました。

5月にオープンしたばかりの、お店ですが、初日から大人気のようで、私が行った時も、
店内いっぱいに行列が出来ていました。(週末には店の外にあふれる程だそうです・・・。)

クリックすると元のサイズで表示します  トレードマークは髭の親父さん♪

メニューは、バニラシュークリーム、チョコシュークリーム、エクレア、チーズケーキ等々。
値段も一個$1.75〜$3ぐらいと、とてもリーズナブル☆
ポトラック・パーティなどに持っていったら、受けること間違いナシ!

場所はMetoreonセンターの、ミッションSt.をはさんだ向かい側、教会のチョイ手前です。
詳しい事は、こちらを参考にどうぞ。
beardpapasf.com

クリックすると元のサイズで表示します 味はまさに日本のシュークリーム♪ やみぃ〜♪
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2006/6/12

サンフランシスコで一番まずい店?〜最悪レストラン体験記  目にとまったレストラン

覆面でレストランに行くんだけど、一緒に行く?
先週のある午後に電話をもらい、私はもちろん「行くよ〜♪」と即答した。

クロニクル紙のフード&ワイン部門のレストラン評論家たちは、夜な夜なベイエリアを徘徊し、
気になるレストランをチェックしている。もちろん正体は秘密★
そして、そのレストランが紙面掲載に足ると判断すると、ハイご紹介〜♪と相成る次第。

ブレイクの同僚Bが、カストロ(Castro)に4日前にオープンしたばかりのレストラン「CRAVE」に
行くというのだが、近くなので私も同行させてくれる事になった。覆面、アンダーカバー…
スリリングな状況に、何となく探偵にでもなった気分で、ワクワクしながら話に乗った。

まず、面や番号がわれていない私が、予約の電話。午後4時…誰も出ない。
時間が早いし、誰もいなくてもしょうがない。コールバックしてくれとメッセージを残す。
待つ事1時間半。返事はない・・・。夕方5時半といえば、そろそろ誰かしらお店に出ているはず。
早い所では、お客さんを入れる店だってある。痺れを切らした私は受話器を手にした。

応対したのはノリのいい男の子。予約は問題なく出来た。…が、残したメッセージに対しては、「僕は今来たばかりで、わかんないわ〜」と軽くかわされてしまった。
受付がしっかりしているお店では、予約に対する連絡はもっときちんと・・・。イヤイヤ、まだ
オープンしたばかり、忙しいんだよね、と気を取り直す。それに予約が取れたんだから善哉だ。

午後8時、Market@Castro通りでお店を探す。すぐ見つかった。とてもいい立地条件。
看板もおしゃれ。内装もおしゃれ。カストロはゲイの人たちが住む街として有名だけれど
新らし物好きの彼らで、店内は早くもいっぱいだった。
クールで美味しい?期待が高まる・・・ 

やや大きすぎるGDM音楽の中、早速、飲み物と料理数品を注文。タパス形式で、一皿$9前後の小皿をシェアして食べるスタイル。ワインはグラスのみ、それも置いてあるのは安くて美味しいとは言えないワインばかり。まぁ、この店はカクテルがメインのようなので、カクテルを頼むことに。
・・・4種類中、飲めたのは、2種類。あとの2種類は
好みもあるし、たまたまハズレだったんだよね。と気を取り直して料理に手を伸ばした。

〜以下料理詳細〜
カクテルサラダ:カクテルグラスに盛られた申し訳程度の葉っぱ。ドレッシングはオリーブオイルのみ?味が無い。野菜の味が自慢の、獲れたて無農薬野菜でもないようだし・・・。
枝豆:半ナマ。おまけに上からオイスターソースがかけてある!手が汚れて食べにくい〜。
BBQリブ:火が通り過ぎ・・・。
ピザ:一口かじって冷たかった(!)ので、冷たいと言ったら、電子レンジで暖めなおしたのが出てきた!(かじった歯型もそのまま・・・。)再度文句を言ったら、新しいのが出てきたけれど、生地が水っぽくてベタベタ。これもレンジでチン!であることはバレバレ。
極めつけはローストチキン(ハーフ):表面は熱々。でも中身は冷蔵庫の冷たさ・・・。
またまたレンジでチン?オーブンが壊れたの?それともレンジ使用が店の「料理」スタイル?
あきれた私たちは、お腹をすかせたまま、冷たい夜風の中、店を後にしたのでした。

サンフランシスコで最悪のご飯体験。
でも、逆にここまで「全皿」ひどい店を探すのは、至難の業かも。
素人の私に、これだけ酷く写ったのだから、専門家Bの眼にはどのように見えたことやら?
笑える&忘れがたい、初めての覆面レストラン経験となりました☆
クリックすると元のサイズで表示します  Merry Edwards 2004 Pinot Noir その後、口直しに寄った、レストラン
2223@Market。美味しいワインと、ちゃんとした料理に、ようやくホット一息つけたのでした

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2006/6/11

「黄金のワインを求めて…」 ダシール・ハメットの幽霊2  目にとまったワイン話

〜ハードボイルドなバーゲンワイン記事。昨日の続きです。お楽しみください♪〜

グレイは、音もなく店に入ってきた痩せた男に気づいたが、敢えて、店主の話を聞くフリをした。
2001 Bodegas Montecillo Crianza Riojaなんてどうです?成熟した風味で値段は$9です。」
と、店主はワインで紫に染まった歯を軋(きし)らせながらしゃべり続ける。

「スペインの女友達さんも、恐らくこの2000 Vina Vermeta Reseva のオレンジ皮風味は、
気に入るに違いありませんよ、それか、こっちの大地とスパイス風味が効いた
2004 Cermeno Toro Tintoなんて如何です?見て下さい、すごい濃色でしょう…」。

そう話しながら、店主はカウンターから身を乗り出すと、グレイの耳にささやいた。
「お望みならば、これで(黄金の)彫像を黒く染める事ができますよ。もしお望みならね…」。

「なぜ俺の女友達がスペイン人だと思ったんだい?」店主に話しかけながらも、グレイは素早く
痩せた男に視線を走らせた。男は茶色のコートの下に、大きな何かを隠しているようだ。

グレイはポケットに忍ばせてある銃を探った。…が、空だ!思わず呪いの言葉が口を突く。

痩せた男は、クランベリーとバニラ風味の2004 Red Truck California Red Wineが積んである
棚の後ろを回り、じりじりと背後に近づいてきた。グレイは男との距離を取りつつ、
2004 Marenco Pirona Piemonte Barberaを指差して「これはどうだい?」と店主に聞いた。
戸惑った表情で「シンプルですが、ピザにぴったりのイタリアワインです」と答える店主。

と、その刹那、痩せた男が目の前に飛び出して来た。
「いいものをみせてやる!」と、高笑いしながらトレンチコートの前を開く。

瞬間、側にあった2002 Jewel Collection California Petite Sirahをつかんだグレイは、
痩せた男の頭めがけて、ボトルを振り下ろした。

短刀のように鋭く光るグレイの眼。
痩せた男は唇を動かしたが、言葉は出てこなかった。

もう一度ボトルを振り下ろすと、粉々に砕け散ったガラスとともに、男は崩れ落ち、ワインが
床一面に広がった。あたりにブラックベリーと生肉の香りが立ち込める。
グレイには味見をせずとも、それが持つベリーと大地の風味を感じ取ることが出来た。

あわてて駆けつけた店主が「暴力は止めてください。これは家族向け新聞ですよ」と懇願する。

「男が抱えていた箱の中身は何だ。それこそDingus(黄金のワイン)か?」とグレイ。
店主が意識を失った男の手からもぎ取った箱をあけると、そこに入っていたのは…
果たしてマグナムであった。

「ワインですよ。マグナム・ワインです。2004 Herys Stamp of Australia Shiraz
$18で普通のワイン4本分のマグナムです。ブラック・カーラント風味でお買い得品ですが、
お探しのDingusじゃありません。これの為に、あんた、この人をのしちまったんですか?」

「そうか、残念だが$18は持ってないな。男には悪い事をしたようだ。」
そう言うと、グレイは店を後にした…。                    〜The End 〜

和訳が拙くてすみません。英文はもっとウィットに富んで、面白いので読んでみて下さい♪
Dashiell Hammett's ghost possesses good values by W. Blake Gray


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