2006/11/30

バーゲンワインの宴 〜第三部〜  目にとまったワイン話

One Ring to rule them all, One Ring to fine them,
One Ring to bring them all and in the darkness bind them


バーゲン・ワイン物語 〜第三部〜

その時、館の主の一族が、セラーに下りて来ました。
それまでくつろぎ、剣を床に置いていた者たちは全員、飛び上がり、威儀を正しました。

「これはこれは、皆様方、もうお知り合いになられたらしい」と、
笑いながら入ってきたのは、バローロの息子、ブルネーロです。
「この部屋はワインであふれているというのに、食べ物が足りぬようですね」

その声と共に、召使達が、不思議なパンを持って部屋に入ってきました。
トマトソースが層になって重なり、一番上には溶けたチーズがのっています。

ピピンは一切れ口に入れた途端「何て美味しいんだ!これは何という食べ物だろう?」と
叫びました。

「ここ最古の地では、ピザと呼ばれています。上で開かれているエルロンドの会議のために
用意したのですが、話が尽きぬゆえ、こちらにお持ちした次第です」と、ブルネーロ。

食べ物を前にして、あっという間に、お祭りさわぎが始まりました。
ピピンはテーブルの上に跳び乗って、聖杯を刀でチリンチリンと鳴らしました。

「やあ、実は、ぼくはトゥック村でできた、シンプルな赤ワインを持ってきたのです。
秘密にしようと思ってたんだけど、こんなご馳走をまえにしちゃあね」と、
とっておきの1本を開けました。

そのワインを口にしたものは皆、彼に同意することしきり。
そのワインはストロベリーとトーストの風味があり、ピザにみごとに共鳴したのです。

「今までぼくらは、只単にこれをトゥックのトーストと呼んでいたのだけど、会議に敬意を表して、
今日からはNV Pizza Red Australia Red Wine ($8) と呼ぶことにしよう」
そうピピンが宣言すると、皆はホビットの若者のために次々と乾杯したのでした。

お祭りさわぎは、やがて歌へと移るのですが、ご存知のように、皆さん、
詩の部分は読み飛ばしますよね? なので、この辺で幕といたしましょう。

クリックすると元のサイズで表示します アラン・リーの挿絵より 石になっちゃったトロル☆

長い間お付き合いくださいまして、ありがとうございました♪
辞書を引くたびに、古語、とか、昔の言葉・・・なんて、注釈が山のように出てきました。
新聞半面の原稿で、こんなに辞書を引きまくってたら、原作を読み通すのは至難の業かも・・・☆

脳みそが日本語仕様になっているので、英文を読んでも、なかなか感情移入ができなくて(TT)
やっぱ、小さいうちから英語の絵本とかに慣れていたら、もう少し違ったのかなぁ?

大人になってから外国語を習った人は、母国語とは違う部分の脳が使われているようですが
時々、自分の脳みその活性化状態を画面で見てみたいなぁ・・・なんて思っちゃいます☆
(どこも活性化してなかったら、どうしよう・・・ゾンビ・ゴマだ〜〜〜☆)
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2006/11/29

バーゲン・ワインの宴 〜第二部〜  目にとまったワイン話

エルロンドの会議の裏で、何が行なわれていたのか!? 今、暴かれる真実♪

バーゲン・ワイン物語 〜第二部〜

「どなたか、ジンファンデルを飲んだ事がありますか?ぼくの故郷では、中つ国に初めてもたらされた葡萄だというので、伝説のワインなんです」と、ピピンは聞きました。

「お若い方、いいものを選ばれた」と、それに答えたのは、エルフのような笑い顔をした
背の高い人でした。「多くの偉大なる葡萄の名は、ヌメノールから伝えられました。
しかし、ジンファンデルは忍耐の時を、強いられてきたのです」

「私はジョエル、ピーターのサン(息子)。これまで幾つもの年月を研究にささげてきましたが、
この葡萄は、未だに、新たなる驚きをもって、私に喜びをもたらしてくれるのです。」

そういいながら、彼は2003 R&B Cellars California Zinfandel ($10) をピピンのグラスに注ぎ、
自分でも一口すすると、「何と素晴らしい!甘く成熟した果実味。黒胡椒を散らした、
新鮮なブラックベリーが、私を包んでくれるようだ」と、感嘆しました。

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「貴殿はこちらも、お好きかもしれませんな」と、次にジョエルが紹介したのは、
2005 McManis Family Vineyards California Zinfandel ($10) でした。
「これはブラックベリー・タルトの風味が特出しており、バニラ・オークの味が添っています」

その時ピピンが「これは?」と手にしたのは、2003 Bocce California Zinfandel ($10) でした。
一口すすった途端、考え深げな顔になったピピンが「まるで違う葡萄から出来たみたいだ。
これは赤系のフルーツ風味で、強いラズベリー味、そして、ほんのり甘味さえありますね」と、
聞くと、ジョエルは「ジンファンデルは赤系にも、黒系のフルーツ風味にもなり得ます。
いたずら好きの葡萄でね、正体を知ったと思った途端、その姿を変えてしまうのですよ」と
さとすのでした。

二人の会話を聞いていた、長い髭のドワーフ小人は「古代の味をお探しかな。
偉大なるモリアの洞窟のように不変のワインを?
それならば、2004 Bogle Vineyards California Petitte Sirah ($11) を飲んでみなされ。
我らは、それを、クラークスバーグから運ばせて、6代にわたって愛用しとりますが、
屈強、シンプル、率直なヤツです」と勧めました。

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すると突然、緑がかかった黒ずんだ木の皮の類を体にまとい、葡萄の根のように節くれだった
エントの老人が、2005 Elsa Blanchi Argentina Malbec ($9) を前に押し出してこう言います。

「ふむふむ、喧騒から離れて賢い人は山に住んでおる。賢い人はマルベックを好む。
アルゼンチンの山中に育つ葡萄じゃて。ビッグ・ボディ、ビッグ・タンニン。
野蛮な人間は獣を食すが、血の滴る肉を食べた後の舌を、洗い流してくれるのじゃ。」

ピピンは一瞬、この老人のワインを口にするのをためらいました。
しかし、既に数々の冒険を経てきた後です。目を閉じると、思い切って飲んでみました。

「あれ?飲みやすいね。夏のプラムの味だ。でも同時に、長い冬の間に凍えた骨を
暖めてくれそうだな」そのピピンの言葉をきいた途端、野蛮人が喜びの喚声と共に、
2003 Ironstone vineyards California Cabernet Franc ($10) のボトルを振り上げました。

刹那、ぴしゃりと、鋭い手首への一撃とともに、振り上げた手が空中で止められました。

「この酒は野蛮人の為にあるのではない。」
そう語る声には、ある悲しみが混じっています。

「その味は、それが経てきた年月よりも古いが、時間と共に、ブラックチェリーの風味、
そしてオレンジ・ピール、皮の風味が立ちのぼってくる。
これは、多くの金貨をその身に持たぬが、古き日を懐かしむ、我ら旅人の為のワインだ」

現れたのは、それまでひっそりと陰に隠れていた馳夫(はせお)の一族でした・・・。

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2回に分けようと思ったら、長すぎて3回になってしまいました。(汗)
訳が拙いと、時間がたったバブリーみたいな感じですねぇ。(大汗)
でも、始めちゃったので、あと一回だけお付き合い下さいませ(^^;)☆

月2回、クロニクル新聞に掲載されるバーゲンワインのコーナー。
$10以下のお勧めワインを10本ご紹介〜♪なのですが、いかに面白く書くか。
Blakeは毎回頭をひねって四苦八苦してます。
トールキン版を書く為に、指輪物語を買ってきて、再び読破。
(昔から、既に何回も読んでいるそうですが)研究に余念がありませんでした。


BTW、王様になる前、馳夫さん時代のアラゴルンに惹かれて、読み進めた「指輪物語」。
でも、一緒にいて楽しいのは誰かなぁ?なんてレベルで考えたら
サムなんかいいんじゃない?と思ってしまいます。
(ご飯作ってくれるし、ダウンしたフロドと指輪を運んだのは彼だし☆)
皆さんのお好きなキャラはどなたですか?


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アラン・リーの挿絵より オークにさらわれたピピンとメアリ
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2006/11/28

バーゲン・ワインの宴 〜第一部〜  目にとまったワイン話

一つの指輪は、すべてを統べ、
一つの指輪は、すべてを見つけ、
一つの指輪は、すべてを捕えて、
 くらやみのなかにつなぎとめる。


ご存知、指輪物語の舞台、中つ国。そこに住むのは、
心ゆくまで、笑って、食べて、飲むのが大好きなホビット族。
今日は、いたずら好きのホビット、ピピンが見た、
エルロンドの館で繰り広げられた、バーゲン・ワインの宴をご紹介しましょう。

バーゲン・ワイン物語 〜第一部〜

ある爽やかな朝、目覚めたピピンは、裂け谷が活気に満ちているのを発見しました。
これからエルロンドの会議が開かれようとしていたのです。

若いホビットは、二人の大きな人の後について、エルロンドの館のポーチに向かう途中、
反対側から来た、エルフらしい召使に、行く手を止められました。

「お待ち下さい、ペレグリンの若旦那。
これから始まる会議では、話、遠い昔にまで及びましょう。
2度目の朝食の時間を過ぎても、終わらないかもしれません。
今のうちに軽いお食事を如何ですか?」

そう聞くと、食いしん坊のピピンは、あわてて召使の後ろについていきました。
しかし、とてもエルフのように軽快には歩けません。
目的地にたどり着いた時には、顔が真っ赤になっていました。

着いた所は、ワインセラー。目の前には不思議な光景が広がっていました。

そこに集まっていたのは、旅の中間達の従者達で、それぞれの館の衣装をまとっています。
背の高い、気品のある立派な顔立ちをした人、
偉そうなヒゲをした厳格なドワーフ小人、
緑と茶色の服をつけた風変わりなエルフ。
彼らは大きな木のテーブルを囲んでおり、その上にはワインボトルが何本も並んでいました。

「これは私達の種族が、陽の入りを祝う為のワインです」と説明したのは、
レゴランドの息子、レゴラムでした。
人間とドワーフのグラスにNV Korbel California Brut Rose ($11) を注ぎます。
「しかし、陽の入りは、ミークウッドでも毎日ありますぞ」と、ドワーフが不平そうに言うと、
「それでは、毎日お祝いできますね」と、音楽のように笑います。
「この様な暗い時代に、喜びを軽々しく扱うべきではありません。乾杯しましょう、ホビットに!」

ピピンがあわててグラスをつかむと、何と美しく、ワインが煌(きら)めいた事でしょう!
それは薄いピンク色で、泡は口の中でなんとも言えず、心地よくはじけるのでした。

「イチゴと焼きたてパンの味がするな。それでいて爽やかな甘さですね」と、言いながら
ピピンはあっという間に、グラスを空にしてしまいました。
彼が、すかさず「お代わりは、ありますか?」と聞くと、一同は一斉に笑い出し
その笑い声は、エルロンドの館のセラーに、賑々しく響くのでした。

次に「私はアルパー、アルマーの息子。ゴンドールの人間です」と自分を紹介したのは、
気品のある立派な身なりをした人で、
2005 Bonny Doon Vineyard California Vin Gris de Cigare ($12)を手にしていました。

「私はこれを南から持ってきました。偉大なお方のテーブルを飾るには、少々役不足かも
しれませんが、日々の労働をする者達には、良いワインです。
アルコール度が13%しかないので、野采料理や鳥料理に合いますし、
ストロベリーとハーブの味でミッド・テイストに少々の胡椒が感じられます。
色はピンクですが、ローハンの赤ワインをつまらなく見せる程の風味を持つといえましょう」

すると「今、ローハンについて語られましたね。」と、ゆらりと男が立ち上がりました。
「私が今日お持ちした葡萄は、ローハンの生まれです。故郷から離して何年にもなりますが、
2004 Ledgewood Creek Picnique Suisun Valley Rhone Blend ($10)
ブラックベリー・タルト、熟れた果実の風味、それに森で採れたバニラの味もします。」
その男は、背が高く、色が黒く、しかし威厳に満ちた容貌をしていました・・・。

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大好きな本の表紙から♪ (すみませんが、長いので、続きはまた明日〜♪)

ここの所、喉のガラガラを直す為に、のど飴が離せません(TT)
結果、舌の突起がボロボロ・・・。味覚もヘッタクレも無い状態〜〜〜。
そこで、Blakeのバーゲン・ワインの記事を訳してみました。
英文で楽しまれたい方は、こちらをどうぞ♪

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2006/11/26

風邪と大地  生活雑記

日本でちょっと張り切りすぎて、風邪をひいて帰ってきました。
そんな訳で、ブログも更新できず、ごめんなさい☆

風邪でベッドに縛り付けられて、只一点いいことは、読書の時間が出来る事♪
これ幸いと、持ち帰ったパール・バックの「大地」にはまってます。

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皆さんのお気に入りの一冊は何ですか?
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2006/11/1

どんぐりコロコロ♪  生活雑記

秋ですね♪
あまり四季を感じないサンフランシスコでも、ここ2、3日寒い日が続いています。

先週末の日曜日、どんよりした曇り空を見て、南下を決意。
サンノゼの近くまでドライブして、4時間ほどのハイキングをしてきました。

Hotel Trailという名前のハイキング道。
ホテルが近くにあるのかなぁ・・・と思ったのですが、山の中の牧場といった感じの風景。
(名前の由来は未だに謎です・・・)

まぁ、ありふれたハイキングでしたが、お天気はピーカンでした♪

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途中でどんぐりを拾いました。

ちょっと雲隠れする予定なので、3週間ほどご無沙汰になってしまいますが、
サンクスギビング頃には復活しま〜〜〜す♪

みなさま、素敵な秋を満喫して下さいませ☆

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ちょっと斜めから♪
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