駅前で昼特の六甲道〜天王寺往復を買って7:14の快速で出発。
天王寺の駅構内で立ち食いうどんを食べる。
うどんは讃岐が一番やけど、大阪の腰のないうどんも結構好きだったりする。
あべの橋8:20発の近鉄急行で橿原神宮前へ。9:00駅前で「
てくてくまっぷ飛鳥コースA」を貰って、歩き出す。
孝元天皇陵のある剣池、和田池を越え、豊浦寺跡(向原寺)へ。

向原寺
蘇我氏の家だった場所で、蘇我稲目が日本で最初に仏像を安置したと伝えられている。
しかし、その後疫病が流行り、物部氏に焼きはらわれてしまう。
仏像は側にある、難波池に捨てられた。

難波池
甘樫の丘へ登る。
万葉集に詠まれている植物を、その句とともに見ることができるように工夫がされていたのには感心した。
展望台からは大和三山を始め、明日香の村が見渡せる。
ここはかつて蘇我氏が屋形を建てた場所と言われている。

甘樫の丘から、飛鳥寺方面を望む
飛鳥川を渡り、日本最古の時計、水落遺跡へ。
660年中大兄皇子が作らせた、日本最古の水時計の跡。

1981年に発掘された、水落遺跡
飛鳥坐神社に詣り。
飛鳥大仏のある飛鳥寺へ。
飛鳥寺は588年蘇我馬子が創立した日本最古の寺。
しかも今年は日本最古の飛鳥大仏の開眼1400年にあたる。
1400年前の開眼式典には、推古天皇を始め、馬子、聖徳太子も参列したのだろう。
この寺には馬子の孫に当たる、入鹿の首塚もある。

飛鳥寺
少し南へ降ると、酒船石遺跡がある。
小判型石造物、亀型石造物などが発掘されているが、何に使われたかは定かではない。斉明天皇の「両槻宮(ふたつきのみや)」ではないかといわれている。
いずれにせよ、祭祀空間であることは間違いないようだ。

小判型石造物、亀型石造物
この遺跡の傍の、
万葉文化館に入る。
日本画展をやっていたが、今日の気分ではないので素通り。
常設展を見る。
人形劇で額田王の物語をやっていた。
丁度、本を読んでるところだったので、興味深く見せてもらった。
日本最古の貨幣、富本銭(683年)の鋳造場が保存されている。
(僕らが習った時は、和同開珎(708年)が日本最古の貨幣だった)
館内にはボランティアの人がたくさんいて、いろいろと解説をしてくれる。
少し南には板葺宮の跡。

板葺宮跡から甘樫の丘を望む
ここは中大兄皇子と中臣鎌足によって、入鹿が暗殺された場所でもある。(大化の改新)
東に向かう。
聖徳太子の生まれた、橘寺に行く。

橘寺
橘寺の北側にある、巨大な川原田寺の跡を歩く。

川原田寺の跡
亀石、菖蒲池古墳、八咫烏大明神、丸山古墳を経て岡寺駅前に着いたのが、14:00少し前。
丁度、到着した急行で阿倍野へ戻る。
300分の古都、飛鳥散策だった。
次回は、岡寺、石舞台を散策したい。

0