仕事が詰まっていて全然記事を書いていなかったのにカウンターがごんごん回っていて,もう1900を超えてしまっていた.すみませんねぇ,わざわざ来ていただいていたのに申し訳ないが,夏場はネタがないんだよな.いつもないけど.....フラメンコダンサーとかマゼンタとか見たことネェしなぁ.あ,破れ傘は好みじゃないからパスね.
さて,昔々,わしが幼少の頃に流通していた外産のゴールデンレッドテールタキシードは尾びれが明るい赤なのに背びれが白かった.ボディの下半身タキシードカラーと上半身黄化体色とあわせて実にカラフルであり,幅の広いひらひらの白背びれは印象的であった.それから,今はどうだか知らないが,昔のネオンタキシードを繁殖させたときに半分ほど出てくるレッドテールタキシードの背びれも白っぽかった.で,その追憶がそうさせるのか,私も含めて赤タキの白背びれを「いいねぇ」と評価する人は結構いるようだ.いやー,懐かしいですねぇ....というわけだ.
しかし,ぐっと引いて現実的・客観的に考えると,背びれと尾びれは同系色・類似模様で調和するのが筋だろう.紙と鉛筆を持ってきて,魚のボデイの形を書いて,上と後にヒレを書く....当然,ヒレおよびボディを全て同系色とするか,あるいは,ヒレはボディと対照的な色彩・模様で統一する,というところに規則正しい美しさを見出すのが「常識的」な感覚であろう.
というわけで,白い尾びれを懐古しつつ,矛盾を抱えたまま,現実には尾びれと同じ背びれがつくようにお祈りすることとなる.
ところが,背びれを仕上げるというのはなかなか難しい.まず,ノンカラード系のYに背びれが透明にヌケる形質がリンクしていることを極めて頻繁に見かける.ジャパンブルー等の一部のショートテール系は,Xリンクで色と模様を用意しておかないと,すぐにダメ背びれになる.で,頑張って色をつけても,尾びれと合わないこともある.全く困ったことだ.
以下の写真はY-スネークスキン・X-レース・トップソードで,Xリンクのレースが薄いエンジ色で入るタイプである.Xレースがなくてもたぶんヒレにはウニョウニョ模様が入るんだろうけど,薄色ディープレッド・レースで模様ができている.だが,この色が背びれには結構乗ってくれるのだが,尾びれにつかなくてねぇ.背びれだけ濃くなっても尾びれとの統一感がなければボツで大部屋行きである:
したがって,薄めの低レベルのところで色あわせをして残すことになってしまう.それでも微妙に合わない....:
で,結局これだったらむしろ,ボディとヒレをメタリックグリーンで統一した全身ウニョウニョのほうがスマートで良いよね.ということになって,結局全部大部屋行きとなる.
背びれ....縛りがキツイよねぇ.

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